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LOVE UNITED


〜 第44回 〜 2010.01.31 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ 中島みゆき 「 悪女 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 大橋トリオ 「 Winter Land 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、1981年にリリースされた、中島みゆきさんで、「悪女」。

 当時80万枚を超えるシングル・ヒットとなった、名曲です。

 そして今聴いていただいているのは、大橋トリオで、「Winter Land(ウィンター・ランド)」。

 「大橋トリオ」という名前ですが実は、1人。実は最近、わたくしも大いに気になっている、アーティストで。我が家で、ブームになりつつ、あります。

 2010年、彼の名前を聞く機会が増えるだろうな〜と、思われる期待のアーティストです。

 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、マルコス・ヴァーリ。

 セルジオ・メンデス(Sergio Mendes) と共に、ブラジル音楽を世界に広めたアーティストですが、歌手の bird(バード) さんもカバーしている、この名曲をどうぞ。




♪ Marcos Valle 「 Batucada 」







(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、ボブ・ディラン です。

 今年の3月、日本のライブハウスで、ライブハウス・ツアーを行なう ディラン。

 息遣いまで聞こえそうなその距離で、実際に、観る、聴く、ボブ・ディラン とはいったい、どんな、ことになるんでしょうね。(笑) すごそうです。

 それでは、偉人 ボブ・ディラン の愛の足跡(そくせき)を、ご紹介していきましょう。

 まずはこの LOVE SONG から。




♪ Bob Dylan 「 Blowin' in the Wind 〜風に吹かれて




 「どれだけ人が死んだら、あまりにも多くの人たちが死んでしまっていることに気づくのだろう。その答は、風の中に舞っている」。

 1963年にリリースされ、アメリカ公民権運動の賛歌と言われた、「風に吹かれて」でした。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は ボブ・ディラン をピック・アップしております。

 今年で69歳になる孤高の詩人、ボブ・ディラン。人生を歌にし、そのプライベートな部分は、霧の向こうに包まれたまま、世界中の人々の心を揺さぶり続ける、聖職者のようでもあります。

 デビューしてから51年。これまでに発表したオリジナル・アルバムは、1億枚以上の売り上げを記録し、グラミー賞はもちろん、1988年には、ロックの殿堂入り。

 さらに、2008年には、ピューリッツァー賞・特別賞を受賞。今なお、世代を超えて、多くの人々に影響を与え続けています。

 去年リリースされたオリジナル・アルバム、「トゥギャザー・スルー・ライフ(Together Through Life)」のインタビューで、ディラン はこう答えています。

 「世界で膨大なセールスがあるのは、僕にとって、謎なんだ。僕のレコードに完璧なものは1枚もない。だから、全く同じようにやっても、意味がないんだ」。

 1988年からスタートさせた「ネバー・エンディング・ツアー」では、年間およそ100本のライブをこなしてきた ディラン。

 今年の3月、「アメリカと同じスタイルで、日本でもライブを行ないたい」と、ライブハウスでのツアーを決意します。

 彼の初来日から32年。日本の多くのファンが望んでいた、ライブハウスでの公演は、68歳とはいえ、2週間半で12公演。3万人のファンと気持ちをつなぐ夜を約束してくれています。

 彼が、ライブを大切にする意味はどこにあるのでしょうか。完璧ではないアルバムを完成させる場所としてでしょうか。去年のインタビューでこう話しています。

 「本当のパワーは、人々の小さなグループの手の中にあって、何の名前も持っていないはずだよ?」。




♪ Bob Dylan 「 Knockin' on Heaven's Door 」




 LOVE UNITED。お送りしたのは、「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」。エリック・クラプトン(Eric Clapton) や、ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses) がカバーしていることでも有名な、1曲です。

 去年のクリスマス、ボブ・ディラン は長い音楽生活の中でも、初めての、クリスマス・アルバムをリリースしました。

 ユダヤ系アメリカ人である ボブ・ディラン が、クリスマス・アルバムをつくったというニュースは、世界を駆け巡り、イスラエルのインターネット・テレビ局でも、話題に上るほどでした。

 幼い頃からユダヤ教の戒律の中で生活していた ディラン でしたが、1979年に、クリスチャンになるために、洗礼を受けます。しかしその後再び、ユダヤ教に改宗したとも、報じられています。

