update 2007. 12. 2
踏 破 日 | 2007/11/23 |
コースタイム | 10:10〜12:00 |
歩 行キロ | 3.5q |
累 計キロ | 151.7q |
踏 破 率 | 30.8% |
JR蒲原駅〜JR由比駅 |
(前の旧道はのんびり蒲原宿へ戻る)
蒲原駅を過ぎた県道396号線(旧国道1号線)は東名高速をアンダークロスして西へ向かうが、由比宿が近づくと旧街道は左手の東海道本線と並走する脇道となる。ここは舗装道路ながら交通量の少ない落ち着いた道である。 |
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脇道へ入り神沢川を渡ると程なく由比一里塚跡がある。ここは日本橋から39里目の一里塚である。
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やがて道が鍵状にジグザクとなるこの付近が旧由比宿の入口で、かつて木戸があったところとされる。宿場出入り口の道筋をこのように意図的に折り曲げるのは、万一の外敵からの襲撃をかわすためと言われている。 旧由比宿へはいると程なく右手に「お七里役所跡」の石版が目につく。これは家康の第十子・徳川頼宣が駿府から紀州へ国替えになった際、江戸将軍家の動向を情報収集するために七里ごとに設けられた駅伝式の連絡所跡である。ここには脚力・弁舌に優れた「お七里衆」が複数名常駐していたそうである。 |
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宿場跡の中心付近にさしかかると右手に「由比本陣公園・東海道広重美術館」がある。かつての本陣跡を復元整備のうえ一般公開しており、これは是非立ち寄りたい。なお公園内には広重美術館のほか「由比本陣記念館」「東海道由比宿交流館」も併設されている。 さて500円払って「東海道広重美術館」へ入館する。箱根関所以来久々の有料施設となるが展示はなかなか見ごたえがあり、旧街道ファンのみならず広重の浮世絵(錦絵)に関心のある人にもうってつけの施設である。ちなみに自分が来訪した際には特別展として中仙道の作品を展示しており、興味は尽きなかった。 |
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本陣公園の反対側には「正雪紺屋」があるが、ここは江戸時代初期の軍学者(倒幕家)由比正雪の生家である。
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さて時刻は11時を少し過ぎた頃で昼食には早かったのだが、ここ奥駿河湾は桜えびの名産地であり、何か食べてみようかなと思っていたところ正雪紺屋の隣に「桜えびそば」(600円)を見つけたので早速注文してみる。 揚げたての桜えび満載のかき揚げ、そのサクサク感がたまらなくこりゃ美味い。昔の旅人もここで桜えびに舌鼓を打ったのかも知れない。
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道が由比川を渡ると旧宿場町は終わる。目の前に山が迫ってきた。本日はこれから薩埵(さった)峠越えが待っている。
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旧宿場町は出たものの、旧道らしい雰囲気に満ちたローカルな商店街が続いている。この道は「由比桜えび通り」と名づけられており、桜えびをモチーフにしたアーケードがあったりと町おこしに宿場町共々桜えびが使われているのが良くわかる。
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JR由比駅前に着く。駅の向こうはもう駿河湾である。この駅前に大きな町の案内板(右図)があり、撮ってみる。桜えびマークがいかにもこの町らしい。なお旧東海道部分を緑色に塗ってみたので参考にしていただきたい。 さあ本日のハイライト、薩埵峠へのチャレンジである。 |
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→次は絶景なり薩埵峠です。