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LOVE UNITED


〜 第20回 〜 2009.08.16 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に、感じてみたいと思っています。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Madeleine Peyroux 「 The Summer Wind 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ Patti LaBelle 「 On My Own 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間を、みなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、2006年の、マデリン・ペルー のアルバム、「ハーフ・ザ・パーフェクト・ワールド(Half the Perfect World)」から、ジャズのスタンダード・ナンバー、「ザ・サマー・ウインド」。

 そして、今お送りしているのは、1987年、全米ナンバー・ワンに輝いた曲。パティ・ラベル と マイケル・マクドナルド(Michael McDonald) のデュエットで、「オン・マイ・オウン」です。

 アダルトな LOVE SONG をしっとりと、歌い上げてくれています。懐かしいですね。

 男臭い ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers) とはひと味違って、マイケル・マクドナルド のソロも、いいですよね。

 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、この夏、「FUJI ROCK FESTIVAL(フジ・ロック・フェスティバル)」にも登場した、リリー・アレン のアルバムから。




♪ Lily Allen 「 I Could Say 」




 聴いていただいているのは、失恋した女の子の心情をリアルに歌ったナンバー。リリー・アレン で、「アイ・クドゥ・セイ」。

 23歳の彼女がつくる歌は、リアルな女の子の心情を歌ったものばかり。この歌でも、「あなたと別れて、体の一部がなくなったみたい。急に年取ったみたいよ」と言っている一方で、別れた今は、「檻から出られた気分よ」。(笑)

 淋しくなった一方で、正直に、自由な清々しい気持ちを歌うところが、これまでの失恋ソングとは、ひと味、違うところですね。

 自分で感じたことを素直に表現する。これって意外と難しいことです。そんな気持ちを歌にしていく。それこそが、アーティストの喜びなのかも、しれませんね。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、今日51歳のバースデーを迎えた、マドンナ です。

 51歳。ちょっと恐ろしいほど、完璧ですね。同じ女性として、ため息というか、驚愕に近い驚きがありますけれども。(笑)

 それでは、偉人 マドンナ の残した愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。

 まずはこの LOVE SONG から。




♪ Madonna 「 Crazy for You 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、マドンナ をピック・アップしております。

 1958年8月16日。アメリカ・ミシガン州生まれの マドンナ。これまでに、数々の記録を樹立し、そのアルバム総売り上げ枚数は、2億枚を超え、去年、ロックの殿堂入りを果たしています。

 授賞式で マドンナ は、「何か魔法をかけられているような感じ。ラッキーなことに、今でも奇跡的に、魔法がかかったままみたい」と述べています。

 魔法のように通り過ぎて行った、アーティストとしての25年。しかし、その魔法をかけたのは、彼女自身、「マドンナ」に違いないのです。

 1977年の冬の日。わずか35ドルを握り締め、スターに憧れて、マンハッタンにやってきた少女、マドンナ。

 当初は、バック・ダンサーやデッサンでのモデルをしつつ、デモ・テープをきっかけに、デビューのチャンスをつかみます。

 1982年、デビュー曲、「エヴリバディ(Everybody)」のプロモーションのために、街中のクラブを巡り、ダンサーとの短いショーを繰り広げる、トラック・デートを何百回もこなし、ダンス・チャートでナンバー・ワンを獲得。

 さらに、シングル、「ホリデイ(Holiday)」がクラブで大人気となった頃には、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson) のマネージャーであった フレディ・デマン と契約を交わし、更なる、躍進を遂げていきます。

 マドンナにとって初めての、全米シングル・チャート・ナンバー・ワンに輝いた曲、「ライク・ア・ヴァージン(Like A Virgin)」。物議を醸しながらも、常に前進していく マドンナ。

 「世界を支配したいわ。ひとつ新しい山を克服すると、また登りたい山が見つかるのよ。自分じゃどうしようもないの。ちょっと休憩して、景色を楽しむべきかもしれないけれど、それができないの。どんどん前に進まなきゃ。なぜかって? なぜかは自分でもわからないわ。わかっているのは、とにかくやらなきゃダメってこと」。

 こう語るマドンナは、自分への期待に応えようと、ツアーの直前には、5か月間のトレーニングを実施。食事にも気を遣いながら、夜更かしをせずにベッドに入る。

 何かと派手な生活ぶりが報道される マドンナ ですが、実際にはとても規則正しい生活を送り、常に、自己鍛錬に勤しむその意思は凄まじく、超人的なスタミナを保ち続けているのです。

