第1回:1995年 5月 1日 〜 1995年 5月 5日
![](../../../si1/mark-10.gif) (1)自然について
![ミヤマモンキチョウ](../../../sim/mk44.gif) 火山の麓にあるフォルツーナは、欧米人たちも訪れていました。いろんな場所を旅しているけど、私には、欧米の人たちの旅に求めるものと日本人の旅に求めるものとの違いが非常に大きく気になるところです。もっとしっかりと目的を持って、旅をして欲しいものです。中には自分探しの旅をしている人がいるかと思いますが、それはそれでいいことです。
![クモマツマキチョウ](../../../sim/mk45.gif) 中南米は、当然西欧の植民地だったので牧場が多く広がっています。ここコスタリカも道路沿いは、殆ど牧場で森林は見かけられません。今や良い状態で遺された自然は、国立公園となってしまって、当然採集はできません。ここフォルツーナも火山の国立公園であり、山の麓は、緑豊かですので行ってみたいのですが、国立公園なので駄目です。柵で囲われた牧場が続くので採集できる場所を見つけるのは非常に困難です。
![ヤエヤマイチモンジ](../../../sim/mk97.gif) 今回の採集は、川沿いに残された、ほんの僅かな空間での採集です。川沿いは、大体が少しは自然が残されているところが多くあります。
![ツマキチョウ](../../../sim/mk46.gif) コスタリカでの採集は、海岸の方へ行った方がいいかも知れません。
![](../../../si1/mark-11.gif) (2)昆虫について
![ミヤマシロチョウ](../../../sim/mk47.gif) 牧場周辺は、やはり草原性のチョウが翔んでいます。アルガンテオオキチョウ、チャイロドクチョウなどと共に、美しい色彩のニシキツバメガが翔んでいました。そして周囲が牧場にも関わらず、非常に多くの鳥たちで賑わっていました。
![エゾシロチョウ](../../../sim/mk48.gif) 川沿いの疎林とその外のランタナの花が咲いているところでの採集がここでの全てです。エラトドクチョウ、ヘカレドクチョウ、ステルネスシロオビタテハ、オオカバマダラ、ジョウオウカバマダラ、スカシマダラ、ドゥルシッラトガリシロチョウ、アンフィオネコバネシロチョウ、そして少数のシジミタテハ、ジャノメ、セセリ、シジミが翔んでいます。そしてアゲハも、トアスアゲハ、ポリダマスアオジャコウアゲハがいました。種類も数も少ないですが、これがここフォルツーナのチョウたちです。
![モンシロチョウ](../../../sim/mk49.gif) トンボは、非常に少なかったのですが、ここのセミは木の低い位置に止まっていたので2種類採集できました。そしてもう1種、ホテルの外灯の所に止まっているのを掴まえました。
![タイワンモンシロチョウ](../../../sim/mk50.gif) 中南米を旅をし、初めてヤドクガエルを見たのもここです。
|