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  update 2008. 1. 9    

踏 破 日 2008/1/2
コースタイム 12:30〜13:25
歩 行キロ 3.0q
累 計キロ 203.0q
踏 破 率 41.3%

 
カルガモは昔も今も

JR六合駅〜JR島田駅
 

(前の鉄道忌避伝説と藤枝宿へ戻る)

 

   明けて平成20年。早くも1月2日に「歩き初め」とあって凄い気合と思われるかも知れないが、実は年末年始の九州旅行から帰京する際に時間を少々捻出して充当したのが今回区間である。果たして今年はどこまで歩けるだろうか?

   さてスタートは国道1号線の六合駅前交差点、旧東海道は右手の道をとる。例により交通量は少ないが道幅の広い舗装道という、脇道の典型例のような道である。(左折すると六合駅前である)

   

       

  

   この付近には取り立てて述べるような史跡はなく、先ほど分岐した道も程なく国道1号線に合流してしまうのだが、のんびり歩いていると大津谷川を渡る橋からカルガモの群れを発見した。

   これは江戸時代からある意味で最も変わらない光景かもしれない。冬のこの時期、毎年のようにこの川に飛来しているのだろう。

 

       
 

   さて旧街道は島田宿目指して西へ続く。そしてこの付近から国道1号は北寄りのルートをとるために右へ緩やかに曲がっていくが、旧街道は島田市街を通るため左の道をとる。

 

    
    

   島田の商店街が始まると程なく右手に島田一里塚跡、ここは日本橋から52里目の一里塚である。

 

     

 

   島田駅が近づくと商店街は賑やかになり、銀行等の大きな建物も目立つようになってきた。そのなかに「刀匠碑」と「問屋場跡」の碑が並んで建っている。

  「刀匠碑」は刀鍛冶を顕彰した碑である。島田の地には室町時代から名だたる刀鍛冶が多くいたそうで、今川氏・武田氏・徳川氏に高く評価されていたと言うことである。

   「問屋場」は大名や役人が宿場を通行する際に人や馬の提供を受けたり荷物の積み替え業務を行なっていたところで、通常は宿場の中心に設置されていたようである。

      

   

   ここ島田には芭蕉の句碑がいくつかあり、これは島田信金前にあるものである。

   するがの国に入りて
         するがぢや はなたち花も ちやのにほひ  
                                                                                     はせを

 

   ここの交差点を左折すると程なくJR島田駅に出る。   

  →次は大井川河川敷に立つです。