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音遊人
みゅーじん


〜 第52回 〜 2005.04.01 Fri

サクソフォニスト

須川展也

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音遊人(みゅーじん)

この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。







サクソフォニスト、須川展也(のぶや)。

彼は日本における
クラシカルサクソフォンの第一人者。

そんな須川さんが経験した、
運命の出逢いとは。






実は音楽の授業で、ビゼー作曲の
「アルルの女」という曲を 聴いて、
そのオーケストラの中にサクソフォンが入っていて、
そのなんか透明な響きに、非常に 感激して。

それから、このサクソフォン
クラシックの存在を知って、それから
のめり込んでいくことになったんです。






しかしクラシックの世界では、
サクソフォンを聴くことが少ないように思います。

失礼ですけど、最初から仕事はあったのですか?






ないです。はい。(笑) もう、
「悲しいな〜」と思いましたけれど。

でも「吹ける」仕事、もう
お金とかどうでもいいんですよねもう。
音を出せる場所があったら、もう
「なんでもやります」っていう
感じで、始めましたね〜。


サクソフォンの魅力

サクソフォンって、人間の美しい 声、
を真似することもできるし、ちょっと、
壊れたような声とか、叫んだような声とか、
泣いたような声とか、そういうような音も、
サクソフォンって、表現できる楽器なんですね。

だから人間の、全てをね ありのままを
出せる楽器。だと思ってます。






そういえば、逆に須川さんの声にも、
サクソフォンのような、
やさしい響きがあると思いませんか?






お客さんの誰よりも、ステージでいる
僕が、音楽に 浸って音楽を楽しんで、
「ん〜何でできなかったのか」とか
「すごく上手くいった」とか感動したとか
っていう、いろんな自分の気持ち、をそのまま
ステージまで出してるので、なんかそのまま、
みんなと一緒に、共有できてたら、うれしい。






なるほど。サクソフォンって
そうやって楽しむものなんですね。

では、様々な楽器に取り組んでいる人たちに、
須川さんからぜひ、メッセージを。






サクソフォンっていうのは、ひとつの道具であって、
楽器っていうのは自分の、鏡であると思うんですよね。

自分がそれに込める想いが、ほんとに、
真剣にこの楽器を楽しんで 伝えていきたい
と思わないと、なかなか、伝わらないよ
っていうことですね。






楽器はその人を映す鏡。

だからこそ、いつでも
素敵な音を出していたい。


音遊人
須川展也







この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。



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