 ミュージシャンというよりは、アスリートともいえる彼女を支えるもの。それは、自分自身。「マドンナ」は、世界でたった一人なのだという自信が、彼女を新しい世界へと、押し進めているのです。




♪ Madonna 「 Take a Bow 」




 「LOVE UNITED」。1995年に、ベイビーフェイス(Babyface) と共作した、バラード。「テイク・ア・バウ」。お送りしました。

 マドンナ が動くだけで、パパラッチが追いかけ、そのファッションから、恋愛に至るまで、全てが人々の目に晒されていく中、彼女は次々と、自らの経歴や、家族の歴史なども書き換え、メディアを意中のままに操っていきます。

 そんな彼女は、慈善活動にも積極的に取り組み、1985年のライブエイド(LIVE AID)をはじめ、世界各地で、エイズ撲滅の慈善活動に役立ててもらおうと、多額な寄付を行なっています。

 また、2006年には、アフリカのマラウイで、貧困とエイズに苦しむ孤児たちを助けるために、「レイジング・マラウイ(Raising Malawi)」という団体を立ち上げ、3億を超える寄付をし、今年、そのマラウイから2人の子供を、養子として迎えています。

 自らをアイコンとして完璧につくり上げ、ポップ・クィーンとしての地位を確立している マドンナ。しかし、そんな彼女を翻弄させるのが、彼女の4人の子供たち。

 中でも、長女の ルルド(Lourdes) は、幼い頃の マドンナ にそっくりなんだそうです。マドンナ 自身もこう語っています。

 「子供たちのおかけで、自分自身の欠点を見つめることができるわ。特に、物事に対する娘の反応を見ていると、心配で仕方がないの。そして、「まったく私そっくり」って思うのよ。子供って本当に親の鑑だし、魂に生気を吹き込んでくれる存在よ」。

 それでは、マドンナ が、娘 ルルド に捧げた曲をお届けしましょう。




♪ Madonna 「 What It Feels Like For A Girl 」




 お送りしたのは、2001年のアルバム「ミュージック(Music)」からのサード・シングル、「ホワット・イット・フィールズ・ライク・フォー・ア・ガール」でした。

 現在ワールド・ツアー中の マドンナ。7月4日のロンドン公演のオープニングでは、マイケル・ジャクソン へのオマージュとして、彼の曲をメドレーで、スクリーンに流すパフォーマンスも行なっています。

 50歳になっても、コンサートで見せてくれる激しいダンス。プロモーション・ビデオなんかでもそうですけども、プロとしての、徹底した、パフォーマンス。精神の、保ち方。本当に、素晴らしいとしか言いようがありませんよね。

 でもそんな マドンナ が、母親として、さっきのコメントのように、やっぱりちょっと心の中にいろんな、揺れるものを抱えているっていうのは、ちょっとほっとするような気がするのは、私だけではないんじゃないでしょうか。

 これからの マドンナ が、パフォーマーとしても、そして、母親としてもどう変化していくのか、楽しみに、見つめていきたいな〜と思っています。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、マドンナ をピック・アップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




どうやって、君が去っていくのを
見ていればいいんだい?

君は全てを消し去って
行ってしまうというのに。

いつも何をするにも
一緒だったじゃないか。

君は僕の全てを知る、
世界でたったひとりの人なのに。

僕らは、喜びの悲しみも、
分け合ってきたじゃないか。

そう、君は本当の僕を知る、
この宇宙でたったひとりの人なのに。

お願いだ。今の僕を見てくれ。
何もない、この空っぽの部屋を。

ここには、何の想い出もない。
君の笑顔が、想い出として残っているだけなんだ。

わかってる。君が戻ってくることはないと。
その現実を受け入れるのが、とても辛いんだ。

だって、君の笑顔だけが、
僕の心の中にあるんだから。

今の僕を見に来てくれよ。
僕はいつまでも、ここから動かないよ。

一度でいいから、見に来てくれよ。




♪ Phil Collins 「 Against All Odds (Take a Look at Me Now) 」




 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしたのは、1984年に、全米ナンバー・ワンになった フィル・コリンズ の「アゲンスト・オール・オッズ」。

 この曲は、「カリブの熱い夜(Against All Odds)」という映画のテーマ曲でもありましたが、日本ではその後、コマーシャル・ソングとしても、リバイバル・ヒットした曲ですよね。

