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LOVE UNITED


〜 第28回 〜 2009.10.11 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Norah Jones 「 Don't Know Why 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ A.J. Croce 「 Hung Up (On You) 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、秋の夜に気持ちのいい、ノラ・ジョーンズ の、「ドント・ノウ・ホワイ」。

 そして、今お送りしているのは、テレビ・コマーシャルでもお馴染み。エイドリアン・ジェイムス・クロウチ(Adrian James Croce) の2005年のアルバムから、「ハング・アップ」です。

 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、サザン・ソウルの帝王、ウイルソン・ピケット が、1966年に大ヒットさせた曲。

 音楽に合わせて踊ることの楽しさを気づかせてくれる、そんな1曲です。




♪ Wilson Pickett 「 Land Of 1000 Dances 」







(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、スガシカオさんです。先日この番組でも1曲おかけいたしましたけれども。私のスガさんに対しての印象はやっぱり、「声の人」ですね。

 それでは、偉人・スガシカオさんの愛の足跡(そくせき)を、ご紹介していきましょう。

 まずは、この LOVE SONG から。




♪ スガシカオ 「 アシンメトリー 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週はスガシカオさんをピック・アップしております。

 10月6日から全国ツアーがスタートし、精力的に活動を続けるスガシカオさん。そんなスガさんは、1997年、シングル「ヒットチャートをかけぬけろ」で、デビュー。

 デビュー当時から、独特な世界観を発信し、ご自身の曲だけでなく、数多くのミュージシャンにも、楽曲を提供してきました。

 ご本人が、「完全燃焼主義」とおっしゃるように、これまでつくった曲で、世に発表してこなかった曲は、ほとんどない というほど、1曲1曲を大事にされています。

 それは、デビューしたとき既に30歳と、年齢的に遅かったことへのコンプレックスとして、「無駄な動きをしていられない! 一日一日を、完全燃焼しなければ!」という、想いの表れでもあります。

 今から14年前の1995年。大学卒業後、就職して会社員として働いていたスガさん。現在の事務所に逢うまでにつくっていたオリジナルは、5曲もなく、とあるオーディション企画に応募したデモ・テープをきっかけに、デビューのチャンスをつかみます。

 ライブ活動の経験も乏しく、楽器についてもそれほど自信がない。しかし、彼の歌声に、心をわしづかみされた事務所の社長の、熱いアプローチで、契約を交わします。

 デビューも決まらないまま、音楽以外での収入は一切ない状態にしたい と、自ら、4年半務めた会社を辞め、千葉の一軒家で、曲づくりの生活を始めます。

 退職したときの財産、100万円。そのうちの半分、50万円で、録音機材を購入し、残りの貯金で生活をする日々。

 お金がかからないように地味に暮らしながらも、ひたすらオリジナル楽曲の制作に集中していた最中、父親が倒れてしまいます。

 昼間は父親の代理で営業を回り、深夜に帰宅した後、楽曲づくりを続けるハードな生活。

 ちょうどスガさんがデビューした1997年は、男性のソロ・アーティストがたくさん誕生した年でもありました。そんな状況もあり、レコード会社を11社巡っても、一向に契約は決まらず。

 1996年の中頃、やっとのことで、1社から声がかかり、その半年後、「ヒットチャートをかけぬけろ」をリリースすることになりました。

 つくりたての曲をすぐにレコーディング。この時点でも、オリジナル曲は10曲ほど。しかし、この追い込まれた生活の中での曲づくりで、スガさんは、オリジナルなスタイルを手に入れていきます。

 プロモーションで全国を駆け回りながら、アルバムを制作。忙しい日々の中、14日間でつくられたデビュー・アルバム、「Clover(クローバー)」は、当時としては異例の、アルバム・チャート初登場10位を記録します。

 めまぐるしく変わる毎日。そんな息もつかぬ日々の中で、スガさんは、この名曲を、札幌でのイベントへ向かう飛行機の中で書き上げています。




♪ スガシカオ 「 夜空ノムコウ 」




 「心をわしづかみにする声」。スガさんのハスキーな歌声は、「月のようだ」とおっしゃる、所属事務所の代表。そんな、月のような声で歌われる世界観は、どこか、日本文学のようです。

