夢惑う世界・昆虫たち 昆虫館<万華鏡> 昆虫万華鏡
夢惑う世界15 昆虫万華鏡<コスタリカ>

コスタリカの採集地です

 第1回:1995年 5月 1日 〜 1995年 5月 5日

(1)自然について

ミヤマモンキチョウ火山の麓にあるフォルツーナは、欧米人たちも訪れていました。いろんな場所を旅しているけど、私には、欧米の人たちの旅に求めるものと日本人の旅に求めるものとの違いが非常に大きく気になるところです。もっとしっかりと目的を持って、旅をして欲しいものです。中には自分探しの旅をしている人がいるかと思いますが、それはそれでいいことです。
クモマツマキチョウ中南米は、当然西欧の植民地だったので牧場が多く広がっています。ここコスタリカも道路沿いは、殆ど牧場で森林は見かけられません。今や良い状態で遺された自然は、国立公園となってしまって、当然採集はできません。ここフォルツーナも火山の国立公園であり、山の麓は、緑豊かですので行ってみたいのですが、国立公園なので駄目です。柵で囲われた牧場が続くので採集できる場所を見つけるのは非常に困難です。
ヤエヤマイチモンジ今回の採集は、川沿いに残された、ほんの僅かな空間での採集です。川沿いは、大体が少しは自然が残されているところが多くあります。
ツマキチョウコスタリカでの採集は、海岸の方へ行った方がいいかも知れません。

(2)昆虫について

ミヤマシロチョウ牧場周辺は、やはり草原性のチョウが翔んでいます。アルガンテオオキチョウ、チャイロドクチョウなどと共に、美しい色彩のニシキツバメガが翔んでいました。そして周囲が牧場にも関わらず、非常に多くの鳥たちで賑わっていました。
エゾシロチョウ川沿いの疎林とその外のランタナの花が咲いているところでの採集がここでの全てです。エラトドクチョウ、ヘカレドクチョウ、ステルネスシロオビタテハ、オオカバマダラ、ジョウオウカバマダラ、スカシマダラ、ドゥルシッラトガリシロチョウ、アンフィオネコバネシロチョウ、そして少数のシジミタテハ、ジャノメ、セセリ、シジミが翔んでいます。そしてアゲハも、トアスアゲハ、ポリダマスアオジャコウアゲハがいました。種類も数も少ないですが、これがここフォルツーナのチョウたちです。
モンシロチョウトンボは、非常に少なかったのですが、ここのセミは木の低い位置に止まっていたので2種類採集できました。そしてもう1種、ホテルの外灯の所に止まっているのを掴まえました。
タイワンモンシロチョウ中南米を旅をし、初めてヤドクガエルを見たのもここです。

コスタリカの昆虫たち
フルゲンスナンベイツバメガ ge2ブローチハムシ エウリメディアキスジマダラ ge1ガ ドランテスオナガセセリ
Fig.1cr フルゲンスナンベイツバメガ Fig.2cr ge2ブローチハムシ Fig.3cr エウリメディアキスジマダラ Fig.4cr ge1ガ Fig.5cr ドランテスオナガセセリ
リビエアメリカジャノメ ギリップスカバマダラ ラゴラタテスジシジミタテハ sp1クモマモリイトトンボ アシネクロテンオナガセセリ
Fig.6cr リビエアメリカジャノメ Fig.7cr ギリップスカバマダラ Fig.8cr ラゴラタテスジシジミタテハ Fig.9cr sp1クモマモリイトトンボ Fig.10cr アシネクロテンオナガセセリ
ピンティアスキボシマダラ ge2マツムシ sp1オレンジシジミタテハ ge20ガ ジビアキオビスカシマダラ
Fig.11cr ピンティアスキボシマダラ Fig.12cr ge2マツムシ Fig.13cr sp1オレンジシジミタテハ Fig.14cr ge20ガ Fig.15cr ジビアキオビスカシマダラ
アルシナスジヒョウモンモドキ sp1ヒメホシチャセセリ ge6バッタ オッキサルビーカワトンボ シリウスヒメコゲチャセセリ
Fig.16cr アルシナスジヒョウモンモドキ Fig.17cr sp1ヒメホシチャセセリ Fig.18cr ge6バッタ Fig.19cr オッキサルビーカワトンボ Fig.20cr シリウスヒメコゲチャセセリ

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