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LOVE UNITED


〜 第15回 〜 2009.07.12 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Cat Stevens 「 Morning Has Broken 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ Peter Cetera 「 Stay With Me 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、1972年のヒット曲。キャット・スティーブンス で、「雨にぬれた朝 〜モーニング・ハズ・ブロークン」。

 新しい一日が始まる朝、ゆっくりと太陽が昇り、朝露に濡れた、花や、草を眺めているとなんだか清々しい気持ちになりますよね。

 夏の朝こんな気持ちの、朝を迎えられるように、ちょっと早起きしてみるのも、いいかもしれませんよ。

 そして今お送りしているのは、1987年の映画、「竹取物語」の主題歌として ピーター・セテラ が歌った、「ステイ・ウィズ・ミー」。

 この曲は、AORの重鎮、ボビー・コールドウェル(Bobby Caldwell) の書き下ろしの曲だけに、大人のラヴ・バラードに仕上がっています。

 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、アイルランド出身のアーティスト、ローラ・イジボア で、「シャイン」。




♪ Laura Izibor 「 Shine 」




 お送りしたのは ローラ・イジボア で、ファースト・シングル、「シャイン」。

 先月リリースされましたデビュー・アルバムには、4年という時間をかけてじっくり、自分と、音楽を成長させてきた彼女。

 「さぁ! 太陽の光をいっぱいに受けて、人生を無駄にしないで、今がそのときよ! その輝きを、あなたのものにするのよ!」

 今の時代、うつむき加減になりそうな私たちの背中を、優しく押してくれる、そんな曲を、届けて、くれました。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、くるり です。

 先月8枚目のアルバム、「魂のゆくえ」をリリースしたばかりの くるり。それでは、偉人 くるり の残した、愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。

 まずは、この LOVE SONG。




♪ くるり 「 ロックンロール 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週ピック・アップするのは、くるり です。

 京都の大学、立命館大学の音楽サークルのメンバー3人によって、結成された くるり。

 アマチュア・バンドのコンテストで、賞金の10万円を獲得するために結成し、見事、その賞金を、手にします。

 そんなデビュー当時から、ボーカルの岸田繁さんの絶妙な感覚で綴られた日常の風景が、若者の心を捉えていきました。

 デビュー当時は、トリオとして出発した くるり ですが、時代のサウンドを次々と取り入れ、素直にチャレンジしていくその音楽性がゆえに、メンバーの構成を次々と、変化させていきます。

 「そのときのベストを尽くす」。ボーカルの岸田さんが語るように、全てのアルバムに、彼らの、そのときそのときの瞬間がたっぷり詰まっている、そんなサウンドには、若者の揺れ動く心の一瞬を切り取ったような、どこか、甘酸っぱい気持ちを含み、さらには、今にも消えてなくなりそうな、儚さまでも、兼ね備えています。

 彼らの、音楽にまつわる想い出をコンパイルした本、「思い出くるりん」で、岸田さんはさらに、こう語っています。

 「何かをキャッチすることって、やっぱりすごいんだぜ? 何かをキャッチしないと、曲はつくれない。そして、曲をハートでキャッチしないと、音楽を聴いていても意味がない」。

 「俺らがな〜んてことないきっかけで、な〜んてことないテーマを楽曲にしたその瞬間は、明らかに、超ファイン・プレーのダイビング・キャッチをしたわけだ!」。

 「そして、くるり を愛してくれている人たちも、な〜んてことないきっかけで、な〜んてことない生活の中で、くるり の楽曲をダイビング・キャッチしてくれたわけだ!」。

 何気ない生活の中で、何かをダイビング・キャッチする。そして、ボーカル・岸田さんらしい言葉で綴られたその瞬間は、眩しい青空の写真のように、私たちを魅了していくのです。




♪ くるり 「 ばらの花 」




 海外のミュージシャンからの評価も高い くるり。「そのときのベストを尽くす」。この言葉の通り、彼らは、日本だけにとどまらず、ロンドン、ニューヨーク、パリ、そしてウィーンなど、世界各地でレコーディングをしてきました。

