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宇宙の中で、とても小さな愛。 愛 私を包む、母なる地球への愛。 愛 親から子へ、未来へつながる愛。 愛 自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。 この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。 LOVE SONG (タイトルコール) DUNLOP presents... LOVE UNITED その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。 DUNLOP presents LOVE UNITED DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。 今日の1曲目にお送りしたのは、フランキー・バリ・アンド・ザ・フォー・シーズンズ(Frankie Valli and The Four Seasons) のヒット曲を、ラテン・ジャズにアレンジしてカバーした、レイ・テラス で、「アイ・メイク・ア・フール・オブ・マイセルフ」。 そして、今お送りしているのは、1983年のヒット曲、デビッド・ボウイ の「チャイナ・ガール」。 1983年の彼は、「戦場のメリークリスマス」に出演するなど、アジアとのコラボレーションが多かった時期でもあるだけに、とても印象深い1曲となりました。 デビューして既に42年。今年67歳の彼ですが、本当に相変わらず美しいですね。現実感がないような、美しさだと思うんですが。 私個人的には、その美しさに、白髪混じりの髭とか、笑うと「クシャ」っと、シワシワの顔になっちゃう、今のほうが、よりセクシーで、素敵だな〜と、思ったりします。(笑) 男の人がああいうふうに美しく、枯れていくのって、すごくいいですよね。 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、フランスからポップ感覚満載の LOVE SONG をどうぞ。 ボーカルの グザビエ・ボワイエ(Xavier Boyer) の優しい声が印象的な、タヒチ・エイティー で、「ハートビート」でした。 フランス人だから、でしょうか。独特な、ブレスまで聴こえてくる歌声に、「あぁ〜気持ちいい」と、(笑) 女心をくすぐられる感じ、ちょっとしますよね。 この曲「ハートビート」は、日ごとに彼女を好きになっていって、「それを言葉で表すと、君を愛していると言う言葉にしかならないけど、僕の鼓動を感じるかい? どんなに君が好きなのか、僕の鼓動を感じてほしい」。という歌です。かわいい LOVE SONG ですね。 THE ONE 世界中で時を越えて歌われる、LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。 今週ピック・アップするのは、斉藤和義です。 去年デビュー15周年を迎えた斉藤和義さん。40歳を過ぎてから、「気持ちが楽になった」という彼は、デビュー当時からゆるりとした空気をまとった歌うたいであり続けています。 それでは、斉藤和義 の残した、愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。 まずは、この曲から。 LOVE UNITED「THE ONE」。今週ピック・アップするのは、斉藤和義さん。 斉藤和義さんは、1966年、栃木県生まれ。小学校6年生のときに、母親の勧めで始めたギター。そして、中学時代に初めて、エレキ・ギターを手にし、お姉さんの影響で、ハード・ロックにはまる、高校時代。 その後、ヘビー・メタル、ブルースと、ギターを中心に音楽をむさぼり、大学を中退後、地元でばったり出逢った友だちに、「東京へおいでよ」と誘われて、吉祥寺で、その友だちとコンビを組んで、コンテストなどに、参加し始めます。 21歳で、東京に上京してから、「25歳までは好きなことをやらせてくれ」と、親に頼んでいたものの、アルバイトに明け暮れる毎日を過ごしていた、彼の背中を押したのが、ハード・ロックの楽しさを教えてくれたお姉さんでした。 ふらふらした生活を送る彼を、いつも応援してくれていたお姉さんでしたが、タイム・リミットの25歳も近づいてきた頃、説教での一言。「アンタ、出る勇気がないだけなんじゃないの?」。 売り言葉に買い言葉で、当時の勝ち抜き音楽番組に応募し、見事、5週連続してアンコールされ、念願のデビューを手にします。 しかし、26歳で契約したものの、持ち歌が少なく、しばらくはライブと曲づくりの毎日。そしてついに、1993年8月、ファースト・シングル、「僕の見たビートルズはTVの中」でデビュー。 そして9月には、ファースト・アルバム、「青い空の下…」を発表します。 当時のキャッチ・フレーズが、「四畳半じゃ狭すぎる」。実は、ギターにハーモニカ、それだけでフォークと決めつけられてしまうことに、彼は抵抗感を感じ、さらには、自分で築き上げてきたサウンドを簡単にバンド・サウンドにつくり変えられてしまうことにも、次々と曲が、シングル化されていくことにも、フラストレーションをためていきます。 