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音遊人
みゅーじん


〜 第20回 〜 2004.08.13 Fri

音楽家

坂本龍一 Vol.3

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音遊人(みゅーじん)

この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。







音楽家、坂本龍一のルーツ。

まず作曲は、小学校5年生で
作曲を習いに行ったときから。






同年代にやっぱり習いに来てる子たちがいるんですよ。
それらしいものをみんなつくるんですよねぇ〜!
なんなんだろうこう、朗々とこう、(ピアノを弾いて)
こう、何でもいいんですけど、(笑) こう、
曲らしく聞こえるじゃないですか。

さも、こうメロディーがあってね?
伴奏があると、そういうふうに聞こえるのね。
で、それが嫌でね僕ね。

ほんとにどこにもメロディーがないみたく、
なんかこう、無休動っていうんですかね
止まんないような。んでしかも、左手も右手も、
同時進行してこう動いてるような。
そういう天邪鬼(あまのじゃく)な曲は、
つくってましたね。その頃。(笑)






では、始めたばかりで、もう既に、
既成の作曲には天邪鬼だったというこの時期。

坂本龍一の心を心底動かした音楽とは、
いったいどんなものだったのでしょう。






その時期と、ビートルズ、ローリングストーンズが、
日本で紹介されたのが同じぐらいの時期で。

だから、そうですね、僕の中では
バッハとかベートーベンとかと、
ビートルズ、ローリングストーンズが、
ごちゃごちゃに(笑)混ざり合ってるんですね。

うん、それがまぁ、だから一番、ルーツかなぁ。






ロックもポップスもクラシックも、
全てが混ざり合った音楽。

そこから、坂本龍一の音楽が生まれたのだとしたら、
今の彼が持つ音楽のスタイルは、いったい
どんなジャンルの音楽だと言えるのでしょう。






まぁジャンルはあんまり気にしたことないですねぇ。
普通はポップスとクラシックっていう大きな壁が、
あるわけですけど。それはもう最初から無いんですよね。






そこに壁がないからこそ、
あえて言うならば、それが 坂本流。

彼の音楽は、どのジャンルにも収まりきれない、
無限大の広がりを持っているのです。


音遊人
坂本龍一







この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。



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