音遊人
みゅーじん
〜 第10回 〜 2004.06.04 Fri
ヴァイオリニスト
山瀬理桜
音遊人(みゅーじん)
この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。
どこかしら 哀愁の漂う独特な音色。
ハルダンゲル・ヴァイオリン。
彼女は、この楽器を操ることのできる、
ただ一人の日本人。
ヴァイオリニスト、山瀬理桜(りお)さん。
このハルダンゲル・ヴァイオリンに
めぐり逢ったことで、すごくなんか、
自分の音楽の世界が広がった感じがしまして。
そういう意味ではもうほんとに、
出逢えてよかったなと(笑)思う楽器です。
彼女の音楽人生に大きな影響を与えた、
ハルダンゲル・ヴァイオリンは、
北欧の国 ノルウェーで、古くから
人々に愛されていた国民的伝統楽器。
この楽器が生まれたのがその
「ハルダンゲルフィヨルド」という、
ハルダンゲル地方にあります
とても有名なフィヨルドなんですが、
この楽器の音色がとても合うので、ほんとに
「大地から生まれた楽器なんだなぁ」と思って。
ヴァイオリンのような華やかな
音色ではないんですけども、
この「共鳴弦」があることによって、
ちょっとこう、響き合って、哀愁ある、
懐かしい感じの、音色がする と思います。
実は、彼女がこの楽器と出逢ったきっかけは、
お姉さんがノルウェーの方と結婚したことから。
彼女はそこで、運命的な
めぐり逢いを経験したのです。
すごいまだ発見のある楽器なので、
そういう意味ではすごく魅力のある、
そうですね、あの〜、惚れ込んでおります。(笑)
そんな彼女の活動は、現在
ピアニストとして活躍するお姉さんとともに、
日本とノルウェーの2カ国を中心に、やがては、
ヨーロッパ各国に広がろうとしているのです。
今後…
北欧のクラシックと、民族音楽とポップスを
紹介するっていうかたちで、演奏活動を
行なっていきたいなと思っております。
ハルダンゲル・ヴァイオリンの
豊かな音色でつながる、日本と北欧の懸け橋。
彼女はそれを渡って、これからどんな世界へ
旅立とうとしているのでしょうか。
オーロラの国に 想いを寄せて。
音遊人
山瀬理桜
この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。