夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 札幌 庭の花たち
夢惑う世界4.1.2.14−18 札幌 庭の花たち

2024年1月10日  森みつぐ

 以前住んでいた方が植えていたスイセンが4品種あったのだが、その中に見たこともないスイセン、花の距の先が赤いクチベニスイセンだった。未だに、近くのホームセンターで売っているのを見たことはない。2020年秋に新たに買った2品種と併せて全て掘り起こして6品種の球根を陽がほぼ当たらない北花壇と半日陰の東花壇に理路整然と植え直した。
 2021年春には、ほぼ綺麗に咲いてくれた。2022年春も、小さかった球根も咲いたと思えて、見事に咲いてくれた。ところが去年の春は、数輪しか咲かなかった。その中でもクチベニスイセンは全滅だった。葉は伸びていたのだが、何が原因だったかさっぱり分からない。肥料も、それなりに与えていたのだが・・・。
 ただ球根を全て掘り起こしたつもりだったが、一部残っていたのだろう、最初クチベニスイセンが植えられていたところで、1輪クチベニスイセンが咲いたのが救いであった。昨年、葉が茂っていたので、今年は、花が咲くだろうと思っている。それよりもスイセンと共存して夏に花を咲かせる花を見つけようと思っているが、見つかるだろうか。


2024年1月17日  森みつぐ

 キキョウは、なかなかいい宿根草だと思っていたのだが、いろいろ植えたい花壇に草丈の高い花は極力避けていた。2021年、ホームセンターに草丈の低い矮性にキキョウが売られていた。ただ耐寒性が分からなかったので、いつもの通り売れ残って安くなるのを待って、夏の終わりに紫と白のキキョウを購入して、花壇に植えた。翌年の秋には、ピンクのキキョウも手に入れて植えた。
 矮性のキキョウは、酷寒の札幌も問題なく越冬したので、あとは増やすだけである。2022年種子を採り、2023年春4月下旬にプランターに蒔き、5月末には3品種とも発芽して成長した。花壇でも、キキョウの周辺でこぼれ種から発芽しているのも幾つか見つけた。そしてプランターで9月上旬にピンク、中旬に紫と白が草丈の低いまま花を咲かせた。ただ花壇で発芽したのは、花を咲かすことはなかった。
 9月下旬、プランターの株を花壇西と花壇東に移し替えてみたのだが、多分根付かないような気がする。今年は、ドウダンツツジの下の半日陰となる東花壇と日当りの悪い西花壇に直接種子を蒔いてみようと思っているが、どうなるだろうか。何とか花壇のあちこちに植えてみたい花である。


2024年1月24日  森みつぐ

 2021年5月下旬に購入したアネモネ・シルベストリスは、7月上旬に白い清楚な花を1輪咲かせた。アネモネと言うと、秋植えの球根で春に咲くのを思い出すが、このアネモネは、札幌の山地でも良く見かけるニリンソウに近いが草丈は少し高くなる。ただこの年は、あまり咲くことはなかった。
 翌年は、花茎がいっぱい伸びてきて多くの花が咲いた。寒さにも強そうなので、来年は株分けで増やそうと考えていた。花期は春から秋までのようだが、今のところ、5月と7月に咲いただけである。ずっと咲き続けてくれたらいいのだが、そうはならないようである。
 昨年2023年春に親株の近くに、別の株が発芽しているのを見つけた。こぼれ種から発芽したようである。ラッキーと思い、5月中旬に別の場所に植え替えたが、昨年は咲くことはなかった。多分、今年は咲くだろうし、また、こぼれ種から増えたらいいのにと思っている。今年は、採種してみようと思っている。


