音遊人 TOP

音遊人
みゅーじん


〜 第25回 〜 2004.09.17 Fri

ジャズピアニスト

バリー・ハリス

←第24回 第26回→




音遊人(みゅーじん)

この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。







ダウンタウンから
セントラルパークに至るまで、
まさに、街のあちこちから
ジャズの香りがたなびく街。
ニューヨーク。

そんなジャズの本場に、
今でも古きよきビーバップの精神を伝える
心優しき伝道師がいました。

彼の名は、バリー・ハリス。


1929年、デトロイトに生まれた彼は、
そこからバップピアノひとすじに
生きてきた人物なのです。






私が初めて音楽に目覚めた頃、その頃には、
たくさんのジャズの巨匠たちがいてね。

彼らがやっていた音楽が、たまたま
「ビーバップスタイル」と呼ばれる、
黒人音楽の伝統を大切にしたものだったんだ。

私はそれを聴いて育つ中で、
自然にビーバップに惚れ込み、自分でも、
演奏するようになっていったというわけさ。






今でも毎週火曜日、ニューヨークの
リンカーンセンターの近くで行なわれる、
ハリスさんのジャズワークショップ。

このワークショップでは、プロ・アマを問わず、
ジャズを学びにきたミュージシャンたちが、
彼のピアノにあわせて 自らの楽器を演奏。

ちなみに、参加費用はたった10ドル。


このワークショップには、彼を師と仰いでいる、
ジャズピアニストの国府弘子さんなど、
日本の有名な音楽家たちも数多く参加しているとか。






私が教えたいのは、どうすれば演奏が
心の奥底に鳴り響くのかということだね。

ピアノプレイヤーだったら、ピアノで心に触れる。
シンガーだったら、歌で心に触れる。
私が求めているのは、それだけのことだよ。






ではそういうハリスさんに、
音楽をやる上で一番大切なことは何かを
訊いてみました。






練習だよ。練習練習。
そうすりゃあ、一流になれるさ。






音遊人
バリー・ハリス







この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。



PAGE TOP