朝早く沼津を出てきて、午前中に石垣島に着いた。早速、宿を取り、バンナ岳へと向かった。万勢林道に入ってゆくと、やはり相変わらず何処かで工事をしている。以前この林道は、両端の上り口付近しか舗装してなかったのだが、いまや全線舗装している。

　ゆっくりと林道を歩いているとルリタテハを見つけたのだが、近付いても蔓性植物から離れようとしない。捕まえてみようとして、更に近付いてゆくと、ある程度の距離を保ちながらも少しずつ離れていった。

硬いサルトリイバラの葉っぱを食べている。どうしてこんなに硬い葉をと思うけど、蓼食う虫も好き好きであろうか。

棘だらけのイモムシ君だけれど、可愛らしいこと。

葉っぱの裏で一匹、前蛹になってしまった。そして小さいのは、脱皮していた。

葉っぱもなくなってきたので近くの愛鷹山で、サルトリイバラの葉を採ってきた。

新しい葉っぱを、もりもり食べている。よく食べる奴らである。

２匹目は、大きな蛹になった。多分、雌かな？

３匹目も立派な蛹になった。

一匹目が羽化した。やったね！

　順調に２匹目、３匹目も羽化しました。その後、静岡や山梨で採ってきた幼虫も育てたのだが、全てコバチに寄生されていた。やはり卵から育てたいよね！

　緑豊かな於茂登岳周辺もダムが造成され、少しずつ様変わりしてきている。林道という林道は、アスファルトで舗装され非常に物足りなさを感じる。そんな於茂登岳の山麓を歩き回って、帰りはバンナ岳を通って街中へと行く。

採ってきた食草には、目もくれず黙々と容器の中を動き回っているだけである。食べてよ！

今日も、まだ動き回っています。ひょっとすると、蛹になるのかも知れない。

軟糞もしないし体の色も変わっていないので、家の近くから、ヘクソカズラやアサガオの仲間、ヤブガラシを持ってきて与えてみたら、ヤブガラシを食べてくれた。良かった！良かった！

今日は、静かにしている。

捕まえたときの草は、食草じゃなかったみたい！黙々と食べてます。

大人しいけど、しっかり食べている。ヤブガラシは、何処にでもあるからどうぞゆっくりと食べて下さい。

どんどん大きくなってきます。

茶色っぽくなって、徘徊を始めました。

葉を綴っています。

セスジスズメのような蛹になっていました。多分、セスジスズメの仲間なのでしょう？

まったく気づきませんでした。知らぬうちに羽化して羽化用の網の天辺で死んでいました。口惜しいな！

　何と云うスズメガかなと思い調べていると、アフリカでも捕まえたことのあるケレリオギンスジスズメであった。アフリカから東南アジア、そしてオセアニアまで生息しているスズメガである。もう一度育ててみたいね。