2024年1月31日  森みつぐ

 秋明菊は、ニリンソウと同じアネモネの仲間で秋に咲く花である。2021年の秋、花期が過ぎて売れ残っていた白い花の秋明菊とピンクの花の矮性秋明菊を購入して花壇東に植えた。翌年2022年、順調に成長して9月下旬に白い花が一週間遅れて10月上旬にピンクの花が咲き始めた。
 翌春に株分けでもして増やそうと思っていたら、2023年春に株の近くから、新しい株が2つ出ていた。白かピンクかどちらか分からなかったが、地下茎が伸びて子株が出来たようだった。早速、掘り起こして花壇東からお隣の花壇西と午前中のみ日が当たる東花壇に移植した。そして秋には、まだ数輪だったが花を咲かせた。2株ともピンクの矮性秋明菊だった。
 今春も子株が出来たら、風の通り道になっている西花壇にも植えてみようと思っている。もし草丈の高い白だったら、東花壇にでも植えるつもりだが芽出し時はどちらか分からない。今度は白も矮性があったら、購入して植え付けたいものである。半日陰でも育つ花は重宝する。


2024年2月7日  森みつぐ

 長寿梅は、花の好きな母への孫からのプレゼントの盆栽であった。梅とあるが、ボケの仲間である。既に6〜7年が経つ盆栽だが、今、また蕾が開きそうになっている。春から秋は庭に置き、冬は暖房のない玄関に置いている。ほぼ一年中、緑の葉をつけ、ときどき枯れたと思っても、まもなく葉を茂らすことを繰り返していた。そして赤い花も定期的に咲かせて、なかなか丈夫な木である。
 去年の秋も、葉が枯れてきた。いつものようにまた緑の葉が出てくるだろうと思っていたのだが、いつまで経っても出て来なかった。秋も深まり、庭から屋内に鉢を取り込んだのだが、相変わらず長寿梅に変化はなかった。今年に入り、とうとう枯れてしまったかと思い、水遣りも止めてしまった。春になったら処分するので、それまでそのままにしておいた。
 ところが先週、奥に置いていた長寿梅を見ると、赤いのが見えた。蕾が2つ見つかり、生きていたのである。良く見ていると緑の葉の芽も、幾つか見つかった。枯れた枝はしなやかさを失って少し曲げたらポキッと折れてしまうので、取り除いた。また水遣りを再開して、花が咲き始めるのを楽しみにしている。


2024年2月14日  森みつぐ

 黄色い花を咲かせるリシマキアを購入したのは、2021年6月だった。この頃は、まだ花の特徴も良く知らずに、花壇を埋めようとしていろいろな花を試し植えのつもりで購入していた。取り敢えず、新しく造った花壇東の塀際に植えておいた。購入したばかりだったが、まもなく挿し穂にして西花壇に植えてみた。
 冬も問題なく越して、株も広がってきていた。購入したリシマキアは、開花期5〜6月とあったのだが、札幌での開花は7月だけの一ヶ月も満たないものだった。できれば春から秋まで、ずっと咲き続ける花がいいのだが、ちょっと残念であった。しかし西花壇に植えた挿し穂も、花を咲かせていた。かなり丈夫で育てやすい花のようである。
 去年2023年、半日陰の東花壇に植えてあるイチイの下に植えたらどうなるかと、大きく広がった先で根を張っていたリシマキアを3つ切り取って、樹木下に植えてみたら根付いて花を咲かせていた。草丈も低く、グラウンドカバーにはぴったりの花のようである。ただ開花期間が短いのが残念である。多分、今年も他の花が敬遠しそうな場所に植えてみようと思っている。


