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みゅーじんFile.


〜 第20回 〜 2006.02.25 Sat

ミュージシャン

野崎良太

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みゅーじんファイル、野崎良太。







アーティストにDJ、そして
プロデューサーにリミキサーと、
ジャンルにとらわれない音楽活動を行なっている
野崎さんの才能は、まさに未知数。

意外にも彼の原点は、現在
活躍の場となっている クラブシーンとは
かけ離れたところから 始まっているそうです。






最初はほんとにね何かそういう
経歴にあこがれたっていうか。(笑)

何かどこどこ大学、ピアノ科卒業とか
作曲科卒業とかカッコいいなぁ〜とか(笑)思って。

極端なんですけど、ま、クラシックとか
現代音楽とかいろいろ、聴くけれど、夜は
毎日のように(笑)クラブに遊びに行ったりとかして。






でも、音大ではそういう人って
珍しくないですか?






だんだんこう、服装とかも変わってくるんですよ。
作曲の授業って、マンツーマンだから、(笑)
作曲の授業じゃないことも結構訊かれたりするんですね。

「あなたは、最近何をしてるの?」って、(笑)
しょっちゅう訊かれましたね。(笑)






そんな野崎さんは、その後の活動の中で、
どうやって、自分のやりたい音楽の
方向性を見つけていったのでしょう。






「どうしようかなぁ〜」と思って、
ただまぁ曲をつくるのは好きだから
とりあえず自分の好きな音楽を、全部こう、
混ぜ合わせたものをつくってみようと思ったんですね。

だからクラシックだったり、
クラブミュージックだった りジャズだったり
ブラジル音楽だったりってのを、全部、
混ぜたものをつくってみたんですね。

それをつくったときに、
「あ、自分のやりたいのはこういうことだったの」
って、こういうことをしながら、なんかこう
生活がしていけたらいいな〜と思って。


やっぱりひとつのジャンルんなっちゃうと、
自分が満足できないっていう。

なんかこう、いろんなものが、出逢ったときに、
面白いものが何か生まれるんじゃないかなって、
それをいつも思ってるから。

ほんとに「JAZZTRONIK」をやって、求めているものは
やっぱり自分の満足できるものっていうのと、
今までになかったものと、何かと何かをこう、
融合させたようなものをやりたいな
っていうのはすごく、あるから。

それはまぁいつもこう、
心に決めていることなんですね。






やりたいことをやってみたことで生まれた
融合の音楽、「JAZZTRONIK」。

特定のメンバーを持たず、野崎さんが中心となって
自由なスタイルで展開しているこのプロジェクトは、
独創的なサウンドで 世界でも注目を集めています。






いろんなミュージシャンと、やってみたいですね。
常にこう刺激を、与えてくれる? 人と
一緒にやってみたいなぁと思って。

やっぱり、音楽ってそのときそのときの、
人の精神状態にものすごくこう、左右されて
出てくるものだと思うんですよね僕。

やっぱり、常にそこには、刺激を求めている人間で、
それがなくなっちゃうと、僕のつくる音楽もたぶん
つまんなくなっちゃうんじゃないかなぁと思って。






たくさんの刺激と、それを混ぜ合わせた音楽を
いかに料理していくかが、野崎さんの
最大の楽しみであり、最大の魅力。

では、自らのピアノの存在意義とは。






「俺もいるよ」っていう、自己主張かな。(笑)


鍵盤を通して伝えたい事…

鍵盤楽器っていうのが、ものすごく
カッコよく見せられる、ようになるといいな
っていうのがこう、常日頃から
すっごい考えてるんですけど。

「鍵盤楽器の魅力」っていうのを
伝えられるといいな〜って 思いますね。






融合の中だからこその自己表現。



音遊人
野崎良太


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