お送りしたのは、1997年のシングル、「幸福な朝食 退屈な夕食」。 デビューしてから4年。5枚目のアルバム、「ジレンマ」の制作でついに、彼は決意します。作詞、作曲、演奏、アレンジ、プロデュースまで、たった一人でつくろうと。 ご自身でも「このアルバムがファースト・アルバムだと思っている」と語る、斉藤和義さん。 過去を捨てるわけではなく、勉強期間だったと思い、さらに、ギタリストとしての意識が強かった自分自身の曲づくりに対して、周りから「歌がよかった、歌詞が良かった」という感想が多いことから、歌詞をより意識して書くようになったそうです。 そんな想いは人の心をも動かすことになりました。小説、「重力ピエロ」などの著者、伊坂幸太郎は、当時サラリーマンをしながら、小説を書いていましたが、この、「幸福な朝食 退屈な夕食」を聴いて、会社を退社する決意をします。 「今歩いているこの道が、いつか懐かしくなればいい」。このフレーズから、曲ができ、このフレーズから、小説家として、スタートを切る。 そんな2人は、それから10年後、思いもよらない出逢いを果たします。小説と音楽のコラボレーション。さらに、2年後の今年3月には、伊坂氏原作の映画、「フィッシュストーリー」がつくられ、この映画で、音楽プロデューサーを、斉藤和義自身が担当しています。 男性からも愛される歌うたい。そこには、歯軋りして踏ん張っている男の強さや、脆さを歌うロッカーとしての、斉藤和義の魅力があるからかもしれません。 一方で女性たちからは、「せっちゃん」という愛称で呼ばれている彼。歌詞の中でも描かれるエロティシズム。そして、悲しさや淋しさを漂わせる、憂いある声が、女心をくすぐるのでしょう。 「曲づくりも、言葉にしろ曲にしろ、自分にとってはセラピーのようなもの。つくりながら、自分の中にあるモヤモヤしたものがちょっと解決し、それでいいんだと思う。人はそんなに変わらないから」。 昔も今も、そして未来も、全てが、斉藤和義をつくっている。そんな、時空を越えた愛を感じさせてくれる、歌うたい人。それが、斉藤和義なのかもしれません。 お送りしたのは、1997年のシングル、「歌うたいのバラッド」でした。 つくっているときから、自分でもず〜っと歌っていく曲になるだろうと思っていたという、斉藤和義さん。この曲で初めて、「愛してる」というフレーズを使い、照れずに気持ちを伝える大切さを、教えてくれているかのようです。 来月8月5日には、37枚目となるシングル、「COME ON!(カモン)」、そして9月には、ニュー・アルバムをリリースする、斉藤和義さん。 10月には過去最長で、最大の、全国ツアーも予定されています。「ライブが大好き!」という彼だけに、また、各地で、愛ある演奏を聴かせてくれるのではないでしょうか。楽しみですね。 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、斉藤和義 をピック・アップしました。 LOVE UNITED DUNLOP presents LOVE UNITED 神よ。お許しを。 かつてあったものは変わってしまいました。 青い空は、どこへ行ってしまったのか。 風は毒となり、世界中で吹き荒れています。 あぁ。お許しを。 かつて美しかった地球は、変わってしまいました。 海の表面では、石油が無駄に漂っています。 多くの魚に、お許しを。 あぁ。我々にあわれみを。 かつて私たちを生んだ地球は、変わってしまいました。 放射線は大地にも空にもあって、 そこにいる動物も、鳥も、死んでいっています。 あぁ。慈しみを。 かつて我々を優しく抱いてくれた地球は、変わってしまいました。 この人の多すぎる土地は、どうすればいいのですか? 人間の行なう虐待を、いつまで耐えられるのですか? あぁ。お許しを。 神よ。お許しを。 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。 お送りしたのは マーヴィン・ゲイ の代表曲、「マーシー・マーシー・ミー」。 1971年、アルバム、「ホワッツ・ゴーイング・オン(What's Going On)」からのセカンド・シングルのこの曲。 マーヴィン 自身がセルフ・プロデュースというかたちでつくったアルバムですが、当時、シングル盤が中心であった、黒人音楽の世界に、ひとつのテーマ、特に、社会情勢などを、題材にしたアルバムを制作することは画期的なことで、後のアーティストに多大な、影響を与えました。 環境問題を歌ったこの曲ですが、「Mercy me(マーシー・ミー)」と歌っているのは、「Mercy on me」あるいは「Mercy upon me」の省略であり、愚かな人間によって破壊されていく環境を嘆き、許しを請う歌です。 当時は社会に、環境問題が問われ始めてきた時代で、今ほど、努力や改善がまだ行なわれていない時期。歌を通して、社会に、人間の行動に伴う結果に意識を持ってもらおうとした彼の曲は、今の時代でも、大きな意味を持ち続けます。 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、マーヴィン・ゲイ の、「マーシー・マーシー・ミー」をご紹介しました。 LOVE LETTERS わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。 