 歌詞の行間に浮き沈みする主人公たちの気持ち。まるで、映画を見ているように、静かに動く風景の中で佇んでいるのは、曲を聴く私たち一人一人。

 聴くだけで、風景が目の前に現れる。そんな歌を多く歌っていらっしゃいます。

 歌詞を書くときに、「わりと気負いを頼りにして書いていく」とおっしゃるスガさん。スガさんの記憶にある匂いには、そのときの不安や期待、焦りなどの記憶をとどめたものが多いそうです。

 その記憶をたぐり寄せながら書く歌詞は、1行目ができれば、後は「すーっ」と出てくるそう。自分の中で自問自答していけば、勝手に詞がどんどん出てくる。

 考えると理屈っぽくなってしまうので、何も考えないで書くんだそうです。だからこそ、心の底に流れる、つかみどころのない気持ちを表現できるのかもしれませんね。

 デビュー以来、突っ走ってきたスガさんは、2000年、喉を壊し、それをきっかけに2001年をほぼ、丸々休養に充てる予定でした。

 「レギュラーのラジオ以外は、スケジュールをひとつも入れたくなかった」。当時のスガさんはおっしゃっています。

 しかし、その年の夏、マキシ・シングル「8月のセレナーデ」をリリース。さらには、夏のイベント・ツアー、10月にはセルフ・カバーを含む5枚目のオリジナル・アルバムを発表します。

 「休もうと思ったけど休めない。やることがなくなって曲をつくっていくうちに、成り行きでこうなった」。結局、休むことなく動き続けていく。完全燃焼型のスタイルです。




♪ kokua 「 Progress 」




 お送りしたのは、スガさんが中心となり結成したユニット、kokua(コクア) のシングル、「Progress(プログレス)」。NHKの番組でもお馴染みの曲ですよね。私も大好きです。

 現在ツアー中のスガさん。今年の年末には、初めての海外ライブを含む、「スガ シカオ JAPAN-UK ツアー」が予定されています。

 私たちの心の奥底にある想いを解き放つ、スガシカオ・マジック。次はどんなマジックなのか、楽しみですね。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、スガシカオさんをピック・アップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




自分の育った小さな町を、
一度も出たことがない女の子。

ついに夜行列車に飛び乗って
町を出たんだ。行くあてもなく。

サウス・デトロイトで育った彼。
自分の世界を変えたくて、行くあてもなく、
夜行列車に飛び乗った。

タバコの煙が立ち込めた部屋。
安いワインとチープな香りの香水。

みんなそんなものと、
笑顔ひとつで夜を楽しむのさ。

街はよそ者がうろついている。
夜となるとさまよう彼ら。

そう、まさしく
ストリート・ライトのような人間さ。

ただ刺激だけを求めてさまよう。
そして、どこかへと消えていくんだ。

自分を満たすためには、精一杯働き、
誰もがスリルを求めている。

たった1回、サイコロを振るために、
何もかも投げ出す奴もいる。

勝つ奴もいれば、負ける奴もいる。

そして、ブルースを歌うために
生まれてきた奴もいるのさ。

そう、人生は、
終わりのない映画みたいなものさ。

いつまでも、いつまでも続く映画。

街は刺激を求めてさまよう奴らばかり。
でも信じることはやめちゃいけない。

その感覚を大切にするんだ。

信じることをやめなければ、
未来は見えてくるさ。




♪ Journey 「 Don't Stop Believin' 」




 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしたのは ジャーニー の1981年の大ヒット曲。「ドント・ストップ・ビリービン」。

 ジャーニー にとって初めてのビッグ・ヒットとなったアルバム、「エスケイプ(ESCAPE)」からのセカンド・シングルでした。

 たった一度の人生。自分が主人公なんだから、自分を信じて、ドラマティックな人生を生きていこう!