 別れた彼にこんなふうに言われて、どんなふうに、みなさん、思います? 「会いに行く」っていう、方も、いらっしゃる、でしょうけれど。

 そうですねぇ、私はきっと、そこに至るまでには相当の覚悟が、あると思うので、(笑) グッと堪えるんじゃないかなと思いますけれども。

 段々歳を重ねてくるといろんな、恋に関しても、想いが、変わってきますからね。若い頃だったらもっと違う感想があるかもしれませんが。(笑)

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は フィル・コリンズ の「見つめて欲しい」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ Macy Gray 「 I Try 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りした曲は、メイシー・グレイ で、「アイ・トライ」。「冷静さを装っているけど、どうしようもなく、あなたに夢中なの」。

 独特なパワフルな歌声で、女性の恋心を歌い上げていますが、彼女の歌声だからこそ、より、リアルな LOVE SONG に聞こえるのではないでしょうか。


 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 リクエストを採用させていただいた方には、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。

 素敵な、音楽の世界を、楽しんでください。みなさんの、心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介しましょう。愛知県、「ヤマトナデシコ」さん。34歳の女性の方です。

 「今井さんこんばんは。46年ぶりに、日本で、皆既日食が観られた22日は、どうお過ごしになられていましたか? 私は5歳の娘と一緒に、自宅のテレビで、皆既日食の模様を観ていました。歴史的なときに、目を奪われながらも、私は、太陽と月、光と影、どちらも大切で、みんな大自然の中で、つながって生きているんだな〜と考えていました。次回、日本で皆既日食が観られるのは、26年後だそうです。隣に座っている娘は、26年後の未来につながる、大切な存在なんだと、改めて、私に強く教えてくれました。そんな私が、今の心境で聴きたい曲をリクエストします。この曲は、私が、人と人のつながりの大切さを感じたときに聴きたくなる曲です。」

 というメールをいただきました。

 実はわたくし、22日、「皆既日食ツアー」に参加しておりまして。家族と共に、種子島に行っていたんですね。娘を連れて。

 はるばる、飛行機に乗り船に乗り、車で移動し、(笑) 本当にはるばる、その瞬間を観ようと、家族で行っていたんですけども。

 残念ながら雲に覆われて、太陽自体は観ることはできなかったんですけども、瞬間に向けて少しずつなだらかに、確かに少し暗くなってきたな〜と思われていたんですが。

 その皆既の瞬間に向けての、短い時間であっという間に暗くなって、それで、「わぁ〜! 本当に暗くなった〜!」って。

 それからまた、「す〜っ」とちょっとずつ、白々と、夜が明けていく的な、光の変化というのは、それはねぇやはり神秘的でしたね。本当に、歓声が上がる感じでしたよ。

 日が欠けていくところは観ることができませんでしたけれども、まさに、太陽の光の、強さ。太陽の光が隠れてしまうとあっという間にこんなに暗くなって、ちょっとでも太陽が見えると、こんなにまた陽が、差してくる、明るくなるっていう、太陽の威力に、改めてね、すごいな〜と、感動してしまいました。

 私たち家族もそうやって、その瞬間を、家族と共にね、感じられたことは、大きな大きな、宝物になったかな〜と思っています。

 では、「ヤマトナデシコ」さんからのリクエスト、今日はおかけしたいと思います。中孝介さんで、「花」。




♪ 中孝介 「 花 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、愛知県の「ヤマトナデシコ」さんからのリクエスト。中孝介さんで、「花」でした。

 「ヤマトナデシコ」さんにはミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますよ♪





(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ Bebel Gilberto 「 So Nice (Summer Samba) 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。ベベウ・ジルベルト で、「ソー・ナイス」。

 私は、この、ぐらいの、夏の、終わりの、感じがすごく、好きなんですね。夏でもやっぱり、わりと晩夏が好きなタイプなんですけども。

 彼女のこの気だるい、声がね、この時季になるとすごくフィットして、ついついと、CDを出して、かけてしまう曲なんですが。大好きです。

 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 8月16日。今夜は、京都や箱根では、送り火の大文字焼が行なわれています。夏の風物詩として楽しんでいらっしゃる方も、リスナーの中にはいらっしゃるかもしれませんね。

 華やかな打ち上げ花火もいいですけれども、大文字焼のような静かな、夏の風物詩も、日本の夏を感じさせてくれるものとして、いつまでも、残して、いきたいですよね。

 この番組では、世界中にきらめく、数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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