| 夢惑う世界 |
|
2025年4月30日 森みつぐ 毎年、春になると今年は冬に地上部が枯れてしまう宿根草の芽が出て来るかと待ちながら、じっと花壇の土を見つめていることが多い。エキナセア9株のうち、去年植えた1株は少し遅くなったが、全て芽が出てきてひと安心した。今年も、去年採種した種を蒔くが、発芽してくれるだろうか。去年は、たった1品種だけが育ってくれた。一年草の矮性タチアオイ、去年種から育った最後の1株が何とか冬を越したので、今年も花を咲かせて欲しいと思っている。
ルドベキアは、毎回1〜2年で枯れてしまうのだが、何とか種から毎年花を咲かせている。去年、良く咲いてくれたルドベキアは、冬を越せなくて枯れてしまった。ただ、その種から育てた2年目のルドベキア2株は、何とか葉が出てきているので、今年も花が見られそうだ。コレオプシスは、雪融け後まもなく芽が出ていたので安心している。
オキナグサ、ケマンソウ、プルモナリアや秋明菊などは、丈夫なので心配していないが芽が出てくると嬉しいものである。去年、あまり咲かなかったので、場所を変えて植え直したリアトリスも芽が出てきた。短命と言われるガイラルディアも今年で5年目になるが、若葉が出てきているので、今年も楽しめそうである。
2025年5月7日 森みつぐ クロッカスに代表される早春の花もすっかり終わり、今はチューリップやスイセンの花が咲き始めているが、4月に晴れた日が少なかったからか少し遅れ気味である。雪融け後に芽が出て来て、最初に花を咲かせたのは、オキナグサであった。そして白やピンクのケマンソウも咲き出した。この次は、プルモナリアであろう。
去年の秋には既に葉が出ていたアネモネや年中葉が茂っているオーブリエチアも、しっかり花を咲かせている。去年4月に購入して植えたベニバナダイコンソウは、そのときに既に花を咲かせていたが、今年はまだ、芽が出て葉を広げてきたばかりである。いつ咲き始めるのだろうか。
昨日、去年採ったいろいろな花の種を、プランターに蒔いた。発芽するかどうかも分からない種をいい加減に蒔いているのだが、芽が出て来たら嬉しいものである。来週からは、気温が20℃を越える日が増えて来そうなので、楽しみに待ちたい。4月初めに植えたラナンキュラスも、かなり芽が出てきている。ただフリージアは、冬の間の球根保存に問題があったのか一つしか芽が出て来ていない。ときには、こういうこともあるかも知れない。
2025年5月14日 森みつぐ 4月20日頃、屋内花を花壇に植え替えたばかりのペチュニアは、他の花を手入れしているときに、誤って根元から折ってしまった。また去年こぼれ種から育った赤いゼラニウムは、強風で根元からぽきりと折れてしまっていた。ペチュニアは、たった1株だったのでがっかりしたが、折れた茎をそのまま土に挿していた。また今年咲くのを楽しみにしていたゼラニウムは、茎をカッターで切って、親株の隣に挿し穂した。
4月はあまり天気が良くなく曇ったり雨が降ったりと気温も上がらなかった。それが功を奏したのかその後、ペチュニアは小さいがピンクの花を2輪咲かせて、ゼラニウムはまだまだ花を咲かせていないが瑞々しい葉が茂っている。ペチュニアは、折れたまま茎を挿しただけなのに、根付いたようである。
同時期に花壇に植え替えたオステオスペルマム2株とニチニチソウ2株も、何とか生き延びているが、気温も20℃を越えてきたので、これからは生き生きと成長してゆくと思っている。チューリップが終わった頃、咲き出したらなお嬉しい。
2025年5月21日 森みつぐ 2022年に植えた斑入りのツルニチニチソウ、午前中しか陽の当たらない東花壇に植えているのだが、何とか蔓を伸ばしている。花が咲きにくいと言われる斑入りなので、花が咲くのは諦めていた。
最初に、モンタナマツの下に植えたのは枯れてしまったのかなと思っていたが、今年も斑入りの緑の葉を茂らせていたので安心していたら、5月に入り蔓の途中から何ヶ所か上に向かって伸びている茎を見つけた。“上に向かって蔓が伸びてゆくのかな?”と思い、見ていた。
先月から東花壇でも、青いヒアシンソイデスが咲き始めていた。玄関を出て左手を見るとその青い花が目に入るのだが、先日、なんか変だなと思い、良く見ると、青いヒアシンソイデスの隣に、同じ青いツルニチニチソウの花が数輪咲いているのに気が付いた。思っていたより大きな花で、上向きの茎に咲いているのである。これからは、毎年楽しめそうである。
