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巡礼初日 |
いざ発心、巡礼の路へ! |
第一番 霊山寺 第二番 極楽寺 第三番 金泉寺 |
平成28年12月30日巡礼 |
「四国遍路」--- いざ発心の道場阿波国(徳島県)へ! 初めての遍路、今の自分は身にまとう巡礼用品も無ければ「般若心経」の暗誦もできないレベルだが、これは巡礼が進むにつれて身につけようと思う。まずはスタート地点に立ちたい気持ちでいっぱい、「いざ発心」と言ったところ。今回はまず高速舞子から神戸〜徳島線の高速バスを使い四国入りする。東京〜舞子は青春18きっぷを使ったのでなるべくJRに乗ろうと考え、鳴門線鳴門駅から池谷乗換えで高徳線板東駅へのルートを採ってみた。 |
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高速舞子から明石大橋・鳴門大橋で四国へ | |
さて遍路の旅スタート!と降り立った板東駅は無人駅、それは先刻承知としても実にひっそりとしている。まぁ寒い年末の今頃から遍路をスタートする者も少ないのだろう(春・秋は遍路のシーズン)。人通りの殆ど無い道をのんびり10分ほど歩き、第一番札所の霊山寺に着いた。 |
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高徳線板東駅に降り立つ | |
「第一番札所霊山寺(りょうぜんじ)」--- 順打ちの場合、発願の寺となるこの寺は大伽藍ではないが第一番札所らしい格式を感じさせる境内の佇まいである。特筆すべきは遍路に必要な用品がここで全て揃うことで、納経帳・納札はもちろん袈裟・金剛杖・すげ笠・念珠・経典なども販売されている。販売価格も幅を持たせて各種取り揃えているので大変有難い。 その中でもこれは素晴らしいと唸ったのが下写真の「四国遍路ひとり歩き同行二人・地図編」で、これは歩き遍路にとっては必携の書としてお勧めできる。自分もその内容の詳しさ・正確さに本日以降何度も助けられることになる。 |
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霊山寺山門/左のお遍路さんはマネキン人形 | |
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概ね3年ごとに改定を重ねている | 本堂にて |
参拝を終え、第二番の極楽寺へと歩く。ここの札所間は近く、県道12号線を西へ15分歩くだけ。楽な巡礼だが今後の長丁場を思えばこれはほんの序の口と言ったところだろう。 「第二番札所極楽寺(ごくらくじ)」---山門をくぐると右手に伽藍が伸びているのでこれが参拝順路、でも自分以外に殆ど参拝客がいない。やはり年末なのでこんなものなのだろうか、と思ったりした。 |
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極楽寺の山門 | |
さてここでおすすめ情報をひとつ。先の第一番霊山寺で遍路用品が全て揃うと書いたが、実はこの第二番極楽寺でも揃う。これなら霊山寺で何か買いそびれても大丈夫、自分も御影の保存帳(写真右)をお寺の人に勧められて購入した。
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極楽寺で勧めて頂いた保存帳 | |
次の金泉寺までは30分ほど歩く。県道に沿った小径では遍路の道標に至る所で出会う(写真右・下参照)。古いものも有れば新しいものも有って、遍路の歴史の長さを感じさせる。 |
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「第三番札所金泉寺(こんせんじ)」--- 遍路道を歩いて来るとなぜか境内右手から入ってしまうが、正しくは(遠回りでも)山門から入るべきなのだろう。ここも本日は閑散としている。境内には鐘楼があり、参拝者も撞けるのでゴォ~ンと撞いてみた。 さて参拝を済ませ納経帳にご朱印を頂くが、寺のかたが大変丁寧に接してくれて当方もこころ和んだ。たとえ参拝者が少なくても納経所に常駐されているのは「ほとけさまに仕える」気持ちの表れなのかも知れない。 |
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金泉寺本堂 | |
手順前後ではあるが境内を出るときに山門をくぐる。ここから高徳線の板野駅までは10分ほどで着く。明日は大晦日だがいくつの霊場を打てるだろうか?このエリアは距離的に札所間が近いので、目標としては第十番切幡寺までは行きたいが・・・。
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金泉寺の山門を出る |