音遊人
みゅーじん
〜 第69回 〜 2005.07.29 Fri
役者
藤岡琢也 Vol.2
音遊人(みゅーじん)
この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。
役者、藤岡琢也。
彼には役者としての一面の他に、
ラジオのDJや エッセイスト、
さらには音楽プロデューサーというように、
大好きなジャズに関わるいくつかの顔があるのです。
夢のまた夢ですけども、あたくしにはねぇ
こういう夢があるんです。
大型のバスにですね、どてっ腹に、
「FUJIOKA TAKUYA AND HIS ORCHESTRA」
っと書いたのでねぇ、(笑)
自分の、オーケストラを持って、日本全国を、
ツアーしたいというね、これがあたしの、
ほんとに、夢のまた 夢なんです。(笑)
もう焼け跡で 聴いた、その「Dream」っていう曲が、
なんとも素晴らしくてですねぇ、僕はその虜になって、
とにかく 音楽というものに目覚めて、
え〜今までほんとに、空っぽだった、
心も体も、それで充分に満たされてですね、
音楽ってものは素晴らしいんだと。
「何か音楽をやりたい」って。
もうねぇ 役者になろうかなんてのはねぇ、
僕は全然思ってなかったの。大嫌いでねぇ、
あの演劇というものが。人前でねぇ、
なんかこう笑ってみせたり、泣いてみせたりする
あの、姿勢がね、非常にね我慢ならないんですよね。
人を馬鹿にするのもいい加減にしろって言いたくなって。
音楽はやりたかったです。それは今でもなりたいです。
今でも もしねぇ、楽器や何かやれるんでしたらねぇ、
私はミュージシャンになります。明日から。ね。
ピアノ、岸 ミツアキ!
(岸さんピアノ演奏)
♪「I CAN'T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE」
その藤岡さんが紹介してくれたのは、
衝撃的な出逢いをしたミュージシャン、
岸 ミツアキさん。
さらに藤岡さんには、
明日のジャズ界を背負っていく彼らに
ひと言メッセージをいただきました。
やってる本人がねぇ、楽しんでなきゃいけない。
んで楽しむためには、あの〜〜〜、真剣に、
もうギリギリいっぱいんとこで、やらなきゃダメだって。
「これ以上できないぞ」っていうぐらいの思いでやると。
ただ顔は笑ってるっていうの。
「顔はスイングしろ」って。
精一杯プレイして、顔はスイング。
これぞまさしく藤岡流のジャズ理論。
それにしても楽しそうですね。
音遊人
藤岡琢也
この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。