夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 札幌 庭の花たち |
4.1.2.14−21 札幌 庭の花たち |
2024年10月23日 森みつぐ 2020年秋に植えたダッチアイリスの球根、風が強く日当りのあまり良くない西花壇に植えた。2021年には、日当りのいい花壇に植え替えた。2022年には、その球根を最も日射しの悪い北花壇に植え替えた。そして新しく買ったダッチアイリスの球根を、花壇西のもっと日当りのいい場所に植えた。
最初、西花壇に植えたのは良く咲いたのだが、その後は、毎年2〜3花を咲かすだけにとどまっている。来年からは、日当りのいい花壇だけにしようと思い、北花壇で既に芽が出ていた球根を掘り上げて、花壇西に集約した。6球ほどを移し替えたのである。
その後、1週間もしたら北花壇から新たに芽が7つも出ていた。花壇西に植えていたのは、ほとんど増えてはいなかったのだが、最初に北花壇に植えたのは6球だから倍以上に増えたことになる。北花壇は、日当たりが悪いけど用土が良くて分球したのだろうか。あとで芽出しした7つは、そのまま北花壇に置いておこうと思っている。
2024年11月6日 森みつぐ 去年の夏以降に西花壇に株分けしたセントーレア・モンタナは、6株すべて根付いたようで少ないながらも花を咲かせていた。そして花壇西の親株は、相変わらず元気にいっぱい花を咲かせていたが、やはり葉っぱには白い粉を噴くうどんこ病に曝されていた。
メインとなる花壇西で、6月の花の時期はいいのだが、それ以外の時期は葉っぱの白い粉が見た目も良くないので、半日陰となるが東花壇のスイセンを植えていた場所に、先日移植した。一度失敗した場所に近いが、また失敗しても西花壇でも咲いている予備があるので良しとした。
葉っぱは、毎年冬には枯れてしまうのに、毎年うどんこ病が発生する。もしかしたら、根に菌が入り込んでいるのかと思ってしまうのだが、どうなのだろうか。半日陰の東花壇は、尚更うどんこ病にとって適地かも知れないが、来年も花を咲かせて欲しいものである。
2024年11月13日 森みつぐ 昨年の猛暑で、7品種あったセントポーリアは、2品種だけになってしまった。コネチカットと思っていた青紫色の花を咲かせるマイコと上2枚の花弁がピンクで下3枚の花弁が薄いピンクとなる花のボニータピンクである。マイコは、その後も定期的に花を咲かせていると言うか、買ったときの小さな鉢を変えてないのだが、今は、7株ほどに増えていて、葉が大きくなれずに小さな葉でびっしり覆われている。そして、今も咲いている。
去年の暮から今年の初めにかけて、新しいセントポーリア3株を購入した。1つは、品種名は分からなかったのだが初めて育てたマリと葉の特徴が似ていたので、そうだろうと思っていたら、花弁にピンクの斑紋が現れるサラであった。親株は買ってまもなく駄目になったのだが、葉挿しで育てたのが10月に咲いたのである。
残り2品種は、品種名は分かっていたのでネットで調べたらどんな花が咲くか分かるのだが、咲いてからの楽しみとして、そのままにしておいた。そのうち1つが、11月初めに花弁中心部がピンクの花を咲かせたアレスである。残る1つは、蕾が濃い紫をしているので、青紫色の花を咲かせるマイコに似ているのかなと思っている。多分、1週間以内に花を咲かせるだろう。今咲いていないのは、しばらく花を咲かせていないボニータピンクだけである。
2024年11月20日 森みつぐ 2022年5月上旬に、既に1輪花を咲かせているオキナグサを1株購入して、花壇西に植え付けた。薄紫の花弁と中心部の黄色い雄しべの色合いと葉茎花にびっしり密生した産毛のような毛もなかなかいい。秋には、タンポポみたいに白い綿毛になっているのもまた良く、雪が降るまで緑の葉が生き生きしているのもいい。
2022年は1輪咲いただけだったが、2023年は5輪に増えたので、秋に種を採り蒔いたり、翌春に再度、種を蒔いたりしたが、一向に芽は出て来なかった。今年2024年は、更に株は大きくなって10輪ほどの花を咲かせていた。順調に育っている間に、何とか株を増やしたいと思っていた。
花の時期も終わって、まもなくしてから株から50cmほど離れた所に植えたこともない葉が伸びていた。最初、何かなと思って見ていたが、どうもオキナグサのようだった。多分、去年のこぼれ種から発芽したようだった。種には発芽能力が失われていないようなので、来春も種を蒔いてみようと思っている。花が咲くのは、3年後のようなので、それまで楽しみにして待ちたい。
