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ED22形(222) 1926(大正15)年6月、米国Westinghouse(ウエスチングハウス)社が電気機器、Baldwin(ボールドウイン)社が車体を製作したもので、信濃鉄道2号機として輸入された。1937(昭和12)年6月、鉄道省(現JR)に買収されて大糸線の一部(松本〜信濃大町)となりED222に改番され、飯田線へ転属して活躍した。1954(昭和29)年には、西武鉄道多摩川線の電化入線試験に貸し出された。その後、三岐鉄道が富田駅入換用として1955(昭和30)年6月〜翌年1月に借り入れていたと思われる。1956(昭和31)年1月に国鉄で廃車となり、同年9月に三岐鉄道ED222として竣功した。凸形機で三岐鉄道では小型のため電車故障時の救援牽引や富田駅構内の入換作業に使用された。しかし、保守部品の調達が困難でED301にバトンタッチし、1984(昭和59)年8月26日の「さよなら運転」を最後に引退し9月に廃車された。 幸い、三岐鉄道沿線の大安町(現いなべ市)に寄贈され、宇賀川橋梁付近の児童公園で静態保存されていたが、屋外展示のため保存状態が悪く、2014(平成26)年8月に三岐鉄道が再び譲受し、三岐鉄道OBの手により修復作業が進められた。現役時代とは若干形態が異なるものの美しく蘇り、2016(平成28)年6月より西藤原駅で静態保存されている。 僚機のED221は弘南鉄道で除雪用として活躍、ED223は松本電鉄ED30形301として静態保存されている。 |
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2016.8.13 更新 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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