夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 札幌 庭の花たち
夢惑う世界4.1.2.14−16 札幌 庭の花たち

2023年6月21日  森みつぐ

 昨年、カンパニュラ(つりがね草)の種子を購入して、プランターに蒔いてみた。予想外に種子はいっぱい発芽して成長していた。カンパニュラは2年草ということで、花が咲くのは翌年である。種子は小さいので密に蒔いてしまったのだが、そのまま密のまま各々成長しているようだった。少し大きくなった幼苗を花壇の日当りのいい場所に、7月中旬植え替えた。
 その後、プランターで大きくなった苗を8月下旬に、花壇の朝方に日陰となる場所に植え替えた。そして今年、雪融け後には、青々とした葉が現れた。無事、越冬したようであった。暖かくなるとともに、ぐんぐん草丈は伸びてきたのだが、去年、早く植え替えた方は、なかなか大きくならなかった。そして5日ほど前に、後植えの方が1mほどの草丈に白い大きな花を咲かせた。まもなく先植えの方も薄紫の花を咲かせたが、草丈は半分ほどであった。
 つりがね草の花は、宿根つりがね草(ヒアシンソイデス)の花を想像していたのだが、思っていたより大きな花で立派な花だった。今、プランターでカンパニュラの苗が育っている。これを何処に植えるかが問題である。今、咲いている花の後に植えられたらいいのだが、花はいつまで咲いているのか、そして種子を採るにはいつまで待てばいいのか、8月下旬までにこれらが終了していたら植え替えられるかも知れないと。草丈1mの花を植える場所は、あまりないので考えものである。


2023年6月28日  森みつぐ

 2018年、花壇を造ってから始めたフリージアの花だったが、屋内ではモヤシ状態の花を咲かせることができたが、やはり花壇で花を咲かせたいので、いろいろと試行錯誤してきた。その努力の結果、今年、一週間ほど前からフリージアの可憐な花が花壇で咲き始めた。今は、紫と赤の花が咲き、まもなく黄の花も咲くだろう。白は今まで一度も咲いたことがないので、植えた球根に白が含まれているかどうか分からないが期待したいものである。
 芽出しする秋に球根を植えると札幌の雪深い冬を越すことは出来ないので、芽出しを遅らせることを考えた。気温が下がって来ると芽出しをするので、暖房の効いた部屋に置いてみたところ、芽出しが抑えられることが分かった。今年、雪融け後に遅霜に注意しながらも花壇に植えたら、全球根が芽出しをした。室内で育てたときのひょろひょろの葉と比べて、しっかりとした葉となり、3ヶ月後に花を咲かせたのである。
 来年からもこの育て方で花を咲かせられそうだが、強風で倒れてしまうので、上手な対策を考えなくてはならないが、一本一本支柱を立てることは大変である。ただこの育て方は、雪融け後もまだ寒く、夏も涼しい札幌だからできることだと思われる。フリージアの球根は乾燥に強いということも良い方向へと向かい、花を咲かせたと思っている。


2023年7月5日  森みつぐ

 2019年11月初旬に百均でラナンキュラスの球根(3球入り)を見つけたので、どんな花か知らなかったが買ってみた。1つは花壇に、2つは鉢に植え室内に置いた。花壇に植えたのはその後全く変化がなかったが、鉢植えは11月中旬に芽が出てきた。葉が3枚出てきたのだが、結局、翌年1月には萎れてしまった。多分、水の遣り過ぎだったのだろう。
 冬に花を咲かせるフリージアの経験からラナンキュラスを育てるのは諦めていたのだが、昨年11月、ホームセンターで売れ残っていた球根が安く売っていたので、3年が経ち花に対する知識も増えてきていたので、何か上手い方法が考えつくかと思い3球入りを購入した。12月に入っても、まだ売れ残ってさらに安くなっていたので4球入りのを購入した。既に植え付ける時期だったのだが、前回と同じになってしまうので、3球は暖房のない部屋に、4球はフリージアと同じ暖房のある部屋に置いていた。
 そして今年、雪融け後、フリージアの球根と一緒に花壇に植え付けた。5月上旬には3球の方が先に芽が出て来て、一週間ほど遅れて4球の方も芽が出てきた。そして6月下旬には、3球の方が全て黄色い花を咲かせた。赤や白や桃など他の色の花が混じってなかったのは、残念であった。そして4球の方は、全く大きくならないままである。ラナンキュラスの球根は、フリージアの球根と違って、乾燥に弱いようである。この方法で、なんとか札幌の花壇でも花を咲かせることができそうである。


