第1回:2001年 4月28日 ~ 2001年 5月 2日
 (1)自然について
 サンサルバドルから東部ザンデルの間は、山を含めて草原か疎林地帯が続いています。山の方に入って行っても、それは余り変わりません。その少ない山間の疎林も、コーヒー畑となってしまっていました。乾期の終わりのこの時季、コーヒーの葉は、すっかり萎れてしまって、実を付けるどころではないみたいです。
 地方の町シウダー・バリオスに泊まったのですが、街中には、人があぶれていました。6時になると店が一斉にしまってしまうのも、やはり問題があるからなのでしょうか。全ての人がそうではないでしょうが、ちょっと雰囲気が良くありません。とは言え、初日、協会(?)から結婚式を終え、皆から祝福され車に乗り込む新郎・新婦を見ました。なかなか、いい光景です。
 町から離れ道を行くと、擦れ違う人は、ちゃんと挨拶をします。しかし、なんと言っているか分からないので私は、”にこっ!”とするだけですが。
 サンサルバドルから北部の町チャラナンゴにも行ったのですが、この間も緑はなく、そして牧場も多く、自然の中に分け入ることは難しそうです。チャラナンゴより山岳部は、危ないので入らない方がいいでしょう。
 サンサルバドルと空港間が、一番緑が濃かったように思われましたが、如何せん宿泊できそうな町が見つかりませんでした。
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シウダー・バリオスの採集地 |
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リキディケヒメキオビマダラ |
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 (2)昆虫について
 結局、疎林の中で昆虫採集をしようとしたら、山間の森林を探すほかありません。それでも、余り見つけることはできませんでした。
 アゲハチョウは、初めてのモンテズママエモンジャコウアゲハや、アルカスマエモンジャコウアゲハ、イピダマスマエモンジャコウアゲハなど、メキシコで見かけたマエモンジャコウアゲハたちです。あとは、通り過ぎていったポリダマスアオジャコウアゲハやトアスアゲハ?がいました。タテハチョウは、数が多かったステレネスシロオビタテハやドクチョウ4種類。ヘカレドクチョウは、パナマやコスタリカ産とは、一部色彩が違っている個体もいました。イスメニウスドクチョウは、ハルモニアキボシマダラやリキディケキオビマダラの中に紛れ込んで翔んでいました。他のタテハは、数は非常に少なかったです。シロチョウは、ダイラキチョウが多く、アルガンテオオキチョウやセンナエオオキチョウも翔んでいます。イヌモンキチョウの雌を掴まえましたが、中米では、雄はまだ掴まえていません。ジャノメチョウは、ごく普通種のヘルメスアメリカジャノメ、シジミタテハは、貧弱そのものです。セセリも、多いとは言えません。シジミは、数は少ないのですが中には美しい種もいます。モルフォチョウは、ほんの時たま見かける程度で、メキシコとパナマで見たモンテズマモルフォでした。
 トンボは、中米で初めてハラナガイトトンボを見ましたが、川の対岸だったので採ることができませんでした。翅端が黄色い雄のハラナガイトトンボです。その他にも数が少ないのですが、面白いトンボがいます。
 セミは、何種類啼いていたのかよく分からなかったのですが、雌を3種類拾ったり採ったりしました。
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