… あとがき …
海底には「風」はありません。 だから多杖を呼んだのは何だったのかというと、何かの強い想いを乗せた普通の人には見えない「流れ」だったのかも知れませんね。久しぶりの「海底ファンタジー」に戸惑いつつ、のんびりと時間を掛けた執筆になりました。 多杖も多矢も自分の感情を抑え込むタイプですから、とにかくお話のキャラとして動かすのは大変で、どうしても周りが頑張ることが多くなり、影の薄いメインキャラがさらに目立たなくなったかな〜と言う気がします。脇キャラくらい、きちんとしゃべってくれれば、もっとスムーズに行ったのにねえ……本当にまどろっこしいふたりです。 後日、今回入らなかった、多矢の両親の話を書きたいなと思ってます。年の差カップル〜しかも側女(そばめ)だし。今までになかった関係なので、どきどきです。多岐がかなり悪者っぽくなってしまった今回なので、少し立場を良くしてあげたいなとか……。短いお話ですけどね。それから、次は次世代バージョンで沙羅と亜樹の一の姫の話を書くつもり。現代物を間に挟むかどうかは今考え中ですが、皆さんのご意見を聞きつつ進めていこうと思います。もちろん、自分の好きな作品を書くことに変わりないんですが、同じくらい書きたいの気持ちがあった場合は「読みたいです」のひとことでくらりと来ますから(笑)。 ではでは、今後ともどうぞごひいきに。ご縁がありましたら、また違う作品でお目に掛かることを楽しみにしてます。 2004年2月9日 |
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