三岐鉄道 DB15形
DB15形(151・152)
 1945(昭和20)年、日本車輌製造で新造された海軍用15トン機である。2軸ロッド式で、車輪径は710mmしかなかった。終戦のため不要となり日本車輌製造で保管されていたものを三岐鉄道が購入することになり、DB151が1952(昭和27)年11月、DB152が翌年8月に竣功している。三岐通運<三岐鉄道の系列会社で1951(昭和26)年10月設立>が国鉄関西本線八田駅構内の小野田セメント(現太平洋セメント)名古屋サービスステーション(以下SS)で名古屋市交通局の地下鉄などの建設工事用セメント輸送貨車の入換えを行うため、152が1954(昭和29)年8月に三岐通運に貸渡という形で移籍し名古屋SSで活躍した。また、151も1961(昭和36)年2月に三岐通運に移籍し、富田駅構内の入換え専用となった。
 その後、152が1965(昭和40)年4月故障を原因に引退し、急遽DC301が導入された。また、151もED222にバトンタッチし同年8月に廃車となった。

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2016.8.13 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 内燃機関 馬力(HP) 回転数 牽引力(s) 台車
DB15 151・152 6500×2200×3040 15.00 SHV-8 150×1 1500 不明
車輌画像
三岐鉄道 所蔵

水野照也氏 撮影

DB151

1954.10.14

富田機関区

日比義也氏 所蔵

DB151

撮影日不明

東藤原

日比義也氏 所蔵

DB151

撮影日不明

東藤原

三岐鉄道 所蔵

DB152

撮影日不明

東藤原

三岐鉄道 所蔵

DB152

撮影日不明

東藤原

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