これまで台湾で3回昆虫採集をしてきたが、花々については少しも記憶に残ってない。台湾に限ったことではないが、デジカメを始めてから花々も撮影し始めたのだが、それ以前のことは余り覚えていなかった。久し振りに南山渓の谷間の林道を歩いていたら、ツツジを見つけた。前来たときも、"このツツジを見ていたのだろうな！"と思いながらカメラを向けた。

　"もっと多くの花が迎えてくれるかな！"と思っていたが、意外と少なかった。そう簡単に野の花は、顔を出してくれなさそうだ。

　ベトナム北部の中国との国境近くの山岳地帯に行ってきた。この一帯は、少数民族の人たちが多く住んでいるところである。山々は、山頂まで田畑に耕されていて、"昆虫や花を期待するのは無理かな？"と思いながら歩いていた。

　僅かに残された緑の中で、ひっそりと咲いている小さな花を見つけては、カメラを向けていた。