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音遊人
みゅーじん


〜 第28回 〜 2004.10.08 Fri

数学者

秋山 仁

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音遊人(みゅーじん)

この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。







数学者、秋山仁(じん)。

彼と音楽とのかかわりは。






まぁその頃の社会背景としては、
学生運動とか、またはあの「歌声喫茶」
っていうのがね? 華やかかりし頃で。
みんな集まってね、反戦歌唄ったり、
ロシア民謡唄ったり、そういう時代です。

その頃、一回アコーディオンやりたいな〜
と思ってちょ〜っとやったことあるんですけども。






しかし、アコーディオンの演奏は難しく、
憧れのまま、途中で諦めてしまったとか。






その頃はアコーディオンに対して、
結ばれず別れた、初恋の人の味という、
そんなような感じがしたんです。






ところが現在は、
「人間 諦めずにやれば、どんな難しいことでもできる」
ということを、生徒たちに見せてやりたいと、
改めて、アコーディオンにチャレンジ。

いつ、いかなるときでも、暇さえあれば、
アコーディオンの練習をしているというのです。






一番、今勉強してんのが、シャンソン。
なんかこう、パリのセーヌのね? ほとりで。
うらぶれた数学者が、ね?
シャンソンを弾きながら
肺病になって死んでいく。

そして、小さなアパートで、6か月後に、
白骨死体が発見されるなんてね?
哀しい、なんとなく、私の、将来を、
予言してるような、気がするんだけども。

でも、あのパリで、アコーディオンなんか
弾けるとね。いいな〜と思いますよ。






少し難解な
秋山さんならではのロマン。

でも、彼には音楽に対する
素敵な夢もあるのです。






これからの夢は?

世界中の子供たちが、音楽っていうのは
世界共通語だからね。音楽を通して、
友だちの輪を広げていく。

数学もある意味ではインターナショナル
なんだけどね〜数式とかね。だけども、
ちょっと、みんなの心を開きづらい。
というものを私職業にしてるから、
ぜひ音楽を上手く利用させていただいて、
人の温かい、心の輪を広げていければいいな〜
なんて、夢のような話を考えてますけれども。






平和の方程式は、音楽にあり。


音遊人
秋山仁







この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。



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