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LOVE UNITED


〜 第25回 〜 2009.09.20 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Kansas 「 Dust In The Wind 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 樹里からん 「 DO YOU REALLY WANT TO HURT ME 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、ギターの美しいメロディーがこの季節にぴったりですね。1977年の、カンサス のアルバム、「暗黒への曳航(Point Of Know Return)」から、「すべては風の中に」。

 そして、今お送りしているのは、カルチャー・クラブ(Culture Club) の「君は完璧さ」を、心地よくアレンジした、樹里からん で、「ドゥー・ユー・リアリー・ウォント・トゥー・ハート・ミー」。

 この曲を収録したアルバム、「LOVER'S JAZZ(ラヴァーズ・ジャズ)」は、去年の秋、ワールド・リリースされ、ヨーロッパ各地で話題となった1枚です。

 すごく新鮮な、新鮮というか、「まさか カルチャー・クラブ のあの曲が」と、驚いた方も、いらっしゃると思いますけども。

 でも、このサウンドと彼女の歌声はとってもクールで、夏の終わり、この季節に、ドライブしながら、聴きたい、そんな、曲になっていますね。

 来月10月にはニュー・アルバム、「She -loves jazz-(シー・ラヴズ・ジャズ)」が、リリースされるそうです。

 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、ロス・ロンリー・ボーイズ。

 テキサス出身のメキシコ系3兄弟による、ロス・ロンリー・ボーイズ は、2005年、「ヘブン(Heaven)」という曲で、グラミー賞にノミネート。ラジオを、賑せてくれました。




♪ Los Lonely Boys 「 More Than Love 」







(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、先日、9月16日水曜日に、7年ぶりとなるアルバムをリリースしたばかりの、ホイットニー・ヒューストン です。

 ホイットニー・ヒューストン の、ファースト・アルバム、「そよ風の贈りもの(Whitney Houston)」。本当にそれこそ擦り切れるまで、聴いたものです。

 彼女とは私、同い年なんですけど。彼女がデビューする、この1985年、私はその次の年にデビューしたんですけど。

 いろんな意味で、ものすごく音楽にまみれていた、音楽を吸収していた頃だったので、ホイットニー・ヒューストン のこのアルバムはものすごく、印象的に残っています。

 それでは、偉人 ホイットニー・ヒューストン の愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。

 まずは、この、LOVE SONG から。




♪ Whitney Houston 「 Saving All My Love for You 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、ホイットニー・ヒューストン をピック・アップしております。

 1963年8月。アメリカ・ニュージャージー州で生まれた ホイットニー・ヒューストン。

 ギネスブックにも認定されている通り、通算411回、最もアワード受賞回数の多い女性アーティストであり、アルバム、シングル、ビデオの総売り上げ枚数が、1億7,000万枚という、世界を代表するアーティストです。

 母親に、ゴスペル・シンガーの シシー・ヒューストン(Cissy Houston) を持ち、幼い頃から、母親が通うレコーディング・スタジオや、ステージが遊び場でした。

 そして、母親が監督を務める教会でのゴスペルに触れるうちに、その確かな耳と、歌唱力を身につけていきます。

 そんな ホイットニー が、7歳のとき。ある事件が起きます。ふざけて、ハンガーを口にくわえて遊んでいた ホイットニー。ひょんなことから、そのハンガーが喉に突き刺さってしまったのです。

 医師からは、「二度としゃべれなくなる可能性もある」と告げられるも、奇跡的に声は回復。その、神に約束された才能を実感し、シンガーを目指すことを心に誓います。

 華やかなショー・ビジネスの世界を間近で見ながら、美しく成長した19歳の ホイットニー は、1981年の高校卒業と同時に、音楽活動を本格化させていきます。

 彼女がデビューする場所として選んだのは、スター・メイカーとして知られていた、クライブ・デイビス(Clive Davis) のもと。

 「好きなようにデビューできる」と、甘い誘惑が多い中、彼女への協力体制を約束し、決して命ずることなく、曲に関して冷静な判断を下すお手伝いをします と申し出た デイビス の、誠意ある対応が、彼女の心を動かしたそうです。

 当時まだアフリカ系アメリカ人が、ポップ・マーケットで成功することは難しい時代。「究極の逸材」といわれる、彼女のデビューには、膨大な時間と、莫大なお金がかけられます。

 契約から2年。通常の新人の5倍という費用をつぎ込まれたデビュー・アルバム、「そよ風の贈りもの」は、1985年、ついにリリースされました。

 次々と音楽史上の記録を塗り替える忙しい日々。そんな中、彼女の自宅に、1本の電話がありました。それは、10年間眠り続けた、ある脚本を手にした、ケビン・コスナー(Kevin Costner) からの電話だったのです。