 そんな彼が、クリスマス・アルバムを。様々な憶測が飛ぶ中、彼はインタビューでこう答えています。

 「これまでにクリスマス・ソングを書こうとしたことは一度もない。今この時期が、やるべきだったのさ。実際の話、もっと以前なら、つくれるだけの人生経験を私は積んでなかったね」。

 彼がやっとつくることができたクリスマス・アルバム。そこには、彼からの愛が詰まっていました。

 アメリカにおける全ての印税は、アメリカ最大の食糧支援機関「フィーディング・アメリカ(Feeding America)」に永久に寄付され、アメリカ以外の印税も、飢餓撲滅を目指す国連機関「世界食糧計画」と、ホームレスを支援するイギリスの慈善団体「クライシス(Crisis)」に、永久に寄付されます。

 ボブ・ディラン からのクリスマス・プレゼントは、CDを手にした私たちだけではなく、広い世界で、お腹を空かせた人々への、プレゼントでもあったのです。




♪ Bob Dylan 「 Winter Wonderland 」




 LOVE UNITED。お送りしたのは ボブ・ディラン のクリスマス・アルバム、「クリスマス・イン・ザ・ハート(Christmas In The Heart)」から、「ウィンター・ワンダーランド」でした。

 常に、新しい時代を切り拓いてきたこれまでの人生。だからこその今。今年69歳を迎える ボブ・ディラン から吹く新しい風に、あなたも触れてみてはいかがでしょうか。

 時代を超え、国境を超え、私たちの心に、愛を忘れないよう歌い続ける ボブ・ディラン。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は ボブ・ディラン をピック・アップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




さぁ立ち上がろうぜ!
誰も俺を叩きのめすことはできない。

君はそいつにてこずってたよな。
わかっているさ。君が何て思っているか。

本物を手に入れるのは、
そんなに簡単なことじゃないってことさ。

俺がレコード・マシーンに寄りかかって
立っているのが見えるかい?

君が見てきた奴より、醜くないだろ?

俺が何を言ってるか、わかってるよな?

飛んだほうがいいかもしれないぜ。
前に進もうぜ! 一歩を踏み出すんだ。

Oh 今何て言ったんだい。
Baby 元気だったかい?

物ごとは始めてみなきゃわからない。
そうさ! わからないよな。

レコード・マシーンに寄りかかっている、
俺の姿が見えるかい?

君が今まで見た酷い奴より、マシだろ?
だったら、俺の言ってることはわかるよな。

前に進んだほうがいいかもしれないぜ。
前に進んで、ジャンプするんだ!

さぁ! こっちに来いよ!




♪ Van Halen 「 Jump 」




 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしたのは ヴァン・ヘイレン の名曲、「ジャンプ」。

 この曲が収められたアルバム「ナインティーン・エイティーフォー(1984)」には、ヒット曲が満載。

 この曲によって、80年代のアメリカン・ハード・ロックのサウンドが決まったと言っても、過言ではありません。

 さてこの曲、当時のボーカル、デビッド・リー・ロス(David Lee Roth) は、「テレビのニュースで見たことを歌っている」と言っていますが、どうなんでしょう。

 色々な解釈の余地がある歌詞なので、アルバムのジャケットに描かれている天使を見ていると、「何ごとも始めてみなきゃわからないじゃないか! 一歩を踏み出せよ!」と、歌っているように聞こえますね。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、ヴァン・ヘイレン の「ジャンプ」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ MIHIRO 「 君色日和 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りしているのは、MIHIRO(マイロ) で、「君色日和」。

 R&Bコーラス・グループ、「Full Of Harmony(フル・オブ・ハーモニー)」としても活躍している HIRO(ヒロ) さんが、MIHIRO という名義で、ソロ活動を行なっています。

 この「MIHIRO」という名義は、アメリカのR&Bプロデューサー、テディー・ライリー(Teddy Riley) が、「My Hero になってほしい」という願いを込めてつけてくれた名前なんだそうです。


 さてこの番組では、みなさんからのメッセージや、リクエストを、お待ちしております。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 ホーム・ページには、オン・エアーした曲のリストが、載っておりますので、「気に入った曲があった!」「もう一度聴いてみたいな」なんて方は覗いてみてはいかがでしょうか。

