第1回:2005年 4月30日 ~ 2005年 5月5日
 (1)自然について
 山岳部の山々は、鬱蒼とした森林に覆われている訳ではないが、緑の中にあることは確かである。針葉樹が、山を濃い緑にしているみたいである。
 山間部の盆地に広がるコンスタンサの町は、気候が温暖なためだろう、畑が多く、野菜が作られていた。標高は、1200mくらいになるが、朝晩も寒くはない。道端には、アブラナ科の黄色い菜の花の仲間が咲いていた。中南米では、野菜畑が広がる光景を余り見たことがない。標高の低いサン・ホセ・デ・オコアの町周辺は、乾燥気味であった。山は、灌木が茂り、サボテンも所々で見受けられた。
 (2)昆虫について
 カリブ海の島々は、余り期待していなかったのだが、今回は、チョウに限っては、いろいろと面白いチョウに出会った。多くが、ドミニカ特産種か、カリブの特産種である。
 アゲハチョウは、ゼティデスアオジャコウアゲハ、ポリダマスアオジャコウアゲハ、アオジャコウアゲハに似たアンドロゲウスアゲハの雌(黄色い太い帯のある雄は、未採集)、ピロラウスシロスジタイマイ、トアスアゲハに似たアリストデムスアゲハ、そして移入種と思われるオナシアゲハがいた。
 シロチョウは、クロリンデオオヤマキチョウ、マエルダオオヤマキチョウ、アルガンテオオキチョウ、ピレアオオキチョウ、センナエオオキチョウ、ゴダルティアナオオキチョウ、サラキアフチグロシロチョウ、モヌステオオシロチョウ、5種類のキチョウ、スピオコバネシロチョウ、イオレチビキチョウ、ケソニアモンキチョウなどである。
 マダラチョウは、オオカバマダラ、初めて見たクレオピレカバマダラ、カリブ海で初めてのディアパネカリブスカシマダラ、そしてヒョウモンチョウと見間違える風変わりなヌミディアヒョウモンダマシとヤエゲリヒョウモンダマシである。
 ジャノメチョウは、コンフサカリブジャノメ、ヒシウスカリブジャノメ、ソメリカリブジャノメ、プルケッラカリブジャノメ等とカリブ海の島としては、初めて5種類のジャノメを見た。しかし低山地では、ジャノメを見ることはなかった。
 タテハチョウは、青い翅の美しい?ルリオビタテハ(未採集)、キスジドクチョウ、チャイロドクチョウ、ウラギンドクチョウ、ミドリタテハ、テレボアスシラホシフチキミスジ、ゲラニアイチモンジタテハ、タテハの仲間では、非常に小さいペロプスミナミヒョウモンモドキなどである。
 シジミチョウは、フタオシジミに似た?カリブフタオシジミ、カッシウスカクモンシジミ、ハンノヒメクサシジミ、ボイエリカリブカラスシジミなどである。
 セセリは、ドランテスオナガセセリ、?ハネナガオナガセセリ、オイレウスチャバネセセリ、?カリブアカセセリなどである。
 トンボは目に付くのだが、シオカラ色のトンボが数多くいるだけである。他に数種類と3種類ほどのイトトンボがいただけである。
 セミは、針葉樹に1種類いたのだが、低い位置には止まらないみたいで見つけることができなかった。低山地でも、別種と思われる聲が聞こえてきたが、見つけることができなかった。
 その他の昆虫は、サシガメ位で、なかなか見つけられなかった。低山地では、綺麗なタマムシやコガネムシを掴まえた。
 |
 |
 |
ドミニカ高山地の採集地 |
|
 |
コンフサカリブジャノメ |
|
 |
ドミニカ低山地の採集地 |
|
 |
カッシウスカクモンシジミ |
|
|