夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> この一枚 |
4.1.2.12−13 この一枚 | ||||||||||||||||||
2004年11月21日 森みつぐ
2004年8月18日
ラオス、ルアンナムタにて ラオスの花は、旅に出る前から期待していた。多くの可憐な花たちが、林内に咲き競っている光景を夢見ていた。ところが全くと言ってよいほど、そんな花が見つからない。ラオスの花その1から延々と続くかも知れないなと言う皮算用は、何処かへと消えてしまった。
そんな折、周りの草の影に隠れて咲いていた愛らしい花を一輪見つけた。“そう!あんたを探してたの、やっと逢えたね!”
余りぱっとしなくても花は花、人間に見られるために咲いているわけではない。ひっそり咲いて、そして消えてゆく。ただ、それだけでいい。
2005年1月23日 森みつぐ
2004年12月28日
エチオピア、アワサにて アフリカ大地溝帯にあるアワサ湖の畔で採集していた。ある程度の森林を期待していたのだが、アワサ湖の周囲はサバンナであった。牛が放牧されていて、残された叢は何か癖のある草ばかりであった。湖畔には、背丈のある綺麗な花を咲かせた植物が茂っていた。そう、この花にも鋭い棘があった。
湖畔に咲いていたこの花は、水辺の花かなと思っていたら、次に行った山中でもこの花を見た。
サボテンも茂っていたこの地は、やはり乾燥した地であった。しかし、何処にでも心和らげてくれる花がある。
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