三岐鉄道 ED5081形
ED5081形(5081・5082)
 1970(昭和45)年1月東芝府中工場で製造された新東京国際空港公団ED5080形5081・5082で、東武鉄道佐野線の葛生から佐野市までの成田空港建設用砕石輸送に活躍した。東武ED5060形と同一仕様で製作され、空港完成と共に1978(昭和53)年11月、東武鉄道へ編入された。新造当初から重連総括制御が可能で、ED5060形との重連運転も可能であった。2003(平成15)年9月の貨物輸送廃止に伴って不要となり9月23日のさよなら運転を最後に引退した。すぐ三岐鉄道が譲り受け、翌10月にトラック輸送で回送された。
 それから長らく、保々車両区や伊勢治田駅構内で留置されてきたが、2010(平成22)年からED5082の改造工事が始まった。ED45形459のような右運転台化やデッキ拡幅などの改造は行わず、ED5081形への形式変更、塗装変更、ATS機器・三岐社紋取付程度の工事のうえ、翌年3月に竣功し、デキ200形202に代わり、スノープロウを装着し東藤原駅に配備され、冬期除雪用に活躍してきたが、ED5081も改造工事が完了したことから、2015(平成27)年6月より2輌固定編成を組んでいる。また、入換作業などを考慮して、運用開始後にデッキステップがED45形と同じ段数に改良された。
2016.8.13 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 主電動機 出力(kW) 牽引力(s) 歯車比 台車
ED5081 5081・5082 12000×2720×4093 45.45 MT-40B 142×4 5280 17:72 TT54
車輌画像
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ED5081(譲受時)

2003.10.9

保々車両区

ED5082(譲受時)

2003.10.9

保々車両区

ED5081

2004.2.1

保々車両区

ED5082

2003.11.4

保々車両区

ED5081

2014.9.29

保々

ED5082

2011.7.23

保々車両区

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