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音遊人
みゅーじん


〜 第60回 〜 2005.05.27 Fri

作曲家

大島ミチル

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音遊人(みゅーじん)

この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。







作曲家 大島ミチル。

映画やCM、ドラマにイベントなど、
現在までに彼女が手がけた作品は
既に4万曲にも及ぶとか。

そんな彼女が曲づくりする上で
大事にしていることとは、
いったいどんなことなんでしょう。






あまり考えすぎなくて、
自然に出てくるものを
そのまま提供するっていう。

だから無理やりこうひねったりしないで、
こう自分の感情とかその環境に、応じて、
流れるまんまに曲を出していくということですね。

だから自分なりにこうスタイルっていうか
ジャンルをこう、テーマを決めて、
で新しいことに ついトライしながら、
こう、画面に彩をつけていくっていう
いわゆる「色をつける」ような感じですね。






さらに、映画「失楽園」は、
彼女のターニングポイントになったとか。






非常にこう、黒でも白でもなく、
その中間の色っていうか、
人の気持ちのその揺れ具合っていうのかな。
それをこう 表現するっていう音楽。

それまで私いつも赤とか白とか黄色とか
割りと原色に近い音楽が得意だったんですけど、
そういう中間的な、色の音楽っていうのは、
「失楽園」のときに初めてやったんですけれども。






ではそもそも彼女に最も影響を与えた音楽とは、
どんな音楽だったのか。






ディズニーの曲とかはやっぱり、
よく聴いてましたね〜。
それから小学校の低学年で、
初めて親にねだった、レコードっていうのが、
ビートルズの「Yesterday」だったんですね。

意外とポップスをずーっと
子供の頃聴いて映画音楽とか。
やはりその影響は、あると思いますね。






そう、彼女の音楽の思考には
常に映像が伴っているのです。






アメリカのエンターテイメントな作品も好きだし、
フランスやイタリアの ほんとにこだわった、
美しい作品も好きですし、日本には日本のやっぱり、
しっとりした良さがありますし。

それぞれに面白いけどやっぱり
映像が、好きですね。(笑)






ところでミチルさん。

もう何年ぐらい
そのお仕事をやってるんですか?






長いです。はい。
20年は経ちますので。はい。

どんどん自由になりたいっていうのはありますね。
アフリカに好きな演奏家がいたら、もう すぐ
アフリカに行って、その演奏家と一緒に音楽をつくると。

自分がやりたいと思ったことはすぐ
行動に移せるぐらい自由な環境でいたいし、
自由な 精神でいたい。

歳をとるごとに、
自由でいたいと思いますね。






そして夢は果てしなく。


音遊人
大島ミチル







この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。



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