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みゅーじんFile.


〜 Special 〜 2005.12.29 Thu

ギタリスト

荘村清志

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みゅーじんファイル、荘村(しょうむら)清志。







(♪アルハンブラの想い出/荘村さんギター演奏)

この曲、「アルハンブラの想い出」は、
ギタリストにとってまさに
登龍門ともいえるような憧れの曲。

そして今でもこの曲を弾き続ける彼が、
ギターを始めたのは 9歳の頃から。

当時父親からギターという楽器を習うようになった彼は、
その後、日本のギター界の第一人者に成長。
今年でなんと、35周年を迎えたのです。

しかし今思えばお父様とのマンツーマン。
かなりの英才教育だったのではないですか?






ん〜〜どっちかっていうとそれに近いですよね。
だからずっとこうレールに、敷かれたレールにこう
乗っかってスーっと。え〜 歩んでたと。
感じですねどちらかといえば。

そ〜〜ですねぇ〜まぁ性格が素直なんですかねなんか(笑)
なんか反抗もしないで、そのままず〜っと
いっちゃったっていう、ねぇ〜今考えるとよく
あそこでやめなかったな〜って不思議は
不思議っていえば不思議ですよねぇ。

今〜 今現在自分にとってはそのギターっていうのは
ほんとにもう、かけがえのない楽器であって
ギターがあったから、なんかこう〜〜〜、
はぐれもんにもならなくって。






さらに荘村さんにとってはお父様以上の存在、
ナルシソ・イエペスさんからは 何を学んだんですか?






これからはだからその〜、自分はいろいろ教えたけども
それを、まぁコピーというかなぞってるだけじゃなくて
やっぱり、あの「ここに荘村清志あり」っていう、
あの そういう〜〜〜〜ものがないと、ダメだよ
っていうふうに、それを目指してやっていきなさい
って言われた言葉がすごく印象に残ってるんですね。

でそんときは、その言われた意味が
よくわからなかっ たんですけども、
要するに、まぁ 自分の〜内面をこう、磨きなさい、
っていうふうに言われた言葉だと思うんですよね。

で自分自身の内面をどんどんどんどん豊かにしてけば、
自然にそれは自分の中からそういうものが
あふれ出てくる。と思うんで。






では、人から教わるのではなく、ギターを通して
自ら気がついたことはどんなことですか?






だから本当にいざ30代、40代もまだ悪戦苦闘(笑)
っていう感じで、50過ぎてからなんかこう
楽器の鳴らし方っていうのが、やっとなんかこう
わかってきたっていう感じですよね。

だからもっともっとほんとに楽器
ギターにこう委ねちゃえばいいっていう。
ギターに響かさせるっていうこと。

自分があの、こう、自分の力で響かせてやろう
っていうんじゃなくて、ある意味では そのギターに
楽器に委ねる、ような部分っていうのは
やっぱり必要だと思うんですよね。

まぁ表現力とかそれはもちろんね自分の中では
別にまたあるわけですけどね。






ちょっと意地悪な質問もしてみましょうか。

荘村さんはご自分のお子さんにも、
同じようにギターを教えられたんですか?






何故かねぇ〜〜やっぱりねぇ〜
子供の頃の苦しい想い出があんのかなぁ(笑)
教えなかったですねぇ〜〜。

ちょっと教えたんですけどやっぱり教え始めるとこう
「カ〜〜」っとなってもうほら、(笑) よくなって。

俺なりに結構大変な部分ありますからね
楽しいばっかりじゃないですからね〜 だから。

もしかしたら孫あたりだったら・・・






私はぜひ、お孫さんはもちろん、
より多くの人に伝えてもらいたいと思うんですけど。



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荘村清志


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