夢惑う世界・昆虫たち 昆虫館<万華鏡> 昆虫万華鏡 昆虫万華鏡<インドネシア> |
6.6 昆虫万華鏡<インドネシア・ジャワ島> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
第1回:2008年 9月19日 〜 2008年 9月22日
(1)自然について 私が訪れた9月中旬は、乾期の後半だったせいか、ジャワ島東部の北側半分は、緑の森林を見ることはなかった。多分、二次林だろうと思うが、乾期には葉を落とす木々が植えられているようで見るも無残な光景としか言う他なかった。ただ、山に囲まれて川が流れているような場所には、村があり水田に利用されていた。
ジャワ島東部南側では、心落ち着くような緑が生えていたが、森林を見つけるのはなかなか難しいと思われる。水田や畑が広がる中で、民家周辺の川沿いに残された林が見つかったら幸運であろう。地元の人は、体を洗うのに川を利用したりする。そのお蔭で、小さな林も残ったりしているが、バナナやヤシが植えられていることが多く、当然、自然林ではない。
(2)昆虫について 北側の乾燥した地では、水田脇の小川が流れ、道路から崖下に位置する狭い範囲での採集となってしまった。
チョウは、ナガサキアゲハ、シロオビアゲハ(未採集)、一番多かったヤワヘリグロシロチョウ、タイワンシロチョウ、ウラナミシロチョウ(未採集)、綺麗なペリボエアカザリシロチョウ、一度だけ現れたウェリニアメスシロキチョウ、サリキチョウ、シルビアシジミ、ヒメイチモンジセセリ、ペルセウスコジャノメくらいである。
トンボは、何処にでもいるヒメトンボ、ハラボソトンボ(未採集)、ショウジョウトンボ、コフキショウジョウトンボ(未採集)、?イトトンボなどである。
他に、スズメバチ、アシナガバチなどのハチやダンダラテントウ、金ぴかなジンガサハムシなどである。
南側では、民家に挟まれた林内の川縁での採集となった。
チョウは、ナガサキアゲハ、シロオビアゲハ、デモリオンアゲハ、コモンタイマイ、アオスジアゲハ、クロテンシロチョウ、ブランダキチョウ、ウスキシロチョウ(未採集)、ルリモンジャノメ、ウスイロコノマチョウ(未採集)、ホルスフィエルディコジャノメ、リュウキュウミスジ、ネフテミナミイチモンジ、ヘドニアタテハモドキ、モニナイナズマ、トリゲルタコイナズマ、リュウキュウムラサキ、ヘベヒメフタオ、シルビアシジミ、タイワンツバメシジミ、パノルムスオナガウラナミシジミ、シメトゥスカニアシシジミ、?シロシタセセリ、ヒメイチモンジセセリなどである。
トンボは、イトトンボが2種とビセリアタホソルリハナダカトンボ、後ろ翅半分がメタリックグリーンの?ミナミカワトンボ、テルミナタアカスジベッコウトンボ、ハラボソトンボ(未採集)、コフキショウジョウトンボ(未採集)などである。
セミは、一種類啼いていたが、正体不明のままだった。ハンミョウは、川岸にヤツボシハンミョウがいた。ここでも、腹の先だけが黄色いスズメバチがいた。
バスで移動中、ジャンベル(Jember)からグレンモレ(Glenmore)の間、一部山越えがあったが国立公園?ではない自然林が残っていたので、採集には良さそうだった。
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