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LOVE UNITED


〜 第19回 〜 2009.08.09 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ、愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Smokey Robinson & The Miracles 「 Tears of a Clown 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 森大輔 「 Our Song (the PRESENT mix) 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、スモーキー・ロビンソン・アンド・ザ・ミラクルズ で、「涙のクラウン」。

 そして、今お送りしているのは、自身の曲以外にも多くのミュージシャンへ、楽曲提供や、アレンジを手がけている、森大輔さんの、「Our Song(アウア・ソング) the PRESENT mix(ザ・プレゼント・ミックス)」。

 「まだ重ならない2人の足跡。価値観だって平行線で、だけどこれでいい。いいこともあれば、悪いこともあるさ。2人で足して100になればいい」。

 恋愛の始まりってどんなところにあるんでしょうねぇ。価値観が似ていたり、好きなものが一緒だったりすると、恋愛って発展していくような気がしますけれど。

 森大輔さんのこの曲のように、価値観が違ってたって、2人合わせて100になればいい。なんて、とっても素敵な関係な、感じがしますね。

 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、心地よい潮風に乗せて LOVE SONG を届けてくれる、そんな曲です。




♪ Tristan Prettyman 「 Madly 」




 サーフィンとギターを愛する トリスタン・プリティマン。ギターを抱えて優しく歌う彼女の曲は、女の子の恋愛がたっぷり詰まっています。

 この曲、「マッドリー」でも、「好きな人に想いを伝えたいけど、上手く電話がかけられない。つながっても、思うような会話にはならず、今すぐにでも、かけ直したいくらい」。

 そんな切ない、女心が綴られた、LOVE SONG です。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、ローリン・ヒル です。

 1990年代の、音楽シーンに多大な貢献をした彼女。偉人 ローリン・ヒル の残した、愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。

 まずは、この LOVE SONG から。




♪ Fugees 「 Killing Me Softly 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、ローリン・ヒル をピック・アップしています。

 聴いていただいたのは、フージーズ のアルバム、「ザ・スコア(The Score)」から、「キリング・ミー・ソフトリー」でした。

 1975年、アメリカ・ニュージャージー州に生まれた ローリン・ヒル。幼い頃から、歌うこと、演技をすることが大好きだった彼女は、13歳で、アポロ・シアター(Apollo Theater) で行なわれたアマチュア・コンテストのステージに立ち、15歳で、フージーズ の前身となるバンドに参加。

 1991年には、映画「天使にラブソングを2」に出演。18歳のときには、テレビ・ドラマのレギュラーを手に入れるほど、才能あふれた少女でした。

 忙しい毎日にもかかわらず、学業をおろそかにすることなく、アメリカ・コロンビア大学に進学。

 同じくして、同じ高校の上級生だった プラズ(Pras)、そして、彼のいとこの ワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean) と結成された フージーズ は、レコード会社と契約を結びます。

 彼女のソウルフルな歌声、そして、ワイクリフ とつくり出す聡明なソング・ライティング。若く美しい彼女は、デビュー当時から、多くのメディアに注目されていきます。

 当時既に、第二のブラック・ミュージックとも呼ばれるラップが、R&Bシーンを席巻していた中、カリビアン・テイストを取り込んだクールなリリックとサウンドで、新しいラップを生み出した フージーズ は、セカンド・アルバム、「ザ・スコア」が、1,800万枚のセールスを記録します。

 「自分と同じように育った子供たちのために、音楽をつくりたかった」。そう語る ローリン・ヒル は、当時、ギャングをテーマにすることが多かったヒップホップに、それを超えた、新たな可能性があることを、このアルバムで示したのです。

 また一方で、このアルバムのヒットによって、世界での、ラップへの認識が上がり、音楽界にとっても、ラップを、歌へと引き上げた第一人者として、その偉業は讃えられています。

 その大ヒットとなったアルバム、「ザ・スコア」のワールド・ツアーの最中、彼女は、恋に落ちます。

 お相手は、あの ボブ・マーリー(Bob Marley) の息子の1人である、ローハン・マーリー(Rohan Marley)。

 毎日繰り返される同じステージ。マスコミからの執拗な質問攻め。そんな毎日に飽き飽きしていた彼女は、あるアフター・ショー・パーティーで、ローハン から声をかけられ、彼の誠実ぶりに好感を持ち、電話番号を交わすことになります。

 虚栄を張りがちな音楽業界の中で、彼女に臆することなく、素直な気持ちにさせてくれるこの男性との愛を、忙しくワールド・ツアーをこなしながらも、密かに、育んでいきました。