2023年7月12日  森みつぐ

 昨年、4年目のグラジオラスは蕾をいっぱい付けたのだが、綺麗に花を咲かせることがなかった。狭い花壇の中だけど、毎年何とか少しずつ場所を変えて植えていたのだが、これが連作障害なのだろうかと思った。ただ今まで一度もグラジオラスを植えたことのない別の花壇に余った球根を植えていたところ、そこもまた蕾は花開くことがなかった。
 これらのことから、多分、用土の影響ではなくて、球根側に何か原因があるのだろうと考えた。昨秋、残念だけど立派になっていた球根を全部処分して、今春、新しく球根を3つだけ購入して。去年に植えていたのと同じ場所に植えてみた。連作障害で球根が原因でないならば、今回も花開くことはないだろうと考えたのだが、今日、見事に淡い黄色の花が咲いた。長年育てていると球根に、何らかの影響が出てくるのだろうか。
 私には、その原因は良く分からないし、花壇の植える場所も狭まってきているので、原因を追究する余裕もなくなってきた。例えば、リン酸の多い肥料にすると改善すると思ったりしたが、グラジオラス専用に肥料を用意するのも、手間がかかって面倒臭い。今年植えた3球で、これからも出来ることを細々と試してゆくことにしようと思っている。


2023年7月19日  森みつぐ

 去年、5月末日に矮性のタチアオイを購入した。矮性と言っても草丈は、1m近くなる花である。矮性タチアオイは一年草の花なのだが、小学校の低学年のとき、学校手前の通学路にある牧場前にタチアオイが咲いていた。誰に教わったかは覚えていないが、花弁の付け根を開いて花にぺたっと付けてコケコッコーになったのを思い出して、一年草の花だけど購入したのである。
 そして一年前の今日、最初の赤い花を咲かせた。コケコッコーをすることはなかったが、秋遅くまで楽しませてくれた。種子は発芽しないかも知れないが、もしかしたらと思い採種しておいた。本当に一年草かどうか分からなかったので地上部は刈り取ったが、ひと冬そのままにした。雪融け後、残しておいた緑の葉は、そのままだったので無事越冬したかと思ったが、その後枯れてしまった。
 今春、プランターに植えた種子は予想外に芽を出し成長した。ある程度大きくなったところで花壇に植え替えたのだが、なかなか大きくならなかった。やはり駄目かと思っていたら。一週間ほど前にプランターに残しておいた株に小さな蕾が付いているのに気が付いた。そして翌日には、プランターから花壇に植え替えた。花茎もまだ伸びて来ないのだが、もしかしたら花が咲くかも知れないと今年も楽しみにしている。


2023年7月26日  森みつぐ

 秋にグラジオラスは、球根を掘り上げて屋内で保存してきたのだが、親球の周りには小さな木子が出来て、球根を掘り上げる時に、木子の幾つかが花壇に残ってしまう。球根は寒さに弱いのだが、小さな木子は、小さいが故に寒さに強く冬を越して、芽を出してくる。木子も大きくなると寒さをまともに受けて、枯死してしまうと思っていた。
 今年、今のところ蕾を付けた花茎が3つ出て来ていて、今日、その一つがピンクの花が開き始めた。多分、2020年にグラジオラスを植えていたところである。他の1ヶ所は2021年、残りの1ヶ所は植えたことがない場所だが、他の花を移植するときに紛れ込んだ(多分、2021年)ものと考えている。木子から2〜3年で、立派な花を咲かせることができる球根に育つようである。
 今年もそれら球根を掘り上げないで、来年も越冬して花を咲かせるかどうか見ようと思っている。もし問題がなかったら、これからは秋に球根を掘り上げないで育てようと思っている。もしかしたら越冬の可否は、球根を埋める深さに依るのかも知れないと考えている。今年は、3つ以外にもまだ咲きそうなので、しっかり花弁が開くことを期待したい。


