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宇宙の中で、とても小さな愛。 愛 私を包む、母なる地球への愛。 愛 親から子へ、未来へつながる愛。 愛 自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。 この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。 LOVE SONG (タイトルコール) DUNLOP presents... LOVE UNITED その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし、今井美樹がご案内いたします。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。 DUNLOP presents LOVE UNITED DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。 今日の1曲目にお送りしたのは、1986年、ラジオからの大ヒットとなった、アニタ・ベイカー で、「スウィート・ラヴ」。 そして、今お送りしているのは、アンジー・ストーン のアルバム、「マホガニー・ソウル(Mahogany Soul)」から、カルバン(Calvin) とのデュエットで、「モア・ザン・ア・ウーマン」。 タイトル通り、「君は、僕にとって女性以上の存在だよ」と歌ったプロポーズ・ソングです。 「君は、僕のハートの鼓動のようだ。空で、ダイヤのように輝いている。母親のような、妹のような、恋人のような。君の代わりはいないよ」。 こんなふうにプロポーズされたら、彼女の瞳はもうトロリと、溶けてしまうかもしれませんよね。 それにしても「女性以上の女性」って?なんて思ったんですけども、要するに、女として、そういう対象で見ているっていうのではなく、人間として、尊敬に値するというか尊い存在であるっていう、ことなのかな〜って思ってます。 そんなふうにねぇ、言って、もらえるなんていうのは、やっぱり、女性にとってというかね、素晴らしい、気持ちに、本当に幸せな気持ちになれますよね。 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしているのは、ジャム・ロック・バンドの、SPECIAL OTHERS(スペシャル・アザーズ)。 ときには、激しく、ときには優しく。オーガニックなサウンドを聴かせてくれる彼らの、2006年のファースト・アルバムから、タイトル曲、「Good morning(グッド・モーニング)」。 ハート・ウォーミングなサウンドを聴かせてくれる彼らの支持者は多くて、首都圏のライブ会場はいつも、満員です。 そして、今年の夏も、各地の、サマー・フェスティバルに参加するそうですよ。屋外で聴く彼らのサウンド、本当に気持ち良さそうですね。目をつぶって、揺れながら、聴いていたいな。なんて思います。 THE ONE 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。 今週ピック・アップするのは、ジョニ・ミッチェル です。 それでは、偉人 ジョニ・ミッチェル の残した、愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。 まずは、この LOVE SONG から。 LOVE UNITED「THE ONE」。今週ピック・アップするのは、ジョニ・ミッチェル です。 1943年、カナダ生まれの ジョニ・ミッチェル。1968年にデビューして以来、彼女は、多くのアーティスト、ミュージシャンに、影響を与え続けてきました。 恋多き女性、常に変化する女性。そして、きまぐれな可愛い人。 ダンスの好きだった彼女は、幼いときに、病を患い、アートの道を目指します。 カルガリーの美術大学へ進学した彼女は、ボブ・ディラン(Bob Dylan) の影響で歌い始め、最初は、絵やタバコのために、小さなクラブで、カバー・ソングを歌っていたそうですが、ある日、トロントのフォーク・フェスティバルに出かけて行って、そのまま、そこで生活することを決め、さらに、アメリカのフォーク・シンガー、チャック・ミッチェル(Chuck Mitchell) と結婚。 最初の結婚は短い期間で終わってしまいましたが、このときの名前、ミッチェル を、その後、名乗っていくこととなります。 チャック・ミッチェル と別れたあと、単身でニューヨークへ。そこで、彼女は才能を開花させ、まずは、ソング・ライターとして、「青春の光と影(Both Sides, Now)」、そして「サークル・ゲーム(Circle Game)」といった名曲が、多くの歌手に取り上げられ、ヒットしていきます。 そうして、ニューヨークから西海岸へと、活動の場を変えた頃、のちに、クロスビー・スティルス・アンド・ナッシュ(Crosby, Stills & Nash) を結成する、デビッド・クロスビー(David Crosby) と出逢います。 小さなクラブで歌う ジョニ・ミッチェル と出逢った デビッド は、たちまち、彼女の虜となり、1968年、彼のプロデュースのもと、ファースト・アルバム、「ジョニ・ミッチェル(Song to a Seagull(Joni Mitchell))」を制作。 しかし情熱的に変化し続ける彼女は、その後、ジャズへ近づいていくことに。 名盤と呼ばれる1979年の「ミンガス(Mingus)」では、偉大なジャズ・ベーシスト、チャールズ・ミンガス(Charles Mingus) へ捧げる作品をつくり、絶賛されています。 そして、そんなジャズの時代の恋のお相手は、ウェザー・リポート(Weather Report) のベーシストだった、 ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)。 