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LOVE UNITED


〜 第43回 〜 2010.01.24 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ England Dan & John Ford Coley 「 I'd Really Love To See You Tonight 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ Yes 「 Owner of a Lonely Heart 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、1976年に、全米2位を記録した、イングランド・ダン・アンド・ジョン・フォード・コーリー で、「アイド・リアリー・ラヴ・トゥー・シー・ユー・トゥナイト」。

 今聴いても、本当に美しいハーモニーでしたね。

 そして、今聴いていただいているのは、イギリスのプログレ・バンド、イエス が、1983年にリリースした大ヒット・ナンバー、「オーナー・オブ・ア・ロンリー・ハート」。

 「自分を揺さぶり、未来を切り拓け! そうすれば、孤独で構わないんだ」。そう歌うこの曲は、夢を追って、独りぼっちで闘う挑戦者への、力強い応援歌です。

 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、弱冠21歳のジャズ・シンガー。ジョアンナ・ウォン。

 2008年にリリースされた彼女のデビュー・アルバムから、1曲お送りしましょう。




♪ Joanna Wang 「 Let's Start from Here 」




 お送りしたのは、ジョアンナ・ウォン で、「レッツ・スタート・フロム・ヒアー」。

 アメリカ育ちの彼女ですが、台湾の音楽プロデューサーを父に持つ彼女は、台湾のみならず、中国でも、アルバムをリリース。中国語圏でも注目されているアーティストです。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、シカゴ です。

 シカゴ、来月、来日しますねぇ。そういえば、一昨年かな、ライブで来日なさったときに、実は、(笑) 布袋さん、ロバート・ラム(Robert Lamm) さんから、直接メールとかいただいていて。

 彼のあの「キル・ビル(Kill Bill)」のテーマになった「バトル(BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY)」の曲が俺たち大好きで、世界ツアー回ってるときにその曲をみんなでギリギリまで聴きながら、(笑) ステージに上がるんだ と。

 日本に、行ったらぜひ、一緒にできないか と。メールをいただき、(笑) シカゴ のライブ、2曲、飛び入りで参加させていただいて。(笑) あの曲をやったんですよね。なんだかとても、不思議な縁を感じますが。

 それでは、偉人 シカゴ の愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。

 まずは、この LOVE SONG から。




♪ Chicago 「 Questions 67 And 68 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、シカゴ をピック・アップしております。

 彼らのデビュー曲で、「クェスチョンズ・シックスティーセブン・アンド・シックスティーエイト」、お送りしました。

 世界で1億2,000万枚以上のもの売り上げを誇る シカゴ。現在まで40年以上、メンバー・チェンジをしながらも、現役で活動しているスーパー・バンドです。

 シカゴ は当時大学生だったメンバーによって1967年、地元シカゴでの結成。

 当初は、別のバンド名を名乗り、カバーを中心に活動していたそうですが、ウッドストック(Woodstock Music and Art Festival)が行なわれた1969年、新人としては異例の、2枚組というアルバム「シカゴの軌跡(The Chicago Transit Authority)」でデビューをしています。

 当時の世相を反映して、初期の彼らは、政治的なメッセージを含んだ名曲を数多く、リリースしていきました。

 1970年にシングル「長い夜(25 Or 6 To 4)」が大ヒット。72年に「サタデイ・イン・ザ・パーク(Saturday In The Park)」、そして、76年には、グラミー賞に輝いた「愛ある別れ(If You Leave Me Now)」。

 次々に名曲を放ち、アルバム「シカゴ・ファイブ(Chicago V)」から、5作連続で全米チャート・ナンバー・ワンを獲得し、爽快なホーンを生かしたバンド・サウンドは、一時代をつくり上げます。

 しかし、バンド絶頂期だった1978年、中心人物であった テリー・キャス(Terry Kath) を、拳銃の暴発事故で亡くし、バンドは低迷に向かってしまいます。

 メンバーの死を乗り越え、試行錯誤を繰り返し、1982年にリリースさたれアルバム、「シカゴ・シックスティーン(Chicago 16)」は、デビッド・フォスター(David Foster) をプロデューサーに迎え、美しいバラードを全面に押し出したバンドへと、変化していきました。

 この曲で、ゴールドディスクを獲得し、見事復活を遂げた彼らは、続く1984年に発表されたアルバム、「シカゴ・セブンティーン(Chicago 17)」から次々とヒット曲を生み、再び、シーンの最前線へとカムバックしたかのように見えました。

 しかし、この成功も束の間、フロントマンであった ピーター・セテラ(Peter Cetera) が脱退。レコード会社とのトラブル、自らリリースしたアルバムの大失敗と、過去のヒット曲を求める音楽界に惑わされ、バンド活動も停滞していきます。

 「もう懲りた。絶対に自分たちで出そうとは思わない」。オリジナル・メンバーでもある ロバート・ラム(Robert Lamm) が思うほど、大きな痛手を受けてしまったのです。




