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音遊人
みゅーじん


〜 第47回 〜 2005.02.25 Fri

トロンボーン奏者

松永英也

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音遊人(みゅーじん)

この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。






トロンボーンの音っていうものが、
みなさんどういうものかまだ、
わかってない方が多いと思うんですね。






そう語ってくれたのは、現在、
江戸東京博物館で行なわれている、
フランスの至宝、エミール・ガレ展の
イメージ曲担を当している、松永英也さん。


彼は今年デビューしたばかりの
トロンボーン奏者なのです。






僕が一番好きな作品が、あるんですけれども、
ガレの晩年に、つくられた作品で、
森の中から民家を覗くような、作品なんですけど。

ガレが白血病で、闘病してるときにつくられた、
作品らしいんですが、その生と死とを、ものすごく
反映しているような、非常に叙情的な、作品ですね。






彼が惹かれた生と死の表現。

そこには、自らの生い立ちに照らし合わせる
部分があったのかもしれません。






実は小児喘息で、体がすごい弱かったんですけど。
ほとんど学校も行かなくて、入院ばっかりしたんですけど。

肺を鍛えるってことで、医者に勧められたのと、
両親に勧められて、吹奏楽部に、入ったんですね。






その吹奏楽部でトロンボーンに出逢ったことで、
彼の運命は大きく変わっていったとか。






いつでも、吹いてなきゃ、やだ
っていう、感じになってしまって。

喘息の発作がね? 起きてる 日でも
やっぱり、練習は欠かせられなかったので、
気がつくと、喘息が治ってたっていうか。

トロンボーン始めたことにより、喘息が、
治ったのかもしれないと思ってます。






そんな人生の転機を経て、
ソロのトロンボーン奏者となった彼が
今後、目指しているものとは、
どんなことなのでしょう。






実はすごく温かい音がする楽器だと思うんですよ。
すごくあの、人間味があるっていうか。
その部分をね、みなさんにもどんどんどんどん、
お聞かせできたらなって思いますね。






トロンボーンが与えてくれた
様々な人生のきっかけ。

そして、自らの体験を通して知った、
そのやさしさと人間味あふれる
トロンボーンならではの魅力。

彼はそれを、より多くの人々に
広めていくために。


音遊人
松永英也







この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。



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