彼女のレコーディングをサポートしていた ジャコ ですが、彼の死後、ジョニ・ミッチェル はロック色を強め、政治問題や、自然保護に関する曲を、鋭い視線で次々とつくっていきます。 1988年に発表されたアルバム、「レイン・ストームとチョークの痕(Chalk Mark in a Rain Storm)」では、ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)、トム・ペティ(Tom Petty)、ドン・ヘンリー(Don Henley) など、多彩なアーティストのデュエットを披露。 音楽業界での人気の高さがうかがえる1枚となりました。 常に自分に正直に、時代に押し流されることなく、進化し続けてきた ジョニ・ミッチェル でしたが、自らの曲を、オーケストラと共にカバーした、2002年のアルバム、「トラベローグ(Travelogue)」をリリースしたあと、音楽界の現状に幻滅し、音楽界からの引退を宣言します。 音楽と共に、彼女の才能が発揮される絵画を中心に活動を続けますが、2007年、自らの中から溢れる想いを音楽にし、アルバム、「シャイン(Shine)」を発表。 「自分の作品の中で、一番真剣になってつくったもの」。というこのアルバムは、現代が抱える問題をシンプルなサウンドで、私たちに問いかける作品となっています。 2007年のアルバムから、タイトル曲、「シャイン」。 「小さな光を輝かせよう。私たちが手放したものにも、守り通したものにも、死んでいく兵士にも、ムカつく奴にも、未来ある少女にも、子供たちが安心して遊べる場所にも、光を当てよう」。 スローなリズムに乗って、一言ひとこと、大切にしながら歌われるこの曲「シャイン」には、まるで、彼女の祈りが込められているようです。 実は彼女は、デビュー以前の、1965年、1人の美しい娘を出産しています。当時 ジョニ は22歳。収入のなかった彼女は、仕方なく、わが子を里子に出します。 その後、初めての結婚、そして、挫折。単身、ニューヨークへ向かう彼女は、苦渋の決断をし、わが子を養子縁組させ、縁を切ってしまいます。 その後彼女は次々と名曲をつくり出し、女性シンガー・ソング・ライターの草分けとなっていくのでした。 そんな彼女は、1997年、心から願っていたことがついに、実現するときがきます。32年間も逢えずにいた娘と、再会を果たしたのです。 常に社会や環境に想いを寄せていた ジョニ・ミッチェル。その視線の先には、わが子の姿があったのかもしれません。 わが子と再開し、1998年のアルバム、「テイミング・ザ・タイガー(Taming the Tiger)」を最後に、新しい楽曲づくりをやめ、カバー・アルバムや、オーケストラをフィーチャーしたセルフ・カバー・アルバムなどを発表。そして、引退宣言。 このときに彼女は、こう語っていました。「娘を失ってから曲をつくり始め、娘が戻ってきて、曲づくりをやめた」。 引退宣言から再び、音楽活動を再開させるまでの5年間。彼女は、絵画の制作に没頭しながらも、新しい気持ちで大地に立ち、今の自分自身を見つめ直して、心にある想いを、曲に綴ることを、再び始めたのかも知れません。 1970年のアルバム、「レディース・オブ・ザ・キャニオン(Ladies of the Canyon)」から、「サークル・ゲーム」。 「季節は巡りめぐり、日々は流れ、描いていた夢は、少し色褪せたけれど、その先にはまた、新たな夢。もっと豊かな夢もあるはず。果たした夢、消えた夢、そして、これから結ぶ、たくさんの夢」。 そう優しく歌う、ジョニ・ミッチェル。 2007年には、ビョーク(Bjork) や プリンス(Prince)、エルビス・コステロ(Elvis Costello) などによるトリビュート・アルバムがリリースされるほど、今なお、多くのミュージシャンに、影響を与え続けています。 常に、ぬるく緩んだ流れに身を任せることなく、芸術家として、一人の女性として、自分自身に正直に生きている彼女の姿を見ると、聖なる山に住む、気高き、狼のようでもあります。 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、ジョニ・ミッチェル をピック・アップしました。 LOVE UNITED DUNLOP presents LOVE UNITED 水晶のような雨が降っている。 そんな雨粒が、最も美しく見えるのは、 太陽が出て、光が輝くときだ。 そんなふうに、僕の中にも、 きらめく虹が、現れる瞬間がある。 それは、君のことを考えて、 君と一緒に過ごしたいと思うとき。 僕たち2人だけ。 やろうとすれば、全てできるさ。 空にお城を描こう。 僕たち2人のために。 必要なのは愛だけ。 涙はいらない。 涙は無駄な水だよ? 涙は花を咲かせない。 果報は寝て待てば来るのかもしれないけど、 遅い人には、訪れないものさ。 水晶のような雨粒が、 玄関の窓を優しく叩いているのが聞こえる。 そしてそれが、朝露になるんだ。 そして、朝陽が差し込む瞬間、 僕は君と一緒にいたいんだ。 僕たち2人だけ。 やろうとすればできるさ。 空高く、大きなお城を描くことも。 僕たち2人だけ。一緒になろうよ。 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を、旅してみたいと思います。 お送りしたのは、甘いサックスを聴かせてくれるサックス・プレイヤー、グローバー・ワシントン・ジュニア の代表曲。「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」。 1980年のプラチナ・アルバム、「ワインライト(Winelight)」からのヒット曲ですが、メロディーに負けず、甘く2人だけの世界を歌っているのは、ビル・ウィザース(Bill Withers) です。 