三岐鉄道 トム500形
トム500形(501〜509)
 トム500形は15トン積車で、側面中央部に鋼製両開戸を持つ国鉄トム1・5000形を1950(昭和25)年5月の譲受使用認可時に付けた仮形式と思われ、1950(昭和25)年10月の設計変更認可でトム504〜508が有蓋車のワム200形215・209・216・217・210に改造されたのを最初に、1951(昭和26)年3月の認可でトム501・502がワム200形218・252、同年12月の認可でトム509がスム400形401、1952(昭和27)年3月の認可でトム503がスム400形402に改造されている。車輌の経緯を下表にまとめる。
製造所 製造年 鉄道院〜省 鉄道省
1928.改番
三岐鉄道
トム500形
汽車製造 1914.12. ト21600形21870 トム1形235 トム501
天野工場 1915.11. ト21600形22992 トム1形1331 トム502
鉄道省小倉工場 1924.3. ト24000形28650 トム5000形9484 トム503
天野工場 1917.10. ト24000形24378 トム5000形5373 トム504
日本車輌製造本店 1918.5. ト24000形25094 トム5000形6085 トム505
不明 1918. ト24000形25559 トム5000形6544 トム506
日本車輌製造本店 1920.7. ト24000形27365 トム5000形8210 トム507
日本車輌製造東京支店 1920.10. ト24000形27651 トム5000形8492 トム508
鉄道院旭川工場 1914.11. ト21600形22205 トム1形559 トム509

注:汽車製造は現川崎重工業、天野工場は現日本車輌製造東京支店

※ トム500形の写真、資料等をご提供頂ける方はご連絡(メール)お待ちしております。
2004.10.31 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 荷重(t) 実容積(m3) 軸距 備考
トム500 501 7760×2438×2394 6.77 15.00 36.41 3962 ワム218化
502 7760×2438×2394 7.15 15.00 36.41 3962 ワム252化
503 7760×2438×2394 7.30 15.00 36.41 3962 スム402化
504〜509 7791×2467×2410 7.00〜7.84 15.00 36.41 3962 ワム215・209・216・217・210・
スム401化
車輌画像
画像募集中





Copyright (C) Satoshi Nanno. All rights reserved