2025年5月28日 森みつぐ 北米原産の高山植物レウィシアを1月下旬に、花期が終わり売れ残っていたのを7割引きで2鉢購入した。春になったら花壇に植えるつもりだったが、多分、上手く育てられないだろうなと思っていた。4月下旬に1鉢がピンクの花を咲かせたのだが、少し徒長気味のようだった。
5月下旬、天気が安定してきたので、花壇に移植した。花が咲いている1鉢は南花壇の壁際に、もう1鉢は花壇東にと環境の異なる2ヶ所に植えてみた。すぐ枯れるかなと思っていたが、枯れるどころか中心部から新しい葉が出てきていた。
南花壇の花はもう枯れてきていたのだが、今日、1輪のピンクの花が咲いていた。古い花茎だが、まだ花を咲かせていた。そして良く見ると、新しい花茎が1本伸びているのを見つけた。花壇東に植えたのは、その兆候はないが、葉が青々として元気に育っているようである。もし種が出来て、増やすことができたらいいのだが。その前に、夏、冬を無事越すことができるかどうかである。
2025年6月4日 森みつぐ アガパンサスの球根を最初に購入したのは、2023年春のことである。既に葉がかなり伸びていて、これでいいのかなと思いながら、3月下旬に花壇に植えてみた。4月になり、5月になっても、全く変化がなかった。札幌では無理なのかなと思っていたら、6月にとうとう枯れてしまった。
2024年、今年もう1回だけ試してみようと思い、今度は、4月中旬に植えてみた。去年のとは違い、葉は少ししか出ていなかった。植えるとき1球だと思っていたら、ちょっと小さいが2球入っていたので、ラッキーと思い植えたのだった。今度は枯れることはなかったのだが、花茎が伸びてくることはなかった。
今年春を迎え、今年は止めようと思っていたら、5月既に4枚葉が出ているアガパンサス1株を見つけた。1株だけだったが、楽しみがまた1つ増えた。まだ花茎が出ていないが、これから伸びてきて、花が咲くことを待ちたいと思っている。
2025年6月11日 森みつぐ ヒガンバナ科の黄色い花を咲かせるクリダンサスの球根2球を購入したのは、2023年春のことである。草丈が20〜30cmと高くなく、開花期間も5月下旬から7月下旬と長いとのことだったので、花壇に植えるのにちょうどいいと思ったのである。帰ってから調べてみると情報がほとんどなく、咲かない花として有名な花だった。その後、売れ残って安くなっていたのを2球買ったのだが。
6月下旬、葉が出てきたので少しは期待したのだが、やはり花が咲くことはなかった。球根は、耐寒性が強いとか半耐寒性球根との情報だったので、秋に掘り上げて保存することにした。球根は思っていた以上に分球していたので、札幌の環境はそんなに悪くないと思った。因みに、耐寒性を調べるために花壇に冬の間も植えっぱなしにしていた球根は、翌春消滅していた。
今年も4月に花壇に植えていたら、4日前1株の株元が黄色っぽくなっていたのだが、葉が枯れてしまったのかなと思っていたら、次の日、花茎が伸びていた。ただ花茎が、何処かに引っかかったのか、U字型にひん曲がっていて、花は咲かないだろうと思っていたのだが、昨日、黄色い花が咲いていた。ただ6弁の花弁は、4弁しかなく、少し残念だったが、札幌の花壇でも咲くことが分かった。花が咲くときは幅広く短い葉なのだが、花が咲かないときは幅狭く長い葉になるようだった。
2025年6月18日 森みつぐ 昨年春に植えたベニバナダイコンソウは、紅い花をいっぱい咲かせて楽しませてくれた。そして今春も、無事越冬して花を咲かせていた。6月に入ったある日、その近くで同じような高さに黄色い花が咲いているのを見つけた。花色が違うのが出てきたのかな、何だろうと思って、良く見るとベニバナダイコンソウと違い八重咲きの黄色い美しい花だった。
調べてみると西洋ダイコンソウのゴールドボールという品種の花だった。それは、ベニバナダイコンソウの株元から茎が立ち上がっていて、多分、生産元でベニバナダイコンソウのポットに偶然、西洋ダイコンソウの種が落ち、そして私の元に来たと思われた。去年は、多分、芽が出ていたけど気付くことなく、今春を迎えたと思われる。ラッキーである。
ベニバナダイコンソウは種を採って、今春蒔いてみたが、今のところ芽が出て来ていない。今年は両方とも採種して、再度チャレンジである。株が駄目になる前に、もう1株を育ててみたい。
2025年6月25日 森みつぐ 冬、屋内で育てたペチュニア、春、花壇に植え替えたのだが、私の不注意から枯らしてしまった。プランターに蒔いた種が、育つのを待つしかないと思っていた。そのとき花壇東では、見かけぬ葉が出てきていたので、もしかしたら種を蒔いたデージーが出てきたのかなと思っていた。