 1973年のバンド結成以来、1977年に、2人目のボーカルとして迎えた、スティーブ・ペリー(Steve Perry) の歌声で人々の心をつかみ、その後バンド・メンバーの入れ替えはあったものの、2007年からは、フィリピン出身のボーカル、アーネル・ピネダ(Arnel Pineda) を迎えて、今年、来日公演も果たしています。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、ジャーニー の「ドント・ストップ・ビリービン」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ 古内東子 「 ブレーキ 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りした曲は、古内東子さんの1997年のアルバム、「恋」から、「ブレーキ」。

 今週の水曜日には、KREVA(クレバ) とのコラボレーション・シングル、「A to XYZ(エイ・トゥー・エックスワイズィー)/スロウビート」がリリースされる古内さん。

 90年代後半には、「恋愛の神様」、「OLの教祖」と言われたほど、等身大の LOVE SONG が、20代の女性から絶大な支持を受けたアーティストです。

 この曲が入ったアルバム「恋」は、レコード大賞も受賞していますよね。


 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 ホーム・ページのほうには、オン・エアーした曲のリストもありますので、気に入った曲があったな〜という方、ぜひ覗いてみてください。

 そして番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介いたしましょう。東京都の「リョウゾウ」さん。60代・男性の方です。

 うれしい〜。こんな、大人の方が聴いてくださっていて、とてもうれしいです。ありがとうございます♪

 「美樹さんのきれいな言葉と優しい語り口が耳に心地よく入ってきます。選曲も惹かれます。ぜひ、この雰囲気を続けてください。学生時代は寮生活で、門限のある生活。お金もなく、デートといえば、喫茶店でコーヒーを飲みながら話すだけ。というのが定番でした。そのときよく、店内にかかっていたのが、この曲でした。今でも好きな、想い出の曲です。」

 という、メールをいただきました。

 なんか、いいですよね。自分の、若かった頃、いろんな音楽が、音楽だけではなく、とてもシンプルな生活だからこそいろんなものが、いろんな刺激となって入ってきてしまうような、そんな年頃ってあると思うんですけども。

 そういうときにね、かかっていた音楽とかって、ず〜っと忘れないというか、ある種の、その場所にいたその匂いさえも思い出すような、そんなことって、あると思います。

 今日はその、「リョウゾウ」さんの大切な想い出の曲を、おかけしたいと思います。スリー・ドッグ・ナイト で、「アン・オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」。




♪ Three Dog Night 「 An Old Fashioned Love Song 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都、「リョウゾウ」さんからのリクエスト。スリー・ドッグ・ナイト で、「アン・オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」でした。

 「リョウゾウ」さんにはミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね♪





(タイトルコール)

LOVE UNITED





♪ 松任谷由実 「 影になって 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、1979年のアルバム、「悲しいほどお天気」より、松任谷由実さんで、「影になって」でした。

 これは、本当に私にとって、この季節になると、必ず、つい口ずさんで出てしまう曲なんですけども。

 16歳のときだったんですよね。宮崎の、片田舎に住んでいて、このアルバムの、いろんな曲たちが、都会の大人っぽさというか、それこそ夜の、すごくクールな、空気感というか。

 都会の空気感みたいなものを、まだ全然知らない私にとってですけどね、すごくいろいろイメージさせてくれる、アルバムだったんですよね。

 本当に大好きです。毎年この時季になると必ず、(笑) 聴いてしまうアルバムですけれども。いかがでしたでしょうか。

 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 明日は、体育の日ですね。体育の日が10月10日じゃなくなったっていうのが、未だにピンと来ない状態でもあるんですけども。体育の日でね、お休みという方も、多いかもしれませんね。

 最近では運動会をね、このシーズンにやらずに春にやるっていうことが、多くもなっていますので。ちなみにうちの小学校もそうでしたけれども。秋の運動会で、子供たちの声援を という方たちもいらっしゃると思います。

 でも、子供たちの運動会だけでなく、せっかく年に一度の体育の日、ちょっと運動不足になっている、自分の体にもね、ストレッチを、いつもよりゆったりしてみるとか、グーッと背筋を伸ばしてみるとか。

 そんなことだけでも、結構、気持ちいいのよね っていうのを、つくづく、(笑) 感じる、今日この頃の私なので、それはぜひみなさんにもお勧めしたいなと思っています。(笑) 気持ちいいと思いますよ。

 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと、幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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