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みゅーじんFile.


〜 第6回 〜 2005.11.05 Sat

チェリスト・作曲家

溝口 肇

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みゅーじんファイル、溝口肇。







カラヤンにあこがれ、
3歳よりピアノを習い始めた彼は、
その後11歳でチェロを始め、
東京芸術大学器楽課に入学。

一時交通事故のアクシデントにより、
眠れない日々を過ごすものの、
自らの音楽で復活。

現在はクラシックのみならず、ロックや
ポップスなども吸収した、独自の音楽で、
幅広い活動を行なっているのです。






中学高校〜〜生のときにこうロックバンドを結成して
ロックをやってた時期もあるんですね。

でその頃にリアルタイムで聴いてきた音楽 まぁ、
それがまぁ、たとえば、ディープパープルであるとか、
ビートルズであるとか、カーペンターズであるとか、
だからそういう〜〜〜、ものがこう〜、
私の青春時代でもあったんですね。

(♪遥かなる影 〜Close To You〜/溝口さん演奏)

僕はあの その〜、70年代前後のものを
リアルタイムで、聴けた、聴いたり見れた、
っていうのはやっぱり、自分の中では
すごくよかったなって。

やはりあの〜、青春時代に聴いてきたってのは
自分の中では一番、なんか大事な時間
だったような気がするんですね。






そんな溝口さんの原点にある、音楽に対する
意外な想いを聞くことができました。






よく僕言うんですけど音楽家ってたぶん、
歌を歌いたいんだと思うんですよ。

で僕はできたらU2のボノの声がほしかったんです。
でそれはあの〜神様くれなかったのでね。

でやっぱり〜、あの歌声あったらたぶん
歌ってると思うんですよ。でもそれは
叶わなかったんでそれの代わりに、
歌の代わりにやっぱりチェロ、で歌う
っていうのは自分の声の代わりなんですね。

やっぱりでも、チェロの音〜 っていうのはその、
たぶん溝口肇の音、で あると思うんですね。
たぶんそれがやっぱり個性であるし、うん それが
僕の〜〜カラーで、あると思うから、あんまり
いろんな音を出そうとは思わないですね。

たぶん、自分の音〜、えっと〜 ちょっとこう
チェロが聞こえてきたときに、「あ これは、ね。
溝口肇のチェロだ」っていうぐらい、
わかるものでありたいな〜とは思いますね。






楽器を自分の声にする。

そのためにはきっと
毎日毎日練習なんでしょうね。






毎日それだったらたぶん
つまんなくてやめると思います。

それがやっぱりコンサートとか、
レコーディングであるとか、
そういう〜ことがあるからこそ
続けて、いけるものですから。

アマチュアであれば、ほんとにその
楽しい部分、7、8割、にまで上げて、
その楽しさの中で、練習ができる工夫
ってのがあれば一番いいと思うんですよね。






楽しく、そして
語りかけるように。



音遊人
溝口肇


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