♪ Chicago 「 You're the Inspiration 」




 かつてヒット曲を量産し、時代に残る名曲をつくり続けてきた シカゴ。オリジナル・レーベルでのリリースに失敗し、新作への意欲を失くしていた彼らの元に、1通の手紙が届きます。

 2003年、ワシントンでライブをしたとき、彼らのライブの2日前に、同じ会場で演奏したというバンド、ラスカル・フラッツ(Rascal Flatts) からの手紙でした。

 そこには、ベーシストである ジェイ(Jay) が、シカゴ の熱狂的なファンであること、一緒に曲づくりができたら光栄だと書かれ、そして、ラスカル・フラッツ のセカンド・アルバムが添えられていたのです。

 彼らの音楽を聴き、ファンとなったボーカルの ジェイソン(Jason) は、ツアー終了に、彼らの元に訪れ、一気に新曲を書き上げます。それが、「ロング・ロスト・フレンド(Long Lost Friend)」。

 初めて会ったとは思えない、懐かしい気持ちがしたという、ジェイソン。かつての失敗の痛手から、誰もが、新作のリリースについて硬く口をつぐんでいたところに、ラスカル・フラッツ から、「一緒につくったCDを発表したいね」と、ラヴコール。

 内心どうなるのかと疑いながらも、定期的に ラスカル・フラッツ の ジェイ と曲づくりを続けていく日々。

 そこで彼らが出逢ったのは、自分たちの音楽を浴びるように聴いて育った新しい世代が、現在の音楽業界の第一線で活躍している ということ。

 そして2005年。1月下旬にスタートしたレコーディングは、3月中旬に終了。記念すべき、通算30作目。15年ぶりにリリースされたオリジナル・アルバムには、活気がみなぎり、新しい シカゴ のパワーがあふれています。




♪ Chicago 「 Feel 」




 LOVE UNITED。アルバム「シカゴ・サーティー(Chicago XXX)」から、「フィール」、お送りしています。

 このアルバム「シカゴ・サーティー」は、全米チャートで2週連続ナンバー・ワンに輝きました。

 かつての シカゴ が持つ美しいメロディー・ライン。成熟した、シカゴ・サウンドがたっぷり、詰められています。

 未来に向かって力強く踏み出した シカゴ。43年という長い歴史と、数々の栄光を持ちながらも、過去の栄光に甘んじることなく、次なる時代の扉を開いていく彼らに勇気をもらった人も、多いのではないでしょうか。

 そんな彼らが、来月、来日公演を行ないます。これは、去年予定されていたライブが、ロバート の骨折で、延期されていたもの。

 再び自信を取り戻した シカゴ のライブ、どんなステージが繰り広げられるのか、楽しみですね。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、シカゴ をピック・アップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




あのイカした彼女は、
ず〜っとセレブな世界で生きてきた。

賭けてもいいぜ。彼女の周りに、
俺たちみたいな男は今までいなかったって。

きっと彼女のママだって、
俺たちの世界について話したことなんてないぜ。

俺は、セレブな彼女にアタックしたいんだ。

熱い血が流れている限り、
チャンスがあるかもしれないじゃないか。

そうさ、彼女は今、
俺たちみたいなボーイ・フレンドを求めてるんだ。

今彼女が何を求めているのか、気づくときさ。
知ってるだろ? 俺はず〜っと彼女を見てきた。

彼女はもうセレブなおもちゃに飽きたんだ。
同じ世界のボーイ・フレンドからのプレゼントにもね。

そうだよ。彼女にも、選ぶ権利はあるんだぜ。

高嶺の花の君。君が思っているように、
俺は真珠なんて買ってあげることはできない。

だけど、いつか俺に運が向いてきたら、
君にはわかるさ。俺がどんな人間かってこと。

そうしたら、俺の勝利さ。

俺は、セレブな君に恋をしているんだ。




♪ Billy Joel 「 Uptown Girl 」




 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしたのは、ビリー・ジョエル のアルバム「イノセント・マン(An Innocent Man)」から、「アップタウン・ガール」。

 1983年にシングル・カットされ、全米チャートで3位に輝いた曲です。

 この曲のビデオ・クリップには、当時、アメリカの恋人と言われていた、トップ・モデルの クリスティー・ブリンクリー(Christie Brinkley) が、憧れの相手役として登場していました。

 その後 ビリー は彼女と結婚。ビリー の、彼女に対する気持ちをそのまま表した曲と言えるかもしれませんね。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、ビリー・ジョエル の、「アップタウン・ガール」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ PUSHIM 「 RAINBOW 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りしているのは、プシン で、「レインボウ」。

 レゲエ界のクイーンとして、今年でデビュー11周年を迎える彼女。11月には、デビュー10周年を記念して、初のベスト・アルバムがリリースされています。

 音楽だけではなく、写真にも興味があるという彼女は、ソニー・レコードのホーム・ページでフォト・ギャラリーを開いていて、その名も、「篠山冨心(しのやまぷしん)」。

 ごめんなさい、ちょっと笑ってしまいました。(笑)