2024年2月21日  森みつぐ

 2022年5月上旬、南西ヨーロッパの山岳地に生息するという白い花を咲かせるアレナリア・モンタナを購入して、花壇西に植えた。いっぱい蕾があって、多くの花を咲かせてくれたのだが、開花期が5月中旬から6月中旬と一月余りで、ちょっと物足りないのだが、寒さには強そうであった。夏には、また花期が終わって安く売っていた株を一つ買って、日当りのいい南花壇に植えた。
 翌春、雪が融けると常緑性と言われる緑の葉が現れていた。今年も既に南花壇の雪は融けて、去年よりもさらに一回り大きくなったアレナリアの株があった。花期は短いのだが、草丈が低く、札幌の寒さにも問題なく、勿論札幌の暑さにも問題なく適応できるので、あとは株の増やし方だけである。
 挿し穂を試しているが、まだ上手くいってない。私の挿し穂は、育苗ポットを使用せず、なるべき花壇に直接挿すのである。育苗ポットを使ってまでして増やそうとは思ってなく、少し雑に扱っても育つことのできるのを探しているのである。去年の秋、株分けしたのを日当りの少し悪い西花壇に植えたが、その結果は春にならないと分からない。その結果を含めて、挿し穂と株分けで増やす方法を会得するつもりである。


2024年2月28日  森みつぐ

 草丈が低く可愛らしい小さな花を咲かせるブラキカム(ヒメコスモス)を、ピンクの花は2021年6月中旬、紫の花は2022年6月上旬に購入して、花壇西の塀際に隣り合わせにして植えた。暑さ寒さも強くない花とのことだが、札幌の冬も無事に越している。ピンクと紫の花は、同じブラキカムの仲間だが、別種のようである。もう1種も植えてみたのだが、冬が明けたら枯れていた。
 ピンクの方は、根茎を伸ばして、その先で株が成長するようで、簡単に株分けが出来た。ただ植えたところが日当りがあまり良くない西花壇だったからか、花は咲かせたが株は大きくなっていない。紫の方は、株分けでなくて挿し穂をして、こちらも花を咲かせたが、同様に株は大きくなっていない。
 開花期間が6月から10月と非常に長いので、目立つ花ではないが気に入っている。今年は、西花壇に植えている株を、もっと日当りのいい南花壇に植えて様子を見ようと思っている。ただ半日陰の東花壇にも植えてみたいので、試し植えをして見ようとも思っている。


2024年3月6日  森みつぐ

 花壇を増設した2021年の4月下旬に、ホームセンターで早速見つけた草丈の低いシレネ・ユニフローラを購入して花壇東の縁に植えた。クリーム色の縁取りの葉を持つ、バリエガータと言う品種である。丸い風船状のがくで白っぽい花を咲かせて、なかなか可愛らしい。シレネの仲間は、横に広がるユニフローラの仲間の他に、上に伸びるムシトリナデシコも同じ仲間で種類が豊富のようである。
 花期は、4月から6月とあったが、札幌では、6月から11月まで咲き続け、花壇の主役ではないが脇役として十分な役割を果たしている。今は、花壇を縁取る煉瓦を乗り越えて垂れ下がっているのもまたいい。増やす方法も、挿し穂で案外容易く増やすことができたのだが、新しく植える場所がない。
 やはり日当りのいい場所を好む花なのだが、今年は、半日陰の東花壇や日当たりの悪い西花壇に植えて、何処までの半日陰に耐えられるか試してみようと思っている。花期が長く、グラウンドカバーにはぴったりであろう。


2024年3月13日  森みつぐ

 シレネ・ユニフローラより少し早く2021年4月下旬に購入して、別花壇の花壇西に植えた。花はユニフローラと同じように風船状のがくに白っぽい花を咲かせる。葉は斑入りではなく、緑一色である。花期は、ユニフローラのように長くなく、5月下旬から7月上旬にかけて咲いた。ただ両種、植えた花壇が違うので、もっと長く楽しめるのかも知れない。
 2022年ユニフローラと一緒に挿し穂して、西花壇に植えたところ、2つとも根付いて花を咲かせた。冬も無事越して株が広がってきているが、やはりユニフローラの方が広がりが大きいようだ。この年8月にも花を咲かせたので、植える場所によっては、花期も長くなるようだ。
 グラウンドカバーには長い花期のユニフローラの方が良さそうだが、今年は、半日陰の東花壇や西花壇の奥に植えてみて耐陰性を調べてみることにしている。またマツやイチイの下でも育つことができたらいいけどと思っているが、ちょっと厳しいだろう。