 音楽への探求心の赴くまま、サウンドを変え、そのときに出逢った世界のミュージシャンと、音の化学変化を起こしながら成長してきた彼らは、先月、8枚目となるアルバム、「魂のゆくえ」をリリースしました。

 今までの曲づくりとは違い、メロディーと共に、歌詞も出てきたそうです。これまでは、そのときの目指す音の鳴り方や、方向性があったそうですけれど。

 今回は、自分の気持ちをそのまま歌ったものが多く、この10年で、身についてしまった様々な欲や、責任を引き剥がし、むき出しの くるり をそのまま閉じ込めてある。そんなアルバムに仕上がっているそうです。

 「音楽は最高だ!」。そう語る岸田さんは、アルバム「魂のゆくえ」をつくり、改めて、「伝えたい気持ちは曲にしていこう!」と思い、ブログなどの更新をストップ。

 今回のアルバムのタイトル曲でもある、「魂のゆくえ」で、彼はこう歌っています。

 「輝かしい未来は 胸の中で咲く花のよう そこで揺れたものは 魂のゆくえと呼ばないか」。

 眩しい未来は、一人ひとりの中にある。辛いことや悲しいことがたくさんある世の中で、一人ひとりが、希望を失わない限り、輝かしい未来は、目の前にある。

 ギリギリまで追い込まれたからこそ、見つかった眩しいほどの未来。裸になること、素直になることを恥じることなく、希望を持つ。

 まるで、そんなふうに語りかけてくれている、くるり が、ここにいます。




♪ くるり 「 魂のゆくえ 」




 お送りしたのは、くるり の最新アルバムから、タイトル曲でもある、「魂のゆくえ」でした。

 「毎日の生活の中で、最高な瞬間は数多いけれど、断トツで最高のものはひとつだけ。新曲つくって、スタジオに持ってって、メンバーと一緒に合わせて、音楽が産声を上げる。あの瞬間にかなうものには、未だに出逢ったことがない。あの瞬間のために、生きている気がする」。

 そう語る くるり は、まさに、音楽人と呼ぶにふさわしい、アーティストなのではないでしょうか。

 「まるで呼吸するかのように、今まで曲を書いてきた。これからも、息が続く限り、曲を書き続けるだろう。あと、何曲かけるかな」。

 全国12か所を回るライブ・ツアーも残すところ、17日の、沖縄公演だけ。今日もどこかで、曲を書いているのかもしれませんね。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、くるり をピック・アップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




かつて私は、世界の全てを決めていた。
私のひと言で、海をも動かした。

しかし今では、私の民で埋め尽くした通りも、
塵が積もり、私一人の足跡が残るだけ。

かつては私の気まぐれで世界が動いていた。
そして、世界が私のために歌っていると思ったあのとき、
民衆は、「老いた王は死んだ!」
「新しい王よ! 万歳!」と歌っていた。

そう、世界を私のものにする鍵を手に入れたと思った瞬間、
実は、閉じ込められていたのだ。

そう、私は初めてそこで気がついた。
私の城は、塩の柱と、砂の柱でできていると。

邪悪で荒々しい風が、扉を破壊し、私を迎え入れてくれた。
窓は粉々に砕け散り、ドラムの音が鳴り響いていた。

今のこの惨めな姿を、誰が信じるだろうか。
変革を求めている者たちは、
銀のトレーに乗った、私の首を待ちわびている。
そう、操り人形のように、寂しく吊り下げられるのだ。

こんな王に、誰がなりたがる?

しかし、私は最期に叫ぶのだ。
人生、万歳!




♪ Coldplay 「 Viva la Vida 」




 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしたのは、コールドプレイ で、「ビバ・ラ・ビダ 〜美しき生命」。

 奥深い歌詞に、広い世界観を漂わせるサウンドが人気の コールドプレイ。

 この曲も、聖書や、世界の歴史からのエピソードがふんだんに盛り込まれ、聴く者一人ひとりによって、解釈が変わる、そんな曲の代表ともいえるようです。

 日本語のタイトルとして、「美しき生命」とついていますが、「Viva La Vida」とは、スペイン語で、「生命よ永遠なれ」、もしくは、「人生万歳!」と訳されることが多いようです。