お送りした曲は、90年代の渋谷系音楽シーンで、モデル、DJ、クラブ・オーガナイザーと、ひと際オリジナルなサウンドをつくり出していた、COSA NOSTRA(コーザ・ノストラ)。 彼らの1995年のシングルで、「Sweet Child(スウィート・チャイルド)」でした。 歌にもあるように、家族で遊んだ休日のほのぼのとした風景が描かれていて、愛情あふれる、子供への視線。 そして、いつまでも、想い出として残していきたい子供の笑顔などが、キラッキラのポップ・サウンドに「ぎゅ〜っ」と詰まっている、そんな、ファミリー LOVE SONG です。 さて、この番組では、みなさんからのメッセージや、リクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。 リクエストを採用させていただいた方には、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。 素敵な音楽の世界を、楽しんでください。みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。 それではここで、あなたから届いた、メッセージをご紹介しましょう。宮城県、「マリッサ」さん。16歳、女子高生です。 「今井さんこんにちは。いつも聴かせてもらっています。たまに自分が知っている曲が流れてくると、居ても立ってもいられなくなります。私は1年生の頃からつき合っていた彼氏がいました。ですが、2年生になり、クラスが離れると同時に、次第に距離が開いたような気がしてきました。ですが、お互いそのことには触れずに、つき合っていくうちに、彼から別れの言葉が。こんな失恋話は他人事だと思って過ごしてきましたが、いざ自分となるととてもショックで、1週間ぐらいは立ち直れませんでした。気分を変えようと思い、CDを借りて、私の心に留まったのがこの曲。「大人の女性は泣かない」という歌。私と同じような思いをした人に、ぜひ聴いてほしいです。」 というメールを、いただきました。ね。なんだか、懐かしい、な〜。(笑) 私にも、やはりそのような、時期に、伝えられない想いとか、モヤモヤした、気持ちを、持て余して、結局その想いを、音楽を聴いて、音楽の世界で、滲ませて、慰めているような、そんな時期が、ありましたよ。(笑) 懐かしいね。そういうことの、積み重ねがまた、いろんなふうに、心を育んでいったり、してくれるので、それもまた、素敵な想い出と、きっとなっていく、ことでしょう。 大人の女も泣きますけどね。でも、やっぱり、強い、「キリッ」とした女性でいたいな〜とは、私も思います。 それではリクエストの曲をお送りしましょう。ファーギー で、「ビッグ・ガールズ・ドント・クライ」。 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、宮城県の「マリッサ」さんからのリクエスト。ファーギー で、「ビッグ・ガールズ・ドント・クライ」でした。 「マリッサ」さんにはミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますよ♪ DUNLOP presents LOVE UNITED TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。今井美樹で、「ふたりでスプラッシュ」。 この曲オリジナルは1987年のセカンド・アルバムになります「elfin(エルフィン)」というアルバムに入っているんですが。 それを、1996年に、「THANK YOU(サンキュー)」という、ライブ・アルバムがあるんですけども、その、ライブ・アルバムの、おまけに、(笑) 8cm CDって当時あったんですけどちっちゃいCD、付けまして。 自分の曲を4曲セルフ・カバーをして、おまけに付けたんですけど。すごく好きな曲だったんですね。この曲。 とっても若い頃の、かわいい曲だったので、その当時の、自分の気分で、ブラッシュアップした、バージョンにしたいな〜と思ってつくりました。 でも既にすごく、それから時間が経っているんですけども。でも今でもやっぱり、とても気持ちいい曲だな〜と思っています。 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。 7月も最後の日曜日ですね。きっともう、夏休みに入った、子供たちに、せがまれて、お父さんもお母さんも、汗だくになっている、日々が、始まったのではないでしょうか。 私はこの夏休みはちょっとね、レコーディングなど、ありまして。結構忙しくてなかなか、子供と充分に夏休みを、過ごすことができない、かもしれないんですけども。 でも、その毎日の中でも「ぎゅう」っと、彼女と、夫と、とても大事な、濃密な時間を大切に過ごしていきたいな〜と思っています。 そんなことがねまた、アルバムの中にも、ちょこちょこと、反映されていくといいな〜なんて思ってます。 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと、幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。 |