で き ご と |
飛雄馬の心理状態 |
準決勝で左門の熊本農林と対戦。1打席目はスレスレのボール球を見逃しの三振。 |
牧場から聞かされた身の上話で情に流されそうになるが、勝負の鬼に徹する。→(+1) |
第2打席は、左門の独り言を聞かされたとたん、目が涙にかすんでフォアボールを与える。明子が、野犬を追い払ったエピソードを思い出す。 |
左門の家族のことを振り払おうとするほど、自分の繊細な感情が刺激されてしまう。↓(−2) |
第3打席は、猛烈なライナーを飛雄馬がキャッチ。さらに折れたバットが飛雄馬を襲うが、絶妙の反射神経で叩き落とし、引き換えに左手親指の爪を割ってしまう。以降、何とかスローボールでかわし、最後は伴のサヨナラ3塁打で勝利する。 |
自分の爪を割ったことに左門の執念を感じるとともに、翌日の試合に向け士気を下げないよう、一人不安を抱えて悩む。↓(−3) |
花形の紅洋と決勝戦。あまりの激痛に、初回からスローボールを投げ、花形の第1打席は敬遠のフォアボールで切り抜ける。 |
全力投球できない不甲斐なさと、怪我を隠し、ひたむきに勝負に徹したい気持ちとが葛藤する。↓(−4) |
第2打席は、敬遠気味のボールをライトへ大飛球。第3打席は、2死2塁から突然のスピードボール。花形の打球はレフトに達するが、バックホームでスリーアウトを奪う。伴が星の出血に気がつく。 |
たとえ自分が怪我を明らかにしても、控え投手・小宮は甲子園では通用しない。そんな先輩投手の立場に気を使い、血染めのボールの件を胸に秘めるよう花形に懇願。互いのスポーツマンシップをたたえ合え、マウンド上で抱き合う。↑(−2) |
第4打席は、ボールが血ですべり、絶好球がサヨナラの3ランとなる。ホームランボールをもらった花形が、血染めのボールを見て星のアクシデントに気がつく。 |
甲子園から帰京。長屋では伴から全てを聞かされた家族、そしてご近所が、暖かく飛雄馬を迎える。 |
みじめな敗戦により敷居が高い思いであったが、暖かい出迎えに感動。巨人の星を目指して、不死鳥のごとく羽ばたくことを一徹に対し誓う。↑(+2) |