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音遊人
みゅーじん


〜 第35回 〜 2004.11.26 Fri

ピアニスト

上原ひろみ Vol.2

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音遊人(みゅーじん)

この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。







ピアニスト、上原ひろみ。


ライブでの達成感…

そうですね自分が納得がいくライブを
したときはもちろんうれしい、ですよね。
自分が聴きたい音がちゃんと自分で奏でられたときは、
すごく、達成感もあるし、納得がいくし。

でももうひとつすごく、
重要なファクターとなっているのが、
やっぱりその一日の、1時間なり2時間という時間を、
お客さんがそこに足を運んでくださっているわけなので、
そこでお客さんが、笑顔で帰っていったとき、
一番うれしいですよね。






彼女はこの日、久しぶりに帰った
故郷の浜松でライブを行ないました。

お客さんたちは、彼女がお世話になった
ピアノ工場の人たちや、昔懐かしい仲間たち。

かつて名ピアニストといわれたリヒテルは、
長年捜し求めていた理想のピアノに出逢ったとき、
そのピアノをつくってくれた工員さんたちのために、
感謝の気持ちを込めて、工場で
ライブを行なったことがあるとか。

彼女もまた、リヒテルと同じように、
その演奏に自らの感謝の想いを託すとともに、
彼らがほんとによろこんでくれる顔を見たかったのです。






観客の反応…

その国によって、例えば
拍手の仕方だとか、歓声の上げ方だとか、
そういうのはすごく、様々だけれど、
笑顔って、世界共通なんですよね。






世界のどこへ行っても
見ることができる観客の笑顔。

彼女が見たいのはただそれだけ。






海外でのライブツアー

とにかく毎日いろいろなところで
ライブをできるのがすごくうれしいですね。
今ちょうど2年目になって、1年目に観にきてくれた
お客さんがリピーターとなって、そしてお友だち
家族を連れてきてくれたとき。
そのときが一番達成感がありますね。

やっぱり、すごく、好きになってくれて、それで
もっともっと聴いてほしいと思ってくれたということが、
すごく、自分にとっても、支えになるし、
そういう人たちが世界中のいろいろなところに、
できていくということが、こう音楽を通じて、
世界中に友だちができていくという感覚。

ほんとに、素晴らしい仕事だな〜と思います。






そして今日もピアノに向かって。


音遊人
上原ひろみ







この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。



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