夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 気まぐれ昆虫記
夢惑う世界4.1.2.9−8 気まぐれ昆虫記

2004年12月3日  森みつぐ

 秋の天城の山を歩き回りそろそろ帰ろうと思って、村落の間を下りてきたらアメリカセンダングサにいっぱい緑色した蛾の幼虫がへばり付いていた。アメリカセンダングサなら家の近くにも根を下ろしているのがあるから食草には困らないと思い、その中で一番大きな幼虫を捕ってきた。

2002年9月21日 終令29mm
 容器いっぱいにアメリカセンダングサを入れておいたが、余り食べない。環境が悪いのかな?

2002年9月22日 終令
 朝から容器の下に敷いているティッシュの間に入り込んでいる。

2002年9月23日 終令
 背中が茶褐色になって歩き回り始めた。もう少し小さいのも捕ってくれば良かったみたい。いつも食草に困っているので、ついつい少ししか掴まえてこなかった。残念!

2002年9月25日 繭15mm
 ティッシュの間に薄い繭を作っている。土に潜って蛹になる見たいだ。

2002年9月26日 蛹11mm
 早くも蛹になってしまった。成虫は、来年かな?

2003年7月12日 羽化
 ヨトウガが羽化していました。そうすると幼虫は、ヨトウムシ。そう言えば、そういう行動をしていた。


キスジツマキリヨトウの終令幼虫
キスジツマキリヨトウの繭
9月21日 終令幼虫 9月25日 繭
キスジツマキリヨトウの蛹
キスジツマキリヨトウの成虫
9月27日 蛹 成虫


2004年12月2日  森みつぐ

 黒っぽい毛虫を見ると、熊毛虫かなと思ってしまうのだが、よくよく見ていると少しずつ違う。林道を歩いていると、その黒い毛虫を見つけた。“う〜ん!多分終令だろう?”ヒトリガであることは間違いないだろうが、さて何というヒトリガなのだろう?大きいよ!

2003年8月2日 終令60mm
 あんたは、食べるのがお仕事。葉っぱはいっぱいあるから食べて!でもこの長い毛、何とかならないものかね。無精なんだから。

2003年8月4日 繭
 容器の上隅で、丸まりながら繭を作り始めた。葉っぱを丸めて枝の上で繭を紡ぐのだろうが、ここではそんな場所はない。ごめん!

2003年8月7日 蛹 24mm
 あの長い毛を纏った繭の中で、艶々の蛹になっていた。イモムシ君の大きさに比べて蛹は、少し小さいような気がする。イモムシ君にとっては、大きなお世話かも知れないが。

2004年5月16日 羽化
 10日振りにニカラグアから帰ってみたら、フタスジヒトリが羽化して、既に背中の毛が剥げ落ち死んでいた。残念!


フタスジヒトリの紡ぎ始めの繭
フタスジヒトリの繭
2003年8月4日 紡ぎ始めの繭 2003年8月8日 毛だらけの繭
フタスジヒトリの蛹
フタスジヒトリの成虫
2003年8月8日 蛹 2004年5月16日 成虫


2004年12月3日  森みつぐ

 昼間、会社の生け垣であるツツジの少し枯れた葉っぱに、一匹の可愛いイモムシ君がへばり付いていた。紅い縦筋のある、ちょっと毒々しいが、“おお!綺麗じゃない!どんな蛾かな?”葉っぱとともにイモムシ君をバッグにしまい込み、“帰る時間まで大人しくするように!”、ときちんと言い聞かせてから、またお仕事。

2003年11月13日 終令32mm
 ツツジの葉を食べている。もう秋、少し枯れた葉だったので、家の窓辺に植えられているツツジの葉から美味しそうな葉を選んで容器の中に入れてあげた。

2003年11月14日 終令38mm
 大人しいイモムシです。食事も僅かしか食べません。

2003年11月15日 終令30mm
 今日も少ししか食べません。もうそろそろ蛹になるのかな?

2003年11月17日 終令30mm
 徘徊し始めた。いい場所が見つからないかも知れないけど、早く蛹になって。

2003年11月19日 繭
 余ったツツジの葉を綴って粗い繭を作った。立派ではないけど、鳥の目に付くところなのでこんな状態の方が目立たないのかも知れない。

2003年11月24日 繭
 まだ縮こまっているだけで、蛹になってませんでした。

2003年11月27日 蛹20×5mm
 ちょっと平べったい蛹になっていました。筒状よりは安定していいのかも知れない。

2004年5月28日 成虫
 幼虫の時と比べて、やけに目立たない蛾が羽化していました。

キハダケンモンの幼虫
キハダケンモンの繭
2003年11月13日 幼虫 2003年11月19日 繭はどこ
キハダケンモンの蛹
キハダケンモンの成虫
2003年11月29日 蛹 2004年5月29日 成虫

Copyright (C) 2005 森みつぐ    /// 更新:2005年8月21日 ///