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音遊人
みゅーじん


〜 第54回 〜 2005.04.15 Fri

作曲家

宮川彬良

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音遊人(みゅーじん)

この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。






見えちゃってんだったら、
絵でいいじゃないですか。
ピクチャーでいいじゃないですか。
ムービーでいいじゃないですか。

見えないからこそ、音楽がある。






作曲家、宮川彬良(あきら)。

幼い頃から 偉大な父、
宮川泰(ひろし)のもとで、
音楽とともに育った彼は、今や、
「マツケンサンバII」などの、
大ヒット曲を持つクリエイターに。

しかし、その道は決して真っ直ぐなものではなく、
息子さんの死が、大きな転機になったというのです。






「なんか歌ってあげたい歌はあるか」って
牧師さんが訊くから、「ぞうさん」が一番
好きだったの彼はね。だから、ぞうさんを歌って。

ほんっとにそこにいた 人たちの
消え入るような声を、聴いて。
そこにもう、いっちばん小さいけど、
音楽の原点というかそれがあるとないとじゃ
大違いのことを、そこに、学んだわけですよ。
教えてもらったわけですよ。彼からね。






現在宮川さんには、
3人のお子さんがいらっしゃいます。

亡くなった駿(しゅん)くんを
あわせるとみんなで4人。

宮川さんは今でも、
彼らから学ぶことが多いとか。






全てのキーワードはやっぱり
「いのち」っていうことで。
「見えないもの」っていうことで。

自分は音楽を何のためにやってるかっていったら、
やっぱりその、見えないことに、対して、
音楽の、命を、パッと僕はそこに、
蘇らせるわけですよ。音楽をもって、
いのちを、つくれるというのかな。唯一。






目には見えなくても、
確かにそこにある 命と音楽の貴さ。

宮川さんは 常にその存在の意味を、
人々に訴えかけていこうとしているのです。






これが、音楽です。これが、命です。
だから、命の次に大切なのは、音楽です。
ぐらいのことをね、言えと。(笑)

なんかこう、背中を押されてるような、
感じが、どうしてもせざるを得ない。






今年は 舞台「血の起源」にも参加し、
作曲とピアノを担当することになった宮川さん。

そこには、いったいどんな命が
吹き込まれるのでしょうか。


音遊人
宮川彬良







この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。



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