夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> この一枚
夢惑う世界4.1.2.12−7 この一枚

2003年3月1日  森みつぐ

フクシアの一種
2002年12月31日
チリ、プエルト・モンにて

 乾燥したチリの中部や北部を10日ほど旅をして、やっと緑豊かな南部へと下ってきた。飛行機の窓から下界を覗き込んでいたら、確かに緑が濃くなってゆくのが感じられた。プエルト・モンの空港から街までの道の両脇には、白いマーガレットの絨毯で埋め尽くされていた。
 早速、翌朝歩き始めると、妖艶な赤紫色のフクシアの花が迎えてくれた。時々、大きなインカオオマルハナバチも訪れる薫り立つところだった。

チリ南部の花1 チリ南部の花2 ツツジの1種
2002年12月/2003年1月
チリ、プエルト・モン、バルディビアにて

 ほぼ北日本と同じような気候の南部は、爽やかな風の吹き抜ける草原のあちこちにお花畑が広がっていた。



2003年5月10日  森みつぐ

ギンネムの一種
2003年4月30日
キューバ、トリニダーにて

 キューバの田舎道を歩いていた。サトウキビ畑が広がり、マンゴーの大木が民家の庭を埋めている。土薫る道には、目立たない小さな花たちが路傍に顔を出している。それに較べたら日本の路傍は、世界の花の博覧会そのものである。
 道の両側高くギンネムの一種と思われる愛らしい花が、この殺風景な景色に映えていた。

キューバの花1 キューバの花2 キューバの花3
2003年4月
キューバ、トリニダーにて

 ひっそりと咲き続けるキューバの花、そんな花たちをゆっくりと見つめていたいものである。

Copyright (C) 2003 森みつぐ    /// 更新:2003年5月11日 ///