夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 迷チョウ昆虫記 |
4.1.2.13−7 迷チョウ昆虫記 | |||||||||||||||||||||||||
2006年11月27日 森みつぐ 西表島のチョウも、最近は外来種で賑やかなようである。大富林道の展望台までの間でも、ツマムラサキマダラやヒメコモンアサギマダラの新参者(蝶)やもうすっかり顔馴染みになってしまったヤエヤマムラサキが、ごく当たり前の顔をして、この島の緑の中を翔んでいた。
展望台を過ぎ、暫くして薄暗い林道を歩いていると、一匹の白っぽいチョウに追い抜かれてしまった。"あれっ!もしかして、今のは・・・!?"ちょっと待てとばかり上り坂を駆け上がって、やっと捕まえてみると、網の中には、やはり思った通りシロウラナミシジミの雌が入っていた。その後、少し手を抜いていたシジミの採集もしっかりするようになった。そして、次の日には、白浜林道でも、雌を一匹採集したのだが、残念ながら雄は、多分見なかっただろう。
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シロウラナミシジミ(亜種 Jamides alecto dromicus)♀ | |||||||||||||||||||||||||
2006年11月27日 森みつぐ 今年は、先日、また新しい迷チョウ・シロウラナミシジミを掴まえたばかりである。昨年から久し振りに八重山諸島を訪れるようになったが、迷チョウに良く出会う。
今日も、大富林道をてくてく歩いていた。今年も、ツマムラサキマダラやコモンアサギマダラの迷チョウだったチョウが、西表島で繁殖しているせいか、手に網を持った人を多く見かける。展望台で一休みする。この先は、以前、余り道が整備されていなかったのだが、今は、西表島縦断道の入り口まで、綺麗に整備されている。昔、展望台の横には、クチナシの木があり、良くイワカワシジミを掴まえたものだが、伐採されたみたいで口惜しい。
"さてっ!"と展望台を出発して、まもなくアサギマダラが花に訪れていたのを見つけた。この辺では、アサギマダラは余り見かけないので、カメラに収めようとしたら、翔び立ってしまった。"仕方のない奴だな!"と思い、網を振って掴まえてみると、アサギマダラではなく、新鮮なタイワンアサギマダラだった。"あんたも、ここで繁殖したらすごいのにね!""それとも、ここで羽化した?"
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タイワンアサギマダラ(亜種 Parantica swinhoei swinhoei)♂ | |||||||||||||||||||||||||
Copyright (C) 2008-2009 森みつぐ /// 更新:2009年2月8日 /// |