♪ Lauryn Hill 「 Nothing Even Matters (featuring D'Angelo) 」




 お送りしたのは、1998年のソロ・アルバム、「ミスエデュケイション(The Miseducation)」から、ディアンジェロ(D'Angelo) とのデュエットで、「ナッシング・イーブン・マターズ」でした。

 1997年、「ザ・スコア」のツアーが終了する頃、ローリン・ヒル は、ローハン・マーリー との子供を身ごもります。

 21歳のシンガー・ソング・ライターとして、音楽で自分を見出した彼女は、この妊娠をきっかけに、考え方と、想像力が広がり、さらなる創作意欲をかきたてていきます。

 ソウルの女王、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)、ゴスペル・シンガー、シー・シー・ワイナンズ(CeCe Winans) への楽曲提供、そしてプロデュース。

 さらには、自分たちのビデオ・クリップの監督まで務め、お腹の子供が成長するにつれ、ますます、その活動の場を広げていきます。

 その活動の場は、音楽だけにとどまらず、「自分が育ってきた環境に恩返しをしたい。同じ環境の子供たちの助けとなりたい」と始めた、「レフュジー・プロジェクト」。

 孤児や、ハイチ人難民のための募金活動など、幅広い分野で、慈善活動を行なっていきます。

 意欲的に活動の幅を広げていった彼女でしたが、ついに、ソロ・アルバムの制作にもとりかかります。

 スタジオでセッションを繰り返しながら、つくり出された彼女のアルバム、「ミスエデュケイション」には、これまでのブラック・ミュージックの歴史、彼女自身のこと、そして、そのルーツに至るまで、リアルに描いた作品となりました。

 中でも名曲といわれる「トゥー・ザイオン(To Zion)」。息子・ザイオン への想いを綴ったこの曲。人気絶頂期の妊娠、周りからの圧力、その中で、彼を産む決意をし、この世に誕生した美しい魂、ザイオン。

 バックで美しいフラメンコ・ギターを聴かせてくれるのは、あの カルロス・サンタナ(Carlos Santana)。彼女が電話をし、ニューヨークのスタジオに飛んできた彼は、この曲の仕上がりを聴いて、涙したといいます。




♪ Lauryn Hill 「 To Zion (featuring Carlos Santana) 」




 常にリアルに、常に、前向きに。自分の魂を込めて、妥協なしに完璧につくったアルバムが認められた。愛しい子供たち。愛する人との生活。そして、深い信仰心。

 「自分の目標は、安らぎ。あるいは、励ましの気持ち。または知恵。決して、贅沢な生活ではない」。そう語る彼女。

 次なるソロ・アルバムの制作中に、「聖書に導かれて真の自分に目覚めた」という彼女は、自分が納得できること、神が望むことへの追及心から、現在は、第一線から遠ざかっています。

 しかし、彼女がこれまでに残してきた足跡は、人種を超え、さらには、音楽のジャンルをも超えて、革命を起こしたと言っても、過言ではないでしょう。

 聡明で、常に前進するソウル・レディー。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、ローリン・ヒル をピック・アップしました。





(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




君の人生で、
理想の相手に出逢えるのは一度きり。

君の心をときめかせてくれる
誰かに出逢えるチャンスは、一度きり。

もしも、そんな誰かに出逢えたら、
何も手につかなくなるだろうね。

これまでの人生は、
ただのおもちゃ箱の中にあったようなものさ。

そう、毎日楽しい思いをすれば、
それだけでよかった。今まではね。

みんなが笑えるよう、
ショーをしてきただけさ。

でも君は、月とニューヨークの間の世界に
捕まってしまったんだ。

ちょっとおかしいけど、
それが真実なんだ。

間違いなく君は、月とニューヨークの間の世界に
捕まってしまったんだ。

その世界で、一番君がしなくちゃいけないこと、
それは、恋に落ちることさ。

そうさアーサー、
君は、恋に落ちたのさ。




♪ Christopher Cross 「 Arthur's Theme (Best That You Can Do) 」




 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしたのは、1981年の映画、「ミスター・アーサー(Arthur)」の主題歌。クリストファー・クロス で、「アーサーズ・テーマ 〜ニューヨーク・シティー・セレナーデ」でした。

 当時既に「セイリング(Sailing)」などのヒットを飛ばし、アルバム「南から来た男(Christopher Cross)」で、グラミー賞を総なめにしていた クリストファー・クロス。

 この曲は、この映画音楽を手がけていた バート・バカラック(Burt Bacharach) をはじめ、キャロル・ベイヤー・セイガー(Carole Bayer Sager)、ピーター・アレン(Peter Allen) と共につくられました。