2024年11月27日 森みつぐ 今年、ピンクのブラキカムを南花壇に株分けしようと思っていたのだが、今一つ株が大きくなっていなかったので中止にした。ブラキカムの近くに植えていたリシマキアがどんどん広がってきて、ブラキカムが飲み込まれてしまったのである。しかし、それでもブラキカムは、リシマキアの間から顔を覗かせて花を咲かせていた。
リシマキアが勢いよく広がってきていたので掘り起こして、ブラキカムのエリアを広げたら、今夏、エリアいっぱいにピンクの花を咲かせていた。西花壇に株分けしたのが、あまり元気なく見えたのも、周囲の花に抑え込まれていたようである。ブラキカムのエリアを確保できたらいいのだが、西花壇では無理のようである。
来年こそは、南花壇に株分けしようと思っている。東花壇は日当たりが悪いし、西花壇の日当りのいいのは南側だけだが、いろいろな花がびっしり植えている。もし株が余っていたら、北側に植えて試してみるのもいい。開花期間が長い花なので、いろいろ試してみたいと思っている。
2024年12月4日 森みつぐ 2019年から育て始めたヨーロッパ、北アフリカ原産の高山植物アルメリア、最初に植えたところではそれほど大きく広がっていないが、しっかり根付いているようだ。6月が花期のピークだが、5月から9月まで少ないながら咲き続けている。こぼれ種で増えたことはないのだが、種から育てることができ、2022年西花壇の日当りのいい南側に植えた苗は、しっかり育っている。
その後、2022年8月中旬にホームセンターで売れ残って安くなっていた1株を購入して、日当りがいいが雨水の少ない南花壇に植えてみた。その株も翌年にはしっかり咲き、その後も株はそこに良く根付いているようだ。アルメリアは、常緑性で雪に埋もれるまで青々とした葉がなかなか見栄えしていい。
2023年春プランターで発芽させた苗を、秋に日当たりが悪いドウダンツツジの下の東花壇に植えたら、今年、何とか1輪だけだが花を咲かせていた。東花壇に植えられる夏に花を咲かせる宿根草を探しているのだが、来年の様子を見て、株を増やすかどうか考えてみようと思っている。
2024年12月11日 森みつぐ 毎年2株を育てているオステオスペルマム、去年の冬越しにクリーム色の1株が枯れてしまったので、今春、白から淡いピンクに色変わりする1株を植えて、今までの白い1株と併せて2株を植えた。枯らしてしまった株は、多分水の遣り過ぎで根腐れを起こしてしまったように思われた。
今年も株は大きく育ち、秋遅くまで花を楽しませてくれたが、残念ながら札幌では冬を越せないので、株分けをして鉢に植え替えようとした。株を掘り起こそうとしていたら、倒れていた花茎が動かない。良く見ると花茎が土と接触したところから発根して、しっかり根付いているのである。親株を掘り上げることなく、2株とも発根した先の花茎を鉢に植え替えた。
大きな親株2株は、そのままにして冬を越せないか再度試行となった。暖房のない屋内に置かれた2株は、蕾を付けている。多分、年を明けて日が長くなり、暖かくなったら花を咲かせ始めることだろう。来春を楽しみに待ちたい。
2024年12月18日 森みつぐ 2020年秋に、青、紫、黄の花を咲かせるミニアイリスを花壇の塀際に植えた。翌春から花を咲かせていたのだが、株が減少気味だったので、日当りのいい南花壇に植えたのは、2022年秋だった。草丈15cmほどの愛らしい早春の花で、クロッカスより少し遅れて咲くのだが、球根はなかなか増えないようだ。
アイリスは、連作障害があるようで、それが原因なのか分からないが、南花壇でも生育状態は良くなかった。その後、2023年2024年と売れ残っていた球根を安く買って、再度、花壇西や南花壇に植えたが、やはり株が広がるより縮小してゆくことになりそうである。
今秋も、塀と物置との間にある狭い花壇に、球根5球を植えた。来春、短い間だが可憐な花が咲くのを見てみたいと思っている。連作障害がある植物は、その扱いは大変なのだが、何とか長く育てて楽しみたいものである。
2024年12月25日 森みつぐ 最初にゼラニウムを購入したのは、2021年の2月下旬のことだった。それからずっと春夏秋冬、玄関に置いているのだが、いつもピンクの花を咲かせ続けている。厳寒の地・札幌では、残念ながら宿根草ゼラニウムは、屋外で冬を越すことは出来ないのだが、この良く咲く花の利用方法を考えていた。
2022年冬も終わり、売れ残って安くなっていたゼラニウムの白と赤の花を購入して、春、霜の心配がなくなってから花壇に植えた。それからは毎年、秋の終わりに鉢に植え替え屋内に取り込み、春にまた花壇に植えることを繰り返している。草丈もそれほど高くなく他の花の邪魔もせず、白と赤の花が花壇にいつも彩りを添えている。
