夢惑う世界・昆虫たち 昆虫館<万華鏡> 昆虫万華鏡
夢惑う世界35 昆虫万華鏡<カメルーン>

カメルーンの採集地です
 第1回:1999年 8月21日 〜 1999年 8月25日

(1)自然について

ミヤマシロチョウカメルーンは人口も多く、自然の大部分は開発され、自然林を見つけるのは、やはり奥地へと行く必要があります。大西洋に面した大都市ドュアラからカメルーン山麓の町チコへ行く途中、風景を眺めていると綺麗に並べられたバナナやヤシのプランテーションが見られました。大規模なプランテーションです。緑は、豊かであるのですが、これではどうしようもありません。プランテーションでなくても、森林は、開拓され、至る所が畑となっています。そんな森林に入ろうとするとき、出会った人に何をしに入るかを伝えます。そうすると、必ず“OK!”と返事をくれます。“自分たちみんなの森林だからよそ者が入り込むには、許しを請う必要がある”というような感じですが、優しそうな人たちである。
エゾシロチョウ8月のカメルーンは、雨が多いです。さほど暑いとは感じなく、丁度いいかも知れません。蚊は、多いとも少ないとも言えなく熱帯としては、ごく普通でしょう。

(2)昆虫について

モンシロチョウプランテーションの中で採集地を探すのは大変なのですが、歩くほかありません。森林内では、やはりボカシタテハがいいです。やはりアフリカの森林内は、ボカシタテハです。メドンボカシタテハ、キシペテボカシタテハ、ハルパリケボカシタテハなどなど。マルダニアチャボカシタテハ、アトッサヒメボカシタテハ、メスジロコノハチョウなど森林性のチョウたちです。アンテドンムラサキ、サザナミムラサキ、パルハッススシンジュタテハ、ブルトゥスフタオなどは、開けた場所へと翔び出してきます。草原には、ホソチョウ、タテハモドキが翔び廻っています。
タイワンモンシロチョウシジミチョウは、ここでも白っぽいプルリリムバタシロホシシジミやシロチョウみたいなリラカナエウスイロコケシジミなどがいいです。
スジグロシロチョウセセリチョウは、殆どいませんがイピスオオセセリが光っていました。
タイワンシロチョウシロチョウは、アルケスタクロテンシロチョウ、メドゥサクロテンシロチョウ、ロドペネキシロチョウ、コロリスネキシロチョウ、テオラヘリグロシロチョウ、エパフィストガリシロチョウがいましたが、やはりちょっと少な目です。
ナミエシロチョウジャノメチョウは、こぢんまりした森林なので非常に少なく、ウスイロコノマチョウがいました。そして、マダラチョウの模様に似たバッマコオアフリカルリモンジャノメがゆっくりと翔んでいました。
ウラギンシジミアゲハチョウは、森林内でダルダヌスアゲハ、ゼノビアアゲハ、キノルタアゲハが翔び廻っています。
ムラサキシジミセミの聲は、一切聞こえてきません。ハンミョウにも出会いません。
ルーミスシジミトンボも、イトトンボ、カワトンボ、トンボなど今ひとつです。

カメルーンの昆虫たち
イピスオオセセリ サルマキスムラサキ メドンボカシタテハ エウパリスボカシタテハ sp1ボカシタテハ
Fig.1cm イピスオオセセリ Fig.2cm サルマキスムラサキ Fig.3cm メドンボカシタテハ Fig.4cm エウパリスボカシタテハ Fig.5cm sp1ボカシタテハ
sp8シオカラトンボ パラッススシンジュタテハ メリケルタミスジ sp1アフリカホソイトトンボ エケリアシロモンマダラ
Fig.6cm sp8シオカラトンボ Fig.7cm パラッススシンジュタテハ Fig.8cm メリケルタミスジ Fig.9cm sp1アフリカホソイトトンボ Fig.10cm エケリアシロモンマダラ
sp1アフリカカワトンボ ge2ゴミムシダマシ アッボッティシオカラトンボ ゼノビアアゲハ セネガレンシスキチョウ
Fig.11cm sp1アフリカカワトンボ Fig.12cm ge2ゴミムシダマシ Fig.13cm アッボッティシオカラトンボ Fig.14cm ゼノビアアゲハ Fig.15cm セネガレンシスキチョウ
アケラタホソチョウ オウエッソベニマダラコケシジミ sp9シオカラトンボ フレススシロシタセセリ クリンギキモンホソトンボ
Fig.16cm アケラタホソチョウ Fig.17cm オウエッソベニマダラコケシジミ Fig.18cm sp9シオカラトンボ Fig.19cm フレススシロシタセセリ Fig.20cm クリンギキモンホソトンボ

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