 ジャマイカの子供たちや、海や空など、美しい写真が収められているので、興味のある方は、覗いてみてはいかがでしょうか。


 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 ホーム・ページにはオン・エアーした曲のリストもありますので、「気に入った曲があった」という方、ぜひ覗いてみてください。

 そして番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いた、メッセージをご紹介いたしましょう。東京都、「アンアン」さん。19歳の女性からです。

 「4月に長崎から上京しました。今は寮に住んでいます。家族と離れて暮らしいてると、毎日のふとした瞬間に淋しくなり、泣きそうになります。そんなときには、夜空を見上げながら、この曲を口ずさみ、空の彼方につながっている家族を思います。」

 というメールをいただきました。

 私も、宮崎から、出てきて。本当に最初のうちはねぇ、この大都会の中で、とても独りぼっちな感じで。

 小さい部屋の、中で、ず〜っと大好きで学生時代聴いていた、音楽を、ひたすら聴きながら、一生懸命自分のスペースを、つくって、確保してね。自分だけの世界、の中で、心を、なんとか保とうとしていたような気がしています。

 そんなことも、忘れてしまうぐらい、気がつけばもう、自分が生まれて、育った町で暮らした、年月よりも、東京で、暮らしている、時間のほうが長くなってしまって。なんだかとっても不思議な気がしていますが。

 でも、自分がつくり上げた新しい、世界。そして、自分を育ててくれた、世界。その両方が、あるっていうのは本当に素敵なことだな〜と、私はいつも思っています。

 心の中にいつでもふっと帰れる場所があるっていうのは、とってもいいですよね。

 それでは「アンアン」さんからのリクエストで、ケルティック・ウーマン で「ユー・レイズ・ミー・アップ」。




♪ Celtic Woman 「 You Raise Me Up 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都、「アンアン」さんからのリクエスト。ケルティック・ウーマン で、「ユー・レイズ・ミー・アップ」でした。

 「アンアン」さんには、ミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね♪





(タイトルコール)

LOVE UNITED





♪ Diana Krall 「 I've Got You Under My Skin 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、ダイアナ・クラール のライブ・アルバム、「ライブ・イン・パリス(Live in Paris)」から、「アイブ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン」でした。

 私はこの、ダイアナ・クラール、大好きなんですけども。初めてこの、アルバムを、聴いたときというか家でかかっていたときに、全然何もジャケットも見ていなくてただ、布袋さんが「ピッ」とかけていたのを聴いて。

 私が勝手にすごくイメージしていたのが、もっと迫力のある、でっぷりとした、(笑) 非常に「ジャズ・シンガーです」っていう感じの、迫力のあるボーカリストが、歌っているのかと思っていたら。

 非常に美しい、美貌の、美しい女性のジャケットがありましてですね。「えっ!この人?」それも、ピアノを、弾きながらガンガン歌っているんですよね。

 今日お送りしたこの「アイブ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン」っていう曲は、フランク・シナトラ(Frank Sinatra) なども歌っている代表的な、曲なんですけども。

 本当はもっとスイングしてる、(指を鳴らして) こういう感じの、明るい「パーン!」とした曲なんですね。

 その曲がこういうアレンジになるっていうのがね、「あぁ〜。やられた…」と思って。心を、射抜かれた感じだったんですけども。

 こうやって、ライブの作品っていうのは、またいろんなふうに、その人その人の、その曲に対してのね、想いが「ふわぁ〜」っと広がったりするものが、現れてくるので。

 またいろんな、素敵な作品があったらぜひこの番組でもご紹介したいと思っています。

 さて、そろそろお別れの時間です。今夜は、いかがでしたでしょうか。

 今 ダイアナ・クラール のライブのお話をしましたけれども。実はわたくしの、東京・渋谷でのオーチャードホールのライブも、ぼちぼち近づいております。明日から、リハーサルを、やるんですけども。

 ダイアナ・クラールの、曲じゃないですけども、私もいつもライブでは、かつての、自分の、大切だった曲が、今の自分の色に、染まって。

 また、今出逢った、このバンドの人たちとやると、またどんどん違う花に、彩りを添えて広がっていくというのが、私はライブのときの一番の楽しみだったりするんですけど。

 去年の年末に出ました、新しいアルバム「corridor(コリドー)」。そして、かつての今までの、大切だった曲たちが、ブラッシュ・アップされたというかね、リニューアルされる感じで、いろんなふうに、大切な音楽たちを、ご披露できたらいいなと思っています。

 明日からの、リハがすごく楽しみなんですけども。また、もし、足を運んでいただける方たち今聴いてくださっていたら、楽しみにしていてください。

 この番組では世界中にきらめく、数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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