 彼は、「僕と一緒に、映画で競演することに興味はないかな」と、彼女に告げます。しかし当時、目の回る日々を過ごしていた彼女は、この大作への恐怖を感じ、なかなか出演には踏み切れませんでした。

 そんなためらう彼女に ケビン・コスナー は、「僕はいつでも彼女のそばにいてあげる と約束したんだ。そして、映画で彼女が悪く見えるようなことは決してないと。必ず守ってみせるということを約束したんだ」。そう語っています。




♪ Whitney Houston 「 I Will Always Love You 」




 1992年11月。映画「ボディーガード(The Bodyguard)」は、世界中で次々と封を切り、アメリカだけでも、興行収入4億ドルを突破。

 サウンド・トラックとしても、それまで君臨し続けた ビージーズ(The Bee Gees) の「サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)」を抜き、歴代トップへと躍り出ました。

 そんな映画、「ボディーガード」の撮影中、彼女は、もうひとつ、運命の出逢いをしています。当時アメリカの B-boy と謳われていた ボビー・ブラウン(Bobby Brown) との出逢い。

 1989年、「ソウル・トレイン・ミュージック・アワード(Soul Train Music Award)」の会場で、ボビー・ブラウン のパフォーマンスを見たときから、ホイットニー は彼に恋し、映画「ボディーガード」の撮影中には、彼の子を妊娠。

 周囲の反対を押し切って、1992年、結婚。そして、無事女の子を出産。お互いをよき伴侶として共に歩み始めたはず、でしたが、次第に冷めていく気持ちと共に、彼からの暴力、そして、薬物による中毒などを経験。

 2002年以降、彼女は音楽活動を休止し、そして2006年、ついに ボビー・ブラウン との離婚が発表されました。

 ミュージシャンとしての成功の裏側で、激しい人生を送る ホイットニー。再起をかけて2004年から、リハビリ生活を送る彼女を陰で支えてきたのは、彼女の才能を信じ、惜しみなく彼女へ協力してきた、クライブ・デイビス でした。

 彼は、完全復活しようとする彼女を励まし、世代を超えた、一流制作陣を集結させ、そして去年、自らが主宰する豪華なパーティーに、かつての美しさを取り戻した ホイットニー を クライブ 自らエスコート。

 そして、今年の2月。クライブ 主催のパーティーでは、これまでのヒット曲を、ホイットニー は力強く歌い、会場を興奮の渦に巻き込んだのでした。

 完全復活。この言葉が囁かれる中、ついに先週、7年ぶりとなるニュー・アルバム、「アイ・ルック・トゥー・ユー(I Look To You)」をリリース。

 「今も世界中に、私の歌を聴きたいと思ってくれるファンがたくさんいることを知って、本当にうれしいです。ニュー・アルバムが、あなたの人生に残る1枚になりますように」。ホイットニー はそう語っています。




♪ Whitney Houston 「 I Didn't Know My Own Strength 」




 聴いていただいているのは、9月16日にリリースされたニュー・アルバム、「アイ・ルック・トゥー・ユー」から、「アイ・ディドゥント・ノウ・マイ・オウン・ストレングス 〜夢を取り戻すまで」。

 ホイットニー 不在の間、アメリカでは、オーディション番組からの多くの新人アーティストが、誕生しました。

 そんなオーディションでよく歌われていた曲は、ホイットニー のものばかり。それだけ多くの若者に、影響を与えたということでしょう。

 その歌声からは想像もできない、壮絶な人生を送ってきた ホイットニー・ヒューストン。その彼女を信じ、完全復活への道しるべをつくってくれた クライブ・デイビス との信頼関係も、とても素晴らしいものですね。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、ホイットニー・ヒューストン をピック・アップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




君は僕の命の炎。
たったひとりの、運命の人なんだよ。

僕がそう言ったときは、信じてくれよ。
本当は、そんなふうになってほしいんだ。

でも僕たちの世界は、
2つに分かれてしまっているね。

君の心がわからないほどに、離れてしまった。
君が、「ちょっと距離を置きたいの」と言ったときに。

どうしてなのか教えてくれよ。
これは間違いに違いない。

僕は決して、君がそんなふうに言うのを
聞きたくないんだ。

君は、僕の永遠の炎なんだろうか。
本当に、運命の人なんだろうか。

そうだよ。もう遅すぎたって知ってる。
だけど、知ってほしいんだ。
僕の心の、奥底にあるものを。

君は僕の人生だ。
たったひとつ、世界に望むものなんだ。

君は、君は? 君はどう?