今年6月下旬に、オステオスペルマムの株近くに4枚の葉の幼苗を見つけた。特徴的な茶色の斑紋のある広い葉で、すぐにゼラニウム赤だと分かった。こぼれ種から発芽したようだが、これまでピンクのゼラニウムの種で試してみていたが、一度も発芽しないので諦めていたのだが。今、屋内で最初の4枚は枯れたが新しく6枚の葉が広がってきている。来年は、まだ花が咲かないと思うが、花壇に植え直すのを楽しみにしている。
2025年1月1日 森みつぐ 2020年から植え始めたゼフィランサス、ことごとく失敗に終わっているが、白い花のタマスダレ2株が何とか生き延びていたけど、昨年越冬できずに残ったのは1株だけになった。ただその1株は、球根が増えてきているようだ。タマスダレは、寒さに強いと言われているが、札幌の寒さにはかなわないようだ。
ゼフィランサスは、耐寒性だけが問題でなくて、発芽率が非常に悪いのである。私の植え方が、下手なのかどうか分からないでいる。去年2024年百均で3球110円で売られているのを見つけたので、白のタマスダレ、黄のシトリナ、そしてピンクのサフランモドキを購入して植えてみたら、シトリナが2輪咲いただけだった。今度は、発芽はしたけど、花が咲かないのである。
ハブランサスもそうだったが、ゼフィランサスも冬は球根を掘り上げて室内で保管することにした。発芽率が悪く、発芽しても今度は花が咲かない。植え付ける花壇の用土が悪い訳ではないと思うのだが、ただ単に育てるのが下手だけなのかも知れない。今年も春に球根を植えて、何かヒントを得られたらラッキーだと思っている。
2025年1月8日 森みつぐ キンポウゲ科のトロリウスを最初に購入したのは、2021年春のことである。花壇東で6月に、花数は少ないながらも薄い黄色の清楚な花を咲かせていた。株は横に広がるとのことだったが、その後も株は大きくなることはなかった。翌年2022年春には、橙色の花を咲かせるトロリウスを購入した。
橙色のトロリウスも、ひっそり咲く花だった。出しゃばることもなく咲く花は、貴重である。昨年2024年春には、レモンイエローの花を咲かせるトロリウスを購入したが、残念ながらたった1輪咲いただけだった。植える場所が悪いのか、私の育て方がやはり悪いのか分からない。
昨年、トロリウスの隣に植えていた秋明菊がどんどんトロリウス側に広がってきていた。根が伸びてきて、トロリウスの近くで芽を出しているのである。秋明菊の親株を移植することは出来ないので、トロリウスを春に少し北側に移すことにした。ただトロリウス3株が、春まで生き延びていてくれたならなのだが。
2025年1月15日 森みつぐ オーニソガラムと書かれ売っていた白い花を咲かせる球根を購入したのは、2021年の秋のことだった。調べてみると、いろいろ品種があるようで、買ったのは多分、耐寒性のあるウムベラータムのようだった。翌春の5月中旬には、6弁の白い花を咲かせた。
40cmほどの細長い葉の間に。20cmほどの低い花茎が伸びて咲いている、ちょっと不思議な感じがする花だった。細長い葉に囲まれた中で花が咲くので、チョウなどは寄りにくいように思えるのだが、面白いものである。思ったより良く咲いたので、秋に球根を少し掘り上げて、別の場所にも植えてみた。
オオアマナは日当りのいい場所を好むようだが、植えられる場所を広げたいので、何処までの半日陰でも育つかどうかを試してみようと思っている。開花期間が少し短いのが難点だが、あまり手のかからない花なので、絶やさないようにしなくてはならない。
2025年1月22日 森みつぐ 秋明菊が勢力を広げてきたせいで、近くに植えていたトロリウスは弱ってきていて、そして同じように2株のミヤコワスレも花数が少なくなってきた。そろそろ今年は、危ないかなと思っている。小さな淡い紫の花は、何とも清楚なイメージであまり目立たないがなかなかいい。
ただ植える場所が、問題になるのである。いろいろな花を周囲に植えていると、仕舞いには他の花の中に埋もれてしまう。花壇には、空きスペースは限られているが移植する場所を考えている。株が、大きく草丈が高くない花の間に、植える他ないようである。ある程度の半日陰でも育つようなので、試してみるのも良い。
今、2株だけなので、株分けや挿し穂をして増やし、寄せ植えにすると賑やかでいいかも知れない。酸性土壌を好む花なので、それも考慮しなくてはならない。今春も秋明菊に負けずに芽生えてくれたら、最適な場所に植えなくてはと思っている。
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