 映画のほうは、お金持ちの道楽人 アーサー が、財産をも投げ出して恋に落ちるという、ラヴ・コメディーとなっていました。

 ニューヨークと月の間にある世界。それは、きっと、きらめく、愛の世界なのでしょう。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、クリストファー・クロス の、「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ RADWIMPS 「 最大公約数 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 聴いていただいているのは、RADWIMPS(ラッドウインプス) の、「最大公約数」。

 リアルな気持ちを曲に乗せるのが上手い、彼ら。この曲でも、「お互いにわかりあえなくても、それを無理に、わかりあうんじゃなく、未来のために取っとこう」と、前向きな、恋愛の楽しさを教えてくれる曲になっています。

 「わからないことを無理に理解するんじゃなくて、未来に取っておこう」なんて、なんだか2人の宝物がどんどん素敵なものになっていくみたいですよね。

 その考え方、とっても、好きです。(笑)


 さて、この番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 リクエストを採用させていただいた方には、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。

 素敵な音楽の世界を、楽しんでください。みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、あなたから届いたメッセージをご紹介しましょう。神奈川県、「キミドリ」さん。30代の女性の方からです。

 「美樹さん&スタッフのみなさんはじめまして。美樹さんはよく、「この曲大好きです♪」とか言いながら、楽曲を紹介してらっしゃいますよね。私はそんな美樹さんのゆったりとした声、トークが大好きです。」

 ありがとうございます。(笑)

 「これからも新旧問わず、素敵な LOVE SONG をたくさん紹介してください。」

 頑張りますよ♪

 「初めてこの曲を聴いたのは中学時代の、試験勉強の最中。そのあと私は高校生になり、彼の武道館公演を、1人で、観に行きました。たまたま隣の席の女性も、1人で来ていて、気さくに声をかけてくれました。彼女は恐らく、20代後半から30代前半。当時高校生の私は、逢ったばかりの年上の女性と話すという状況に、少し、舞い上がってしまいました。「ジョニ・ミッチェルなんかもカッコいいよね〜」と言われても、何のことかさっぱりわからず、「もっと大人だったら、楽しい会話ができたんだろうな〜」と、思ったりしました。今私は38歳。音楽を通して、様々な世代の人たちと楽しく話ができたらと、今でも願っています。」

 という、メールをいただきました。

 でも、わかります。好きな人のライブとか、べつにコンサートだけではないですけども、自分だけの密かな、熱狂していた何か、そんなものを、初めて逢った人とかたまたま隣にいた人なんかと、つい話をして、「え〜! 私も私も」っていうふうになったときの、あの、異常なほどのうれしさと盛り上がり。(笑) すごくよくわかります。

 これからもね、たくさんの素晴らしい音楽で、いろんな人たちと、私もそうですし、「キミドリ」さんも、つながっていけるように、楽しんでいきましょうね♪

 それではリクエストをいただいた曲をお送りします。ポール・ヤング で、「エブリ・タイム・ユー・ゴー・アウェイ」。




♪ Paul Young 「 Every Time You Go Away 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、神奈川県の「キミドリ」さんからのリクエスト。ポール・ヤング で、「エブリ・タイム・ユー・ゴー・アウェイ」。でした。

 「キミドリ」さんには、ミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、楽しみにしていますね♪





(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 今井美樹 「 宝物 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。9月16日にリリースになります、わたくしのニュー・シングル、「宝物」。

 ここ数年、コラボレートしているシンガー・ソング・ライターの、川江美奈子さんが、また本当に優しくて温かな、そして、大切な想いを「ぎゅ〜っ」と詰め込んだ素敵な曲を書いてくださいました。

 今日はまず、この番組からみなさんに聴いていただきたいと思ったので、かけさせていただきました。

 これからいろんなところで、聴いていただけると思います。みなさんの、生活の中で、すごく大事な曲になってくれるといいなと思ってます。

 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 この夏は、久しぶりになんだかとっても忙しく、ライブがあったり、いろんなお仕事とかで結構「旅、旅、旅」みたいな、感じでなかなか(笑)東京でゆっくりする時間が、なかったり、している現実があるんですが。

 来週も、実は金沢のほうで、夏のイベントに参加させて、いただくことになっています。

 でもねこんなに夏の時季に、集中してライブをやることも、久しぶりなので、それはそれで、夏の風を、浴びながら、夏に歌いたい曲を久しぶりの人たちの前で、歌わせていただけるっていうのも、刺激的で、懐かしくて、うれしくてってそんな日々を過ごしています。

 ひとつ気がかりなのは、娘の宿題を、私がなかなか見てあげることができず、(笑) いったいどうなっているのかなっていうのが、ちょっと心配なんですけども。(笑)

 残りの、夏を、みなさんと一緒に私も、穏やかに過ごしていきたいな〜と思っています。

 この番組では、世界にきらめく、数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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