僕は君が何て答えるかなんて、
聞きたくないんだ。




♪ Backstreet Boys 「 I Want It That Way 」




 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしたのは、バックストリート・ボーイズ の、「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」。

 全世界トータル・セールス8,000万枚。来日公演の通算動員が60万人と、日本でも大人気の バックストリート・ボーイズ ですが、彼らの人気を不動のものとした1曲ともいえる曲です。

 タイトルの「I Want It That Way」とは、「そういうふうにしたい」とか、「あんなのがいい」という意味になるんですけど。

 僕の言う「I Want It That Way」とは、「人生で大切な人」なのに、彼女が言う「I Want It That Way」は、僕が望む関係ではなく、ちょっと違う関係のようです。

 この曲の中で、いったい彼女は、どんな関係になりたいと言っているのでしょうか。

 ちなみに バックストリート・ボーイズ は、水曜日に、待望のニュー・アルバムをリリースするそうです。楽しみですね。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、バックストリート・ボーイズ の、「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ CRAZY KEN BAND 「 せぷてんばぁ 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りした曲は、2003年にリリースされた、CRAZY KEN BAND(クレイジーケンバンド) のシングル、「せぷてんばぁ」。

 ボサノバ風のリズムに乗せて、恋の終わり、秋の気配が近づいた9月、鎌倉の海、「明日は会社を休みます」。

 この秋は、自分を大切にする休日をぜひ、みなさん取ってくださいね。


 さて、この番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 リクエストを採用させていただいた方には、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いた、メッセージを、ご紹介しましょう。東京都「ヤスコ」さん。40代・主婦の方です。

 「毎週欠かさず聴いています。今まで日曜の夜は、テレビのバラエティー番組をぼんやり観ていたのですが、美樹さんの番組を知り、自分が自分になれる時間を持つことができました。私は晩婚でしかも、8年目で子供を授かりました。子育てに悩んでいたときに、友人からこのCDをいただき、この曲でずいぶんと軌道修正できたことを、懐かしく思い出しています。娘もどうにか健康に育ち、今年5歳になりました。まだまだ大変だろうけど、幸せな日々を過ごしています。」

 という、なんだか心が、ほっとする、ほわっとする、メールをいただきました。

 本当にね、私もわかります。子育てって、毎日が初めての、出来事ばっかりなので、初体験なので、子供も親もね。

 だから本当に、わからなくて。もう、泣き出してしまいたくなるようなことも、私も、あったし。今でも、ありますよ?

 でも、そんなときにやっぱり、音楽でねぇ、励まされたりとか、固くなった心を柔らかくしてもらって、スポンジのように柔らかくなって、やっとそれで、娘との距離がまた、正しく取り戻せるというか。

 そんな柔らかな心で、娘を見つめることで、やっと、自分の、心を、自分でちゃんときちんと、アジャストできたっていうか、そんなことは、日々の中でいっぱいあります。

 音楽って本当にすごいですよね。つくづくそう、感じています。

 それでは、「ヤスコ」さんからの、リクエスト、お送りしたいと思います。エンニオ・モリコーネ で、「ペイネ 愛の世界旅行」。




♪ Ennio Morricone 「 Il Giro Del Mondo Degli Innamorati Di Peynet 」




 わたくし今井美樹がお送りしている、「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都の「ヤスコ」さんからのリクエスト。エンニオ・モリコーネ で、「ペイネ 愛の世界旅行」でした。

 「ヤスコ」さんには、ミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね♪





(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 今井美樹 「 宝物 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、16日にリリースされました、わたくしのニュー・シングル、「宝物」。

 先週もお話しましたけれどもNHKのドラマ、「再生の町」という、ドラマの主題歌として、みなさんのお耳には届いている、かもしれませんけれども。

 私はこの曲を、歌うときに、今までレコーディングした中で、初めて、といってもいいと思うんですけども、本当に、目の前に、娘の存在というような、そんな「ほわっ」とした、温かな、もの。

 未来の象徴というか。とても大切なもの。そのもののために、とっても、温かな、想いを注ぎたいと思って、レコーディング、した曲です。

 これからの人たち。未来のために、今をとっても大切に、丁寧に生きていきたいっていうのは、親になって初めて、リアリティーを持った感情なんですけども。

 そういう、大切な想いをね、自分の曲としてかたちにすることができて、こうやって残すことができたっていうのはすごくうれしいなと思ってます。

 この曲も、みなさんの、生活の中の、温かいとこに「スポッ」と、はまってもらえる曲になってくれるとうれしいな〜と思ってます。ぜひ聴いてみてください。

 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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