 そして番組ではリクエストを採用させていただいた方に、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いた、メッセージをご紹介いたしましょう。東京都「ナナ」さん。20歳の大学生の方からです。

 「小さい頃から父とのドライブ中に聴いたり、父が、ギターで弾いたりと、ず〜っと聴いてきた曲。去年、父と、念願のコンサートに行きました。秋になると彼女の声が恋しくなり、冬の東京にも、彼女の声はぴったりなのでは、と思います。」

 というメールをいただきました。

 まずねこの、お父さんとの、この「ナナ」さんとの、関係がとっても、この短いメールの中でだけでも、いろんなふうに、イメージできて。とっても心が温かくなったそんなメールだったんですけども。

 私もそうだったんですけどもやっぱり、家族の中で、ある曲を大好きでず〜っと、気がつくと鼻歌で歌ってたり、いつもそんな音楽が、部屋の中で流れていたり。

 ピアノで弾いてくれたり、ギターで弾いてくれたり、自分で弾いて聴かせてみたり。そんなふうに、音楽が家族との、絆をもっと強くしてくれるってこと、本当にあると思うので。

 そんなふうにね、音楽が、いろいろな、力となって、また、大切な人同士をつないでいくという、その、ことにも、私は今感動しているんですけども。

 なんだかこういうふうに、私なんかも、今まだ娘が小さいですけども、それこそ娘と父の関係、私とまた娘の関係というところで、いろんなふうに音楽が、我が家の中でも育まれていくといいな〜なんて、思って、しまいました。

 それでは、東京都「ナナ」さんからのリクエストで、キャロル・キング、「ソー・ファー・アウェイ」。




♪ Carole King 「 So Far Away 」




 ジェームス・テイラー(James Taylor) との来日公演が、4月にありますよね。なんかすごい、ことだな〜と思って。(笑) 私もぜひ、行きたいライブ、であります。

 この「ナナ」さんが、お父様と、キャロル・キング のライブに行ったっていうの、うらやましい限りです。

 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都「ナナ」さんからのリクエストで、キャロル・キング、「ソー・ファー・アウェイ」でした。

 「ナナ」さんには、ミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますよ♪





(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 今井美樹 「 陽のあたる場所から 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、もう去年になりますね。今井美樹の、新しいアルバム「corridor(コリドー)」より、「陽のあたる場所から」。

 去年、いろんな想いを、持って、取り組んでつくったアルバム「corridor」。この番組でも、少しずつ聴いていただいていますけれども。

 今回のこの、アルバムは、私が今大好きな、バンドがいるんですけども。去年、一昨年とずっと、ライブをいろいろ手伝ってもらっている、バンドの連中がいるんですけども。

 彼らと一緒に、彼らとの、それこそ、家族のようなつながりというかね、とても不思議な関係なんですけど。

 まるで家族のような、関係が、音楽に、直接、どんどん彩りを、添えていくというか、増していってくれるんですね。

 それを直接ね、みなさんに届けられるということが、とても、ワクワクすることだし、ドキドキすることでもあるんですけども。

 今年のアルバムで、やりたかったいろんな想いは、きっとこれからも、またいろんな作品、そしてライブにおいて、ず〜っと私のまた、ベーシックなものとして、大事につながっていくと思いますので。

 ぜひ、これからの、作品も、そしてライブも、楽しみにというか、見守っていただきたいなと思っています。

 さて、そろそろお別れの時間です。今夜は、いかがでしたでしょうか。

 ついこないだ、「いや〜、早いもので今年が終わってしまいます」と言っていたのに、(笑) もう、その、新しい年が明けてからの1か月が終わろうとしています。もうこの早さったら、(笑) っていう感じなんですけども。

 これからのシーズン1年で一番寒い時季になりますのでね。みなさん体調には気をつけていただきたいと思います。

 もうすぐライブだったりするので、我が家とにかく今はもう、厳戒態勢を引いて、(笑) 風邪ひかないように、しているんですけども。

 一番寒い季節だけど、青空もね一番抜けて気持ちのいい青空になっていく時季でもありますので。

 とにかく、背中が縮こまらないように、心はどんどん青空を向いて、広がっていくようなそんなふうに、日々を過ごしていきたいなと思っています。

 この番組では、世界にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週もこの時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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