先週、その花が咲いた。ペチュニアであった。デージーは、まだ育てたことはなかったのだが、ペチュニアと間違うなんて何とも情けない。4株5株も咲いているが、全て紫色のペチュニアである。去年、この近くで咲いていたのも紫色だった。去年、植えていた場所に、今、新しいペチュニアの葉が出てきている。
もしかしたら、こぼれ種が越冬して、翌春に発芽するのだろうか。そうだとしたら、楽でいい。プランターに蒔いた種は、発芽しているが、まだまだ幼苗のままである。もし、ピンクの花が咲いたら、紫色と一緒に秋に種を蒔いて、来春を楽しみに待ちたい。
2025年7月2日 森みつぐ 今年4月、玄関前で見知らぬ葉の植物が生長していた。多分、スズメからの贈り物と思っている。玄関前辺りには、良くいろいろな植物が生えてくる。去年は、何らろうと期待をしたものの雑草そのもののセイヨウノコギリソウだった。路肩で咲いているのとは、栄養が違うのか葉の生育に違いがあって、花が咲くまで分からなかった。
3年前は、ピンクの花を咲かせたムシトリナデシコ、それ以前は、3年植えっぱなしにしていたサンショウバラである。ムシトリナデシコは、今年、花壇のあちこちでピンクの花を咲かせている。花壇では、栄養がいいからか大きな株になっている。サンショウバラは、西花壇で生長しているが、まだ花を咲かせていない。
先月咲き始めたのは、ハタザオキキョウ(カンパニュラ・ラプンクロイデス)であった。今回の件で近所の庭などを見ていると、あちこちで花が咲いているのを見つけた。多分、どの家もスズメからの贈り物のような気がしている。今年採種して、限定した場所に種を蒔いてみようと思っている。
2025年7月9日 森みつぐ 去年、根茎から発芽していた小さな株2品種を晩秋に鉢に植え替えて、冬の間屋内に置いていた。今春、日射し不足で徒長した茎を切って、花壇西に戻した。今年は、株そのものが小さかったせいか、なかなか花が咲かなかったのだが、6月下旬、やっと咲き出した。
5月、その花壇西に見たこともない葉の植物が生えているのに気が付いた。今年、あちこちで生えてきているムシトリナデシコとも違う。ひと月以上、何だろうスズメからの贈り物かなと思っていたら、6月下旬に咲き出したオステオスペルマムの葉と同じであることに気が付いた。
多分、去年大株になって、いっぱい花を咲かせていたオステオスペルマムのこぼれ種のようである。こぼれ種が冬を越して、今年発芽したものと思われた。今年、花を咲かせるかどうか分からないが、札幌の冬を乗り切ることができないことは、2回失敗しているので確かなことだろう。秋に、また鉢に植え替えて室内で越冬となりそうだ。
2025年7月16日 森みつぐ 去年の秋、鮮やかな花を咲かせるリビングストーンデージーを育ててみようと思って、種子を購入した。1年草ということなので、秋に少し花壇にばら蒔いて、今春、発芽するかどうか試してみたが、残念ながら、発芽することはなかった。
今年5月にプランターに種を蒔いたところ、2週間ほどで発芽していた。先月大きくなってきた5株を、花壇に移植していたのだが、先日、1輪薄い黄色い花が咲いた。細い花弁のすかすかの花で、開花期間も、たった2日間だけだった。1つの株から幾つもの花茎が伸びるのかなと思っていたのだが、今のところ、その1輪だけである。
花壇の空きスペース一面をいっぱいの花で埋めるためには、種をびっしり蒔く必要があるのだろうか。そもそもこぼれ種で毎年咲き続けて欲しいのだが、無理なことなのだろうか。今夏の状況を見て、来年の計画を立ててみようと思っているが、多分、毎年続けることは難しそうである。
2025年7月23日 森みつぐ 南アフリカの花クロコスミアは、2021年に球根を植えてから、既に5年目になる。黄と橙を各5球植えたのだが、最初、黄が1株咲いただけで、その後は橙だけとなっている。毎年、1株か2株だけが咲き、2023年だけが最多の3株が咲いただけだった。
一度、場所が悪いのかと思い、今まで植えていた塀際ではなくて、花壇の中央付近に5球植えてみたが、全く花が咲かなかったので、それは止めてしまった。花は咲かなくても、毎春、葉が出てきているので、全く環境的に相性が悪い訳ではなさそうと思って、そのままにしていた。
南アフリカの球根なのに、冬も植えっ放しにしてていいのは、大変助かっている。今年も芽生え葉が生長して、4株の花茎に蕾が付き、橙の花が開きそうになっている。植えっ放しにしていると良く咲くと言われているクロコスミア、そのようになって来ているのだろうか。
|
| Copyright (C) 2025 森みつぐ /// 更新:2025年7月27日 /// |