2023年8月2日  森みつぐ

 今春、こぼれ種から芽生えたガウラは全てピンクかと思っていたのだが、花が咲き始めると意外にも白が多かった。かなり広い範囲から芽生えていたのだが、何とか親株の周囲に絞って放っておいたら、見事に1mほどのピンクと白の花で彩られたこんもりとした群落となって、いい風景を醸し出している。
 細い花茎が1mと高いので倒れないかと心配していたのだが、一つ一つの花は小さいので、然程、心配はいらなかったし、群落となったことで倒れにくくなっている。もう、これ以上植える範囲は広げられないのだが、今もその中にアシダンセラ、グラジオラス、そしてリコリスも植えられているので、上手く共生できたらいいと思っているがどうなるであろうか。
 半日陰の東花壇に数株植えて花を咲かすことができたが、強風で倒れてしまった。次の機会には、びっしり植え付けて倒れにくくしようかと思っているが、草丈の高い白よりも少し低いピンクを主体に植え付けた方がいいかも知れない。そして簡単な囲いも必要かも知れない。


2023年8月9日  森みつぐ

 今日、白い花のアシダンセラが2輪咲いていた。去年、初めて植えたのだが、蕾が出来ても花が開かずそのまま枯れてしまったりして、結局、9月下旬に1輪開花しただけだった。その場所は、前年にグラジオラスを植えていた場所なので、もしかしたら同じ仲間なので連作障害が出たのかなと思い、今年は、初めての場所に植えてみた。
 その場所は、今年、こぼれ種から育ったガウラに覆われてしまったが、その中でしっかりと育って来ていた。今日は、まだ2輪の花だが、いくつかの蕾があった。ガウラがちょっと邪魔だけど、まだまだ暗い紫色の中心部が華麗な白い花が楽しめそうである。アシダンセラは、花茎1本に数輪の花が咲くようなので、それもまた期待したいものである。
 連作障害のことを考えると、来年の植える場所に悩んでしまう。広い花壇ではないので、狭い場所で毎年植える場所を変えるのはかなり難しい。連続して2年3年と試してみて、どうなるか調べてみるのも一考かも知れない。いろいろなところに、少しずつ植えるのもいいかも知れない。今年の咲き具合を見て、来年からどうするか考えて見ることにする。球根は、やけに寒さに弱いということなので、必ず秋には掘り上げないとならない。


2023年8月16日  森みつぐ

 春、気付いたのは5月頃だったろうか、庭と公道との境界上に、初めて見る葉の植物が芽生えていた。境界上だが、公道の歩道側であった。この辺りで見てきた雑草とは違っていたので、抜き取ることはしないで、種類が分かるまでそのままにしておくことにした。6月草丈が10cmほどとなり、葉数も多くなってきたが、私には何なのかさっぱり分からなかった。
 7月に入って草丈も伸びてきたが、大きくなる植物ではなさそうだった。もし大きくなる植物なら邪魔になるので、引き抜く他ないかなと思っていたが、そうでもなさそうだった。7月中旬には草丈が30cmほどになり、蕾らしくものも幾つも現れ始めた。花が咲いたら種類も分かるかも知れないと思い、もう少し待つことにした。まもなく7月下旬と言うときに、一輪だけ小さなピンクの花を咲かせていた。
 初めてのムシトリナデシコ(コマチソウ)だった。北海道でも雑草化している外来種のようだが、この辺りで見たことはなかった。多分、小鳥の脚にでも付着してやって来たのだろう。来年は花壇の隅にでも植えて、彩りを添えてもらおうかと最初に花を咲かせたのから細かな種子を採った。あまりにも増え過ぎると困るが、ほどほどにこぼれ種で花壇に彩りを与えてくれることを願っている。


2023年8月30日  森みつぐ

 クロコスミアを植えたのは、2年前のことである。橙を5球、黄を5球植えて、開花を楽しみにしていたのだが、発芽をしたものの花を咲かせたのは、1株の黄だけだった。何が悪かったのか良く分からなく、もしかしたら塀際に植えたのが悪かったかなと思い、塀から少し離れた所に植え直そうかと思った。
 クロコスミアは植え替えを嫌い、植えっ放しにしていると良く咲くようになるようだったので、そのままにしておくことにした。2年目、期待して待ったのだが、葉は出てきたものの橙も黄も1つも咲くことはなかった。多分、葉は出てきているので枯死した訳ではなさそうなので、そのまま放っておくことにした。
 そして今年も、やはり発芽したのだが期待せずに待っていたら、7月に花茎が伸びてきて1株橙の花を咲かせた。その後、先日までに3株が全て橙の花を咲かせたが、黄はまた咲かなかった。なかなかまとまって咲かないので、ちょっと残念なのだが、あと2〜3年待つしかないのだろうか。クロコスミは南アフリカの花なので、札幌で球根のまま冬を越せるだけでも感謝しないといけないのかも知れない。