「水晶のような雨が、一番美しく見える時間は、太陽の光が差し込んでくる朝。そんな朝を、君と迎えたいんだ」。 軽やかなカリビアンのリズムに乗せて「甘い時間を一緒に」と囁くこの曲。きっと、フェイバリット LOVE SONG に挙げる方も、多いんじゃないでしょうか。 日本でも人気の高かった グローバー・ワシントン・ジュニア は、1999年の冬、心臓発作でこの世を去りました。享年56歳。 彼がいなくなって10年。今もなお、彼の優しく甘いサックスの音色は、世界中の人々に、愛されて続けているのです。 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、グローバー・ワシントン・ジュニア の、「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」をご紹介しました。 LOVE LETTERS わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。 お送りしたのは、7月8日にリリースされた、絢香さんのニュー・シングル、「みんな空の下」。 ご自身の病気のこと、そして結婚と、今年たくさんのニュースが飛び交った絢香さん。そんな彼女の放つ曲には、いつも、たくさんの愛が詰まっているような気がします。 この曲も、「自分らしく真っ直ぐ生きることは、難しいけれど、私はそうありたい。みんな空の下で生きている。独りじゃない」。そんなメッセージが込められています。 さて、この番組では、みなさんからのメッセージや、リクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。 リクエストを採用させていただいた方には、5,000円分のミュージック・ギフト・カードを、プレゼントしております。 素敵な音楽の世界を、どんどん楽しんでください。みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。 それではここで、みなさんから届いた、メッセージをご紹介しましょう。東京都、「ハル」さん。30代の主婦の方からです。 「今井さんこんばんは。しっとりとした今井さんの話し方が大好きです。これからも頑張ってください。」 頑張ります。 「この曲は、ドラマの主題歌で知りました。当時子供を産んだばかりで、夜泣き続きで疲れ切っていました。そんなとき、この曲を聴きながら、思わず泣いてしまったことを思い出します。ぜひ、お願いします。」 というメールを、いただきました。 余談なんですけど、うちもね、夜泣きが大変だったんですよ。(笑) 本当に本当に、大変で、娘を、眠りに、いざなうために、CDを選んで、いるんですが。 でも結局は、自分の心が、落ち着いていくというか。混乱している(笑)自分の心が、カム・ダウンしていくというか。 そういうものを、やっぱり無意識のうちに選んで、薄っすらとかけながら、自分がその音楽に励まされて、(笑) ず〜っと、抱っこし続けてたことを私も今思い出しましたけれども。 でもね、音楽ってこうやって、いろんなところでいろんな人の、心に、ふっと、寄り添って支えてあげることができるんですよね。 いつも、言っていますけど、やっぱり音楽の力ってすごいなぁと、こういうメールをいただくと、改めて感じてしまいます。 それでは、「ハル」さんからいだいた曲を、お送りしましょう。大滝詠一さんで、「幸せな結末」。 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都の「ハル」さんからのリクエスト。大滝詠一で、「幸せな結末」でした。 「ハル」さんには、ミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますよ♪ DUNLOP presents LOVE UNITED TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。1994年の9月にリリースになりました、今井美樹のアルバムで、「A PLACE IN THE SUN(ア・プレイス・イン・ザ・サン)」より、タイトル曲、「A PLACE IN THE SUN」をお送りしました。 実は、今日私、昨日今日明日と、静岡県の「つま恋」で行なわれている「ap bank fes '09」に、参加させていただいておりまして。今日、(笑) 歌ってまいりました。そこでですね、(笑) この、歌も、歌ったんですよ。 実は3年前にもこの、「ap bank fes」に参加させていただいて、いまして。そのときにプロデューサーの小林武史さんから、何曲か曲があるんですけど「この曲を、ぜひやりたい!」と、リクエストがありまして。 なかなか、私はこの曲大好きな曲なんですけども、アルバムの中の、隠れた1曲みたいな曲で、一般的に知られている曲ではなかったと思うんですが。 それを敢えて、とても気持ちのいい、野外で、やろうと、声をかけてくださってすごくうれしかったんですね。そして3年前の、そのときも、気持ちよく歌わせてもらったんですけども。 今年また声をかけていただいたときに、「この曲もう1回やろう」っていうふうに言っていただけて。とってもうれしくってね。歌ってまいりました。 知らなかったみなさんにも聴いていただけたらうれしいな〜と思って、今日は、この曲を、お送りさせていただきました。いかがでしたでしょうか。 さて、そろそろ、お別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。 この番組では、世界中にきらめく、数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと、思っています。 どうぞ来週もこの時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。 |