第1回:2004年5月8日 ~ 2004年5月12日
 (1)自然について
 道路沿いの景色は、枯れ草色に染められた何とも殺風景そのものである。多くの土地が牧場となっているため、柵に囲われている。丘、山なんて関係ない、柵に囲われていない所を見つけると云うことは、困難であろう。
 乾期末の今、木々も半ば葉を落としているので、瑞々しさは感じられない。ボアコは、山中にある街なのだが、やはりここも、牧場となっていて緑を探すのは大変である。しかし一箇所牧場間の森林を見つけた。そこには、ホエザルやオオハシが棲み着いている。
 (2)昆虫について
 とにかく網を開ける場所を探すのが先決である。今回は、北部山岳森林地帯ではなく、中部の山岳地帯にあるボアコに行って来た。街は、山中にあって申し分ないのだが、山々は既に牧草地へと化していた。
 牧場は、柵に囲われ中に入ることは出来ないし、森林も望めそうにもない。しかし、牧場の間に僅かに残った林を見つけ、何とか網を開くことが出来た。
 丁度今は、乾季から雨季への移行期であり、昆虫は、非常に少なかった。
 アゲハチョウは、見つけることが出来なかった。
 シロチョウは、センナエオオキチョウ、アルガンテオオキチョウ(未採集)、スタティラオオキチョウ、クロリンデオオヤマキチョウ、?シロチョウ、及びキチョウ4種である。
 ジャノメチョウは、リビエアメリカジャノメ、?アメリカジャノメ、そして北、中南米に広く生息するヘルメスアメリカジャノメである。
 シジミタテハは、ヒメシジミタテハ2種と?シロオビシジミタテハがいた。
 マダラチョウは、オオカバマダラとジョウオウカバマダラの2種である。
 タテハチョウは、弱々しく翔ぶアネモネフチキタテハ、緑の翅が美しいグラウケウラギンタテハやミドリタテハ、エワレテタテハモドキ(未採集)、カスリタテハ2種、エラトドクチョウ(未採集)、そして立派な体躯のオオカバタテハなどであった。
 シジミチョウは、バティルディスアイイロシジミ、ケラウヌスヒメクサシジミ、カッシウスカクモンシジミ、そしてアメリカカラスシジミ3種などである。
 モルフォチョウは、ヒアキントゥスモルフォが青い翅を煌めかせながら翔んでいる。
 セセリチョウは、オイレウスチャバネセセリ、2種のシロセセリ、他数種がいた。
 トンボは、数が少なかったが翅端が黄色いハラナガイトトンボ(未採集)を見た。ここにもウスバキトンボ(未採集)が飛んでいて、他にも4~5種を見たが採集できたのは2種だけである。
 セミも2種類?啼いていたが、採るには至らなかった。
 その他の昆虫は、もっと見つけられなかった。
|