夢惑う世界・昆虫たち 昆虫館<万華鏡> 昆虫万華鏡
夢惑う世界48 昆虫万華鏡<インド>

インドの採集地です

 第1回:2003年 8月11日 〜 2003年 8月14日

(1)自然について

ツマキチョウチェンナイ(マドラス)からベッロールへのバスの車窓から見た景色は、疎林であり水田地帯であった。ベッロールに近づくと小高い山が見えてきたが、そこも疎らに木々が生えた疎林であった。これが南インドの風景かも知れない。
ミヤマシロチョウその昔は、もう少し豊かな自然だったのかも知れないが、それにしても人が多い。道路は、人と牛と自転車とバイク、バスで埋め尽くされている。しかし街中でもチョウが悠々と舞っている国であった。

インドの採集地
インドの採集地
カワカミシロチョウ
カワカミシロチョウ

(2)昆虫について

エゾシロチョウ森林地帯を見つけるのは難しい。そして、もし見つけたとしても保護区となっているので許可書が必要となる。採集は、その近辺で行う他ないのである。
モンシロチョウ 南インドの森林地帯は、密林と言うよりも叢林である。従って昆虫類もそれに適したものが主流となる。
タイワンモンシロチョウアゲハチョウは、ヘクトールベニモンアゲハ、ベニモンアゲハ、シロオビアゲハ、オナシアゲハ、ルリモンアゲハ?(未採集)などがいる。
スジグロシロチョウシロチョウは、ツマアカシロチョウが4種、メスシロキチョウが2種、アウロタヘリグロシロチョウ、カワカミシロチョウ、ケイロニカアサギシロチョウなどと豊富に見かける。
タイワンシロチョウマダラチョウは、コレタルリマダラとセプテントリオニスコモンマダラ、カバマダラがいる。
ナミエシロチョウタテハチョウは、リュウキュウムラサキ、メスアカムラサキ、4種のタテハモドキ、インドホソチョウ、アタマスヒメフタオ、ウラベニヒョウモンなどである。
ウラギンシジミジャノメチョウは、メドゥスニセコジャノメ(未採集)1種だけを見ただけである。
ムラサキシジミシジミチョウは、カクモンシジミ、ハイノキシジミ、ドウケシジミ。?キマダラルリツバメなど種類は多くない。
ルーミスシジミセセリチョウも、オキナワビロウドセセリ、ハネナガセセリなど、これまた種類は少ない。
ウラゴマダラシジミトンボは、意外に種類、数も少なく殆ど見かけることはなかった。しかし、ここでも汎世界種のウスバキトンボは、ちゃんと飛んでいた。
チョウセンアカシジミセミは、1種後翅のオレンジの縞模様が美しいニイニイゼミの仲間がいただけである。
ムモンアカシジミハンミョウは、ハンミョウらしい斑紋を持った小形種が1種いた。そして、5cmはあろうかと言うオサモドキゴミムシは、壮観そのものである。
アカシジミ全体を通して南インドの昆虫相は、アフリカと東南アジアの混成地帯と言えそうだ。

インドの昆虫たち
sp7ハンミョウ クルギマメハナムグリ エウカリスツマアカシロチョウ ヘクトールベニモンアゲハ オクトグッタタニイニイゼミ
Fig.1id sp7ハンミョウ Fig.2id クルギマメハナムグリ Fig.3id エウカリスツマアカシロチョウ Fig.4id ヘクトールベニモンアゲハ Fig.5id オクトグッタタニイニイゼミ
マリアンネメスシロキチョウ ge5テントウ ge3キンカメムシ プティリチビシジミ ge1ヒョウタンゴミムシ
Fig.6id マリアンネメスシロキチョウ Fig.7id ge5テントウ Fig.8id ge3キンカメムシ Fig.9id プティリチビシジミ Fig.10id ge1ヒョウタンゴミムシ
セクスグッタタオサモドキゴミムシ ピグマエアヒメイトトンボ ge6アリバチ リビテアトガリシロチョウ コレタルリマダラ
Fig.11id セクスグッタタオサモドキゴミムシ Fig.12id ピグマエアヒメイトトンボ Fig.13id ge6アリバチ Fig.14id リビテアトガリシロチョウ Fig.15id コレタルリマダラ
コンゲネルホシボシシオミトンボ アモルハイノキシジミ ガルバチビチャマダラセセリ ge3ベニボタル sp3オオアリ
Fig.16id コンゲネルホシボシシオミトンボ Fig.17id アモルハイノキシジミ Fig.18id ガルバチビチャマダラセセリ Fig.19id ge3ベニボタル Fig.20id sp3オオアリ

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