 前作「エックス・アンド・ワイ(X&Y)」で、燃え尽きる寸前までいってしまったという彼らが新しい境地として放ったニュー・シングル。

 「私たちが生きている時代はとても難しいから、意気消沈しちゃうのは簡単だけど、どんなに落ち込むことがあっても決して諦めるな! 決して、打ちのめされたりするな!」。

 この曲には、そんな想いが込められています。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、コールドプレイ の、「ビバ・ラ・ビダ」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ Utada 「 This One (Crying Like A Child) 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 宇多田ヒカルさんが放った、海外リリース第2弾アルバム、「ディス・イズ・ザ・ワン(This Is The One)」から、「ディス・ワン 〜クライング・ライク・ア・チャイルド」。

 「Utada」として、世界デビューを果たして、早4年半。早いですね。

 今回のアルバムはより自由でより自信に満ちたアルバムとなり、アメリカのR&Bシーンでも充分に通用する実力を見せつけてくれました。

 この曲も、そんな彼女だからこそ、描ける世界となっています。

 副題についている「クライング・ライク・ア・チャイルド」とあるように、自立した女性なのに、「あなたのことを考えると、子供のように泣いてばかり」。

 そんな、素直に、告白されたら、男性は、もう胸がキュンとしてしまうのではないでしょうか。


 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 リクエストを採用させていただいた方には、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。

 素敵な音楽の世界を、充分に、存分に楽しんでください。みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、あなたから届いたメッセージをご紹介しましょう。東京都、「クーキー」さん。27歳・会社員の女性の方からです。

 「いつもラジオ楽しみに聴かせていただいています。美樹さんのナチュラルな声がとても好きです。」

 ありがとうございます♪

 「これからも素敵な番組を届けてください。当時高校生だった私は、この曲の美しさに惹かれて、当時毎日のように聴いていました。今でも一番大好きな曲です。このストレートで、強い愛を感じる曲を聴きながら、いつかこんなふうに想える恋人ができたらいいな〜 なんて思っていました。そして今、大好きな、大切な、これからもずっと一緒にいたい、彼が、まさに、この曲を伝えたいな〜と思う人です。恥ずかしくてなかなか伝えられないけど、この曲に乗せてなら、伝えられるかな〜と思います。」

 という、メールをいただきました。

 今日この番組一緒に聴いてくださっているといいですね。

 それではご紹介しましょう。ブライアン・マックナイト で、「バック・アット・ワン」。




♪ Brian McKnight 「 Back at One 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都の「クーキー」さんからのリクエスト。ブライアン・マックナイト で、「バック・アット・ワン」でした。

 「クーキー」さんにはミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますよ♪





(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ Samantha James 「 Rain 」




 サマンサ・ジェームス で、「レイン」、聴いていただきました。

 雨の時季もね、逆に、しっとりしたこの空気の中で、「あっ、こんな曲聴きたかったのよね」みたいなそんな、この季節だから似合う曲たちってあると思うんですけども。

 「はっ、今のうちにかけなきゃ!」と思って、慌てて今日引っ張ってきて、(笑) かけさせていただきました。

 すごくね、雨垂れがキラキラしているみたいな気がして、大好きな曲です。いかがでしたでしょうか。

 さて、そろそろお別れの時間です。今夜は、いかがでしたでしょうか。

 7月に、入りまして。もうあっという間に、「もうすぐ夏休み?」という感じで。(笑) 私も、ちょっと、慌てた気分になってしまっているんですが。

 こないだ、4月が始まって、小学生の母になったばかりなのに、もう夏休みに突入してしまうという感じがね、とても、(笑) 本当に、私の、毎日の慌しさを物語っているような気がしますけれども。

 でも、この春から、この夏にかけての、3か月、の間で本当にたくさんの、楽しいこと、新しく感じたこと、いろんなことが私の中で、少しずつ、育まれています。

 そんなことが、また自分の音楽にもね、そしていろんなところで、みなさんへの想いにも、つながっていくといいな〜なんて思っています。

 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集めて、その世界を旅しながら、みなさんと、幸せな時間を共有できる1時間をつくりたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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