音遊人
みゅーじん
~ 第66回 ~ 2005.07.08 Fri
役者
藤岡琢也
音遊人(みゅーじん)
この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。
全部ねぇ、やることはやったんですよ。
でも全~然モノんならない。で
バカバカしくなっちゃってねもう。(笑)
それでも、好きなんですね。
なんか楽器というものがねぇ、
楽しくてしょうがないんですよ。
だからこうやってねぇ見てるだけでもねぇ、
あの~楽しみになるのって、これが、
もし演奏できたらね、こらぁもう、
幸福の絶頂でしょうねぇ。えぇ。
役者、藤岡琢也さん。
47年の芸歴を誇る藤岡さんは、
知る人ぞ知る、ジャズの大ファン。
役者になられる前には、タンゴバンドで
ヴァイオリンを弾かれていたとか。
そんな藤岡さんは、
いつの間にか楽器マニアに。
そのきっかけにはいったい
どんなお話があったんでしょう。
これ(コルネット)はですねぇ、
「スターダスト」を吹きたかったんです。
で、とても、(笑) 吹けませんでしたねぇ。(笑)
あんな音が出るまでにねこれはねぇ、
生涯かかったって出ないんだから。
そんなことやってたらねぇ、(笑)
しょうがないってんで。やめてやるって。
これが不思議とねぇ、誰にもやったり、
売ったりしないで、大事に持ってた。
これ(三味線)はねぇ、常磐津のねぇ、
もう真正面から、歌と一緒に、
取り組んでたんです。えぇ。
それも先生に 来てもらって。
うちで、週に何度かですね。
それがね? 旅公演で・・・。(笑)
やっぱり旅公演が長いと
練習する時間もほとんどありませんもんね。
ちなみに~、何かお得意の曲を
披露してくださいませんか?
持ち合いも何もねぇ、(笑)
ほんのさわりでもいいんですけど。
全くないですよ。
(ピアノの鍵盤を低いほうから
高い方へ撫でるように弾いて)
っとこんなぐらいだね。(笑)
またまたご謙遜を。
では、腕前は
秘密にしておきましょう。
もう楽器はねぇ、上手な人に
やってもらうことですよ。えぇ。これが一番。
それで我々は、それをねぇ、
やっぱりあの~、楽しんで、うん。
それで楽器というものをやっぱり、
愛着をもってね、うん。
ただ見てるだけでも触ってるだけでも、
楽しいっていうのも、ひとつの、
楽しみ方じゃないですか。
最高の趣味人。
そして音遊人。
藤岡琢也
この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。