2023年9月6日  森みつぐ

 去年、チグリジア(トラフユリ)を初めて植えてみた。7月中旬から9月初旬にかけて花を咲かせるのだが、花の中心部がトラフ模様のちょっと妖しい雰囲気の花だった。残念なことにこの花は、一日花なので、ちょっと物足りなく感じた。12球の球根を植えて、赤、桃、黄、橙、白の花色があるようだったが、咲いたのは、赤、桃、黄だけで、全部で14の花が咲いた。
 花は花茎の先から一日花が幾つか咲いて、ときには、花茎が二又に分岐して咲くようだった。12球の球根が、全て咲いたわけではなかった。全部一斉に咲いたら見事なのだろうが、なかなか咲き揃うことはなかったのがやはり残念であった。
 今年は、連作障害があるということなので、少し場所を変えて、分球した球根を含めて全部で16球を植えた。今夏は暑かったからなのかは分からないが、今日まで毎日のように全部で48もの花が咲いた。でも、咲き乱れたという印象はなかった。そして花茎が強風で倒れてしまっていたので、やはり倒れないように支柱で支えないとならないようである。来年も、多分、分球して球根が増えていると思うのだが、もう植えるところはないのでどうしようか。


2023年9月13日  森みつぐ

 ルドベキアの仲間のオオハンゴンソウは、札幌定山渓の森林奥地の開けた場所でも草丈2mほどに育って繁茂しているので、花壇に植えようなんて言う気にはなっていなかったのだが、去年ホームセンターで矮性ルドベキアを見つけ、草丈が35cmほどとのことだったので購入して植えてみた。花壇では草丈が30cmにも満たないが、大きな黄色い花を咲かせた。ただ思ったより花数が少ないまま花期は終わってしまった。
 宿根草ということで、今春、期待していたのだが、株元に小さな葉が1枚あるのみだった。そのうち、その一枚も消えてしまい枯れてしまったようだった。当然、種子は採っていたので、プランターに蒔いていたのは、5月中旬に芽が出て来て、何とか育っていた。7月下旬、一番成長していた株を花壇に植え替えていたら、8月中旬に1輪が開花した。その後も順調に育っているようだったが、今のところ咲いたのは4輪だけである。去年は、多分3輪だから、矮性ルドベキアは花数が少ないのだろう。
 プランターの他の株は、なかなか大きくならなくて枯れてしまい、最後に残った1株も3枚の葉が1枚になってしまい枯れるかと思い、花壇に10日ほど前に移し替えた。駄目だろうと思っていたのが、今日見たら新しい葉が数枚芽が出ていた。しっかりした株となって、冬を越してくれたら嬉しいのだが、どうなるだろうか。


2023年9月20日  森みつぐ

 去年、種から育てたカンパニュラは、今年、大きな釣鐘状の青と白の花を咲かせた。花は、種子を採るためそのままにしていたが、枯れた花は茶色に干からびていて、あまり見栄えが良くなかった。6月から7月にかけて花を咲かせ、その後干からびた状態になったが、8月9月に2度咲きする株もあった。もしかすると花殻を摘み取っていたら、もっと2度咲きする花があったかも知れない。
 枯れた部分を取り除いてゆくと、株元に新鮮な緑の葉があったので、もしかしたら来年もと思ったりしたが、やはり2年草なのだろうか。もしかしたら発育が悪くて、2年目に花が咲かなかったのが、3年目も生き続けるのだろうかと思い、そのままにしている。因みに、干からびた花の基部には黒い小さな種がびっしり詰まっていた。
 今、来年に備えて今年プランターで育てた幼苗に植え替えたいのだが、今年の花を撤去しなくてはならない。同じ場所で毎年花を咲かせることは、なかなか難しそうである。カンパニュラの特徴を知るために、もう少し育ててみようと思っている。

Copyright (C) 2023 森みつぐ    /// 更新:2023年9月24日 ///