2024年3月20日  森みつぐ

 隣家でいっぱい咲いていた花弁の先が白くなる青く美しい花のオダマキ一株を掘り起こして譲ってくれたのが、2020年5月上旬のことだった。花壇を造って2年目のことで、まだ花についての知識はほぼ無かったのだが、2ヶ月もしないうちに枯れてしまった。直根性の花の移植は難しいと知ったのは、ずっと後のことだった。
 2021年5月に西洋オダマキを購入して、育て方の知識が増えていった。ただオダマキは、その後も購入していない。西洋オダマキは、花壇西、花壇東、東花壇、そして西花壇にも、種から育てたのを植えていった。去年の春、西花壇に冬を越した株が育って来ていたのだが、花が咲くと、それはオダマキだった。西花壇は隣家との間にある花壇なので、隣家の人に付着した種が落ちて、発芽成長したと思われた。
 今年は、種を発芽させて、幼苗のうちに移植すれば問題なく成長することを経験しているので、あちこちの半日陰の場所に植えようと考えている。オダマキは5月だけの開花だが、半日陰でも楽しめて、強い耐寒性があるのでいい。


2024年3月27日  森みつぐ

 最初から花壇に植えられているセントーレア・モンタナ(宿根ヤグルマソウ)、年々株が大きくなっていた。寒さにも強く重宝する花なのだが、ただ毎年うどんこ病で葉が白い粉を噴くので困ってしまう。でも青系の花は、貴重なので、今後も育てていくことになりそうである。
 一度、半日陰の東花壇に株分けしたことがあるのだが、数年後には消滅していた。明るい半日陰でも育つと思っていたが、多分、植付け後の手入れを怠ったからだと思っている。去年、株が大きくなり過ぎて、周辺の花たちの悪影響を与えてきていたので、どうしようかと考えていた。
 去年の夏以降、西花壇の北側3分の2に植えていたラミウムを北端1mほど残して撤去した。日当たりが悪く風の通り道だったので、セントーレア・モンタナを株分けして植えることにした。全部で6株、株分けをして晩秋までに植えた。そして先日、雪融けした西花壇を見ていたら、6株中3株から芽が出ていた。ちょっと物足りなかったけど、小さな株分けだったので、こんなものかも知れない。今後どうなるか楽しみである。


2024年4月3日  森みつぐ

 去年の1月末、南ヨーロッパ原産のキバナセツブンソウの開花株7鉢がホームセンターに売り出されていた。欲しかったのだが買っても、まだまだ庭は雪に埋もれているので、買うのを思いとどまった。一週間後行ってみると、すでに全鉢が売れてなくなっていた。数日後、また行ってみると、今度は、芽が出ていない株7鉢が売りに出されていた。でも、その後それはなかなか売れてなかった。
 2月下旬、そろそろ芽が出て雪が融ける頃には花が咲くかなと思って、1鉢を購入した。去年は雪融けが早く、3月中旬には花壇の土が出ていたので、3月18日に花壇に植えた。そして、4月5日に芽が出てきたのだが、結局花が咲くことはなかった。4月中旬、1株では寂しいので、もう1株購入した。結局、7鉢中で売れたのは、私の買った2鉢だけだったようである。今度は、植えるときに、どんな球根かと思って見てみたら、球根が2つあった。多分、親球と子球のようであった。こちらは、芽も出ることはなかった。
 今春、3月30日雪が融けた後見てみると、既に1株は黄色い蕾が開きそうになっていて、もう1株には、小さな黄色い蕾が2つと、葉だけのが3つあった。後で買った親球から小さいが2つの蕾が、子球から3つの芽が出てきたのであろう。凄い儲けものであろうか。来春の楽しみが、またひとつ増えた。

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