音遊人
みゅーじん
〜 第44回 〜 2005.02.04 Fri
ピアニスト
上原ひろみ Vol.3
音遊人(みゅーじん)
この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。
すごく楽しかったんですよね。
いっつもピアノが横にいることが
すごく、楽しくて。
だからべつに他の楽器をやってみたいとか、
他のことしてみたいとかはなかったですね。
もう一部だったので。うん。
あってあたりまえでしたね〜。
音楽は体の一部。
そして無限に広がる感情表現。
ピアニスト、上原ひろみ。
彼女は ピアノを習い始めたときから、
直感を大切にすることを学んだといいます。
例えば先生から、
「赤を弾いて」と言われたら、
その色から感じる 情熱的な曲を。
「ブルーを弾いて」と言われたら、
どこかゆったりとした やわらかな曲。
彼女はこうして、テクニックとは全く別次元の、
心からピアノを弾くことを覚えていったのです。
彼女は主義として、自分の音楽に
レッテルを貼ろうとはしません。
定義は他の人に任せて、自分は
感動できるものを追及し続けるだけ。
だから彼女の音楽には、
クラシックの良さもあれば、
ロックやジャズも入っているといいます。
つまり、楽しめるかどうかが、
彼女の絶対的な価値観なのです。
音楽を楽しめる人っていうのは絶対
弾いても楽しめるんですよね。
だから とにかく、何か「弾いてみよう」
っていう、プレッシャーじゃなくて、
「楽しんでみよう」っていうこと。
だってピアノって、
誰でも音が出せるんですよね。
弾けば 音が鳴るわけで。
もちろんそこから、
極めるところまでには道は長いけれども、
でもとにかく、自分は、音を楽しむんだ
っということ、それが音楽ですよね。
だからそこをポイントに、やっていったら
長く続けられるんじゃないかな〜と思います。
私がそうだったから。(笑)
そしてピアノがあるからこそ、
輝かしい未来へ